2009/01/01

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新年早々風邪を引いて寝込んでいました。避けようのない寝正月。
今年もいいことありそうな。

ところでRSSで見ていたら「炎のいけにえ」のサントラ(要iTunes)が本年正月に新規追加になったとか。
新年早々なかなか気色良いジャケット。モリコーネってこういうクズ映画でもちゃんと仕事するからえらいなあ。そうだ、これを新年の誓いにするか。どんな仕事でも一生懸命すること、、、か。仕事がそもそも見つからない人々には失礼な話だな。

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2008/01/01

新年のご挨拶

新年のご挨拶

壁が汚れてるなあ。

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2007/12/25

愛媛vs川崎

天皇杯準々決勝 愛媛 vs 川崎F(埼玉)(J's GOAL)

「レッズのいない埼スタ」を見るのも面白かろう、と思って愛媛、川崎、浦和のサポでは全然無い、という縁もゆかりも無い自分だけれど観戦。愛媛がホームの埼スタなんて二度と見られない可能性もあるし。

スタジアムに近づいていくと徐々に川崎サポの声が響いてきたので、「意外に入っているのか?」と思ったけれど、残念ながらそんな事もなかった。
チケットはぴあで前売りを買ったけれど、物凄い前の席。
全てのエリアが「余裕があります」という状態ではあったけれど、ここまでとは。

しかし、サッカー専用スタジアムで前の席ってのはいいね。
こんなに近くで中村憲とかジュニーニョを見たことって無かったなあ。
ってわけで写真を何枚か撮影。

中村憲剛1(167KB)

中村憲剛2(142KB)

中村憲剛3(128.5KB)

中村憲剛4(126KB)

引き上げる中村憲剛とジュニーニョ(142KB)

試合は序盤愛媛が浦和ゴールを陥れたサイドから攻撃開始。
中盤では中村憲を2人がかりで取り押さえ、DF陣も3ラインが間延びしないように注意している事が横から見てよく分かった。
川崎というチームはやっぱり「中村憲のボールタッチ数」が「攻撃手順遂行度」の指標なんですな。

前半はそんな感じで互角の争い。
しかし残念ながら後半の愛媛は息切れ。でも息を切らしても気持ちを切らさなかった選手の根性は賞賛すべきもの。
猛攻を仕掛けながら2得点しかできなかった川崎だけど、途中から「お役ご免」系の交替を連発して戦力温存に務め始めたからやむを得ないところはあるか。

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2007/12/18

ACミランvsボカ・ジュニオルズ

ミランがクラブチーム世界一! ボカに大勝(スポナビ)

ひょっとしたら
「決勝は浦和の3位決定戦に漏れなく付いてくるオマケ」
くらいに捉えている客ばっかだったりして、と思っていたけれど、そんな事もなかった。
でも、となりに座っていた浦和サポのご夫婦はそのとおりだったらしく、決勝戦が始まってしばらくしたら帰ってしまった。

トヨタカップ末期からガチンコ守備で欧州勢と観客を悶絶させてくれた南米勢。
ところが今年のボカは先制された事もあってか意外に攻撃的に振る舞ってくれて、前半は結構盛り上がった。
「へ〜、こんなに高めにライン採るんだねえ」みたいな。

好調ぶりが伝えられていたミランは、確かに全員の動きが良かった。ボネーラはともかく、マルディーニがあんなにガンガン上がっていくとはなあ。

そんなミランの波状攻撃は後半になってから次々と実ってしまい、終わりの方ではボカ側の集中力が切れて退場者出現。
ミランもインザーギを引っ込めてカフーをゲスト出演させてしまうという守備固めに入ったので、盛り上がった分、冷え込みぶりが際立つという展開に。
しかもカフー出場後、少しは盛り上げようと思ったのかカラーゼが退場になって采配台無し。
さらにぐだぐだ感を際立たせてくれたのはミランのオウンゴール、、、って場内放送されたんだけど、今日サカダイを読んだらレデスマに訂正されてたな。

やっぱり互角に戦おうとしちゃあダメなんだ、ということが改めてよく分かった今年の決勝戦。リケルメがいたらボカの戦い方は違っていたのかなあ。ミランの気合いが相当なものだった、ってのも見込み違いだったかな。

動画を見るにはQuickTimeが必要です。

ボカのビッグフラッグ1
ボカのビッグフラッグ1

ボカのビッグフラッグ2
ボカのビッグフラッグ2

高松宮妃殿下をエスコートするマルディーニ
高松宮妃殿下をエスコートするマルディーニ

オープニングセレモニー
オープニングセレモニー(9.5MB)

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2007/12/17

浦和vsエトワール・サヘル

浦和がPK戦を制し、世界3位に輝く!(スポナビ)

曲がりなりにも各大陸王者同士の試合がダブルヘッダーという日程ながら去年までは「それがどうした」感ありありのオマケみたいな3位決定戦。
しかし浦和が参戦した今年は訳が違う。
新横浜駅は凄まじい混雑ぶり。皆さん小机までは行かないんですな。行かれたら小机駅がパンクしそうだけど。

しかし肝心のチームメンバーは阿部が怪我でもしたらベストメンバー規定(笑)にでも引っかかりそうな満身創痍ぶり。
しかも負傷欠場がポンテと闘莉王だし。

自分的にはパンフを買ったりメールの返事を書いたりと色々していたら会場入りが遅れて既に浦和は1点ビハインド。
あらら、なんだこれ? と思ったらPKですか。

最終的には浦和はセットプレーから、エトワール・サヘルは相手のミスとPKから得点した。この事実がこの2チームがどんなチームか、という事をよく表している気がする。
ただ、エトワール・サヘルが「俺らカウンター以外しないし」と割り切ってるのに比べると、メンバーがいつもとはちょっと違う浦和はその辺の合意がチーム内で共有されていなかった模様。割と軽率なミスで失点、という普段の浦和では有り得ないプレーが飛び出たのは、そんなところに原因があったのかも。

途中から見始めたので、そういうフォーメーションかと思っていたんだけど、復活なった山田暢は最初トップ下だったのか。自分が見始めたときは既に右サイドに移動してウイングバックというよりもサイドバックみたいな動きを披露していた。
多分、相手がごくごくシンプルに「奪う→サイドに展開→ドリブル→対応次第で斬り込むorクロス」という攻撃を頑固に続けてきたので、その対応か。
とにかくスピードのあるドリブラー揃いのエトワール・サヘルを相手にするとネネの足の遅さが寒さとともに身に染みる。途中から斬れ込んでくる相手には基本的に鈴木啓が対応してた。
ただ、攻撃が単調、というのはポンテ不在の浦和にも言える事で、本当ならペースを変える能力がある阿部をセンターバックで使っちゃったという時点で結構厳しい。
内舘か堀之内にCBやらせて、阿部をMF起用するわけにはいかなかったのかなあ。
MFのメンバーを見ると彼をMF起用すると守備的になりすぎる、って監督が危惧したのかなあ。
でも、坪井、阿部、ネネって並んだDF人を見ると「重量級があと1人欲しい」というアジア杯時のA代表と同じ感想を抱いてしまったりして。岡ちゃんも岩政呼んだ事だし。

後半はエトワール・サヘルがペースを握るものの、意外にシュート精度は低いんですな。ワシントンってやっぱり得難い人材なんだなあ。それと長谷部、消える癖が直ってないな。

最後のPK戦。相手の息の根を止める大殊勲を挙げた都築は全く笑わなかったけれど、
「相手の2点目をちゃんと止めてりゃ、こんなことせずに済んだのによ」
と、自分に対して怒っていたんだろうなあ。
エトワール・サヘルは、ロスタイムでわざわざGKを替えていたので、ひょっとして「マグネティック・ハンド」とか呼ばれてアフリカ大陸で恐れられているPKストッパーなのかも、と思ったけれど、そんな事もなかった。むしろ阿部のPK職人ぶりが際立った。来シーズンからはPKを全部彼に蹴らせた方がいいよな。

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2007/12/01

草津vs京都

2007 J2 第52節 草津 vs 京都(J's GOAL)

最終節だから久々にちゃんと見るか、と敷島にお出かけ。
似たような事を考えた人間が多かったらしく、メインスタンドへの入口は長蛇の列。
それでいながら観客数が5778人ってのはどうなんですかね。本当にJリーグ基準のスタジアムなのか不安になる。

試合は前半6分で京都の田原が右サイドからの鋭いクロスを押し込んで先制し、その後も一方的な京都ペース。
降格後の京都をちゃんと見るのは最終節にして初めてだった気もするが、守備ラインを低めに取って攻撃は助っ人ブラジル人にお任せ、という「J2最強、でも川崎に惨殺された」チームは影も形もなく、森岡、手島、角田というライン上下とカバーリングには一家言持つ守備陣が、常に前線との距離を一定に保ち続ける。さすがゲルト・エンゲルスとフィリップ・トルシエの申し子達。前線に残り続ける田原も積極的にプレスをかけ続けるなど、全員攻撃全員守備。パウリーニョがベンチにいたのは怪我ですか?
そんな狭いフィールドで草津はミスを連発。挙げ句松下だったかがPKを与えてしまう。
これが決まったらあと何点失点するのか分からんな、と思ったが、これはGK本田がはじき返す。直後、カレカがCB2人の間を割って抜け出しシュートを放つもポスト。
これで草津が落ち着きを取り戻すも、ペースを握るには至らず。特に全体的な押し上げが遅く、カレカや高田がポストで落としたボールを見殺しにする事多数。

そして後半。
京都がビッグチャンス(田原だったか?)を迎えるも、本田が右手1本で弾き返しピンチを逃れると、主導権が草津に移り始める。
この後はほとんど京都陣地内で試合が展開。
「全員サッカー」が徹底されているが故にDFラインが下がると律儀に中盤も下がっていく京都は、押し込まれるとなかなかペースを取り戻せない。
その押し込まれっぷりは、ドローで終わった直後にとなりのオヤジが
「あ、そう言えば草津負けてたんだっけ」
と呟いたほど。
あるいは、
「守備は大丈夫そうだから」
と植木監督に4トップを選択させたほど。
ロスタイムまで粘った挙げ句に同点にされたが、草津唯一の「得点の嗅覚を持つ選手」カレカの怪我がなかったら逆転もあったかも知れない、と思わせる後半だった。

しかし今の京都守備陣には秋田の衣鉢を継ぐ「当たりに行く選手」がいないのだな。
このままだと入れ替え戦は厳しそう。特にセットプレー時の守備とか。

そして試合終了後、
「さっさと帰ってJ1優勝争いを見るか」
と帰り道を急いでいたら、職場からの連絡を受けて急遽出勤する事になってしまい、鹿島の劇的な逆転優勝を見逃してしまう自分だった。

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2007/01/01

遅ればせながら年始のご挨拶

明けましておめでとうございます。
このような拙文を貴重な時間を割いてご高覧頂いている旨、大変に感謝いたします。
旧年は上半期末と下半期末で仕事が立て込んでいたり、いろんな意味で燃え尽きかけていたりと色々あって更新が滞った時期がありましたが、このように続いているのもひとえに「見てくれている人がいる」というだけで、モチベーションを新たにする事が出来たからです。
これからもよろしくお願いします。

さて、年始の挨拶というと思い出すのが赤瀬川原平の「外骨という人がいた!」(Amazon.co.jp)で引用されている宮武外骨の言葉。
年始の挨拶の葉書版・年賀状という物はかつて年始の回礼が終わった後に書くのが通例だったそうで、要するに「年賀に書くから“年賀”状」というのが正統だったらしい。
「官が『年賀状は何日までに』なんて言うな」なんて事を書いているところをみると、年賀に着くから、という考え方は郵便制度が確立してからなのかも知れない。
つまり、年末の繁忙期を更に込み入らせる「年末に年賀状を書く」という行為は単に郵政側の都合に乗せられただけという見方も出来る。

という事は元日になってから年賀状を電子メールで送る、という行為は全くもって日本の伝統に則った正しい行為であって、むしろ「伝統」と「電脳」の幸福な融合とすら言える。

てな訳で、個人的には郵政公社が
「年賀状を出すと電子メールで年始の挨拶を送るよりこれだけ省資源化に繋がります」
という具体例を挙げてくるまで年賀状を書く気には全くならない。
え? 電子メールを使えないおじいちゃん、おばあちゃんへは礼を失してしまうって?
会いに行きなさい、会いに。年賀状を書かない分、身体が空くでしょう。

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2005/09/18

草津vs仙台

2005 J2 第32節 結果(J'sGOAL)

京都戦に大敗した挙げ句に守備の要・斎藤小川を失ってしまい、一体どうやってバロンとシュウェンクを止めるのか、という疑問を抱きながらの観戦。

チェルシーみたいに「1つのポジションに同レベルの選手を2人以上集める」というローテーション方式なんか予算規模が100分の1以下の草津ではとてもとても。
斎藤レベルの選手を見つけるのがそんなに大変か?ということはともかく。

草津の回答はチカ籾谷という高さのあるDFにこの2人をケアさせ、久々先発の小田島がスイーパーとしてカバーリングを行う、という無難なもの。
チカを真ん中に据えて攻撃的リベロとして振る舞わせる玉砕戦術だったら面白いな、と思っていたが、手塚監督にしてみれば面白いどころではないんだろう。
もっともチカは3バックはあまり性に合わないらしく、ミスが目立って精彩を欠いた。
京都戦で孤軍奮闘しすぎて疲弊しているのかも。

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2005/09/05

草津vs徳島

2005 J2 第30節 結果(J'sGOAL)

草津の左SB・チカはいい。
でかくて、速くて、強くて、上手い。
故障で長々出られなかった彼だが、草津がひたすら待った訳が分かる。
まあ、替わりを連れてくるような予算もなかったんだろうけど。
逆に言えば、チカがいないのに急造で4バックをこなそうとさせた序盤戦はなんだったのか、という気もする。

CBの斎藤、小川は対人に強いのでもともと3バックでも4バックでも使える。
だから草津のディフェンスラインはチカ待ちだったんだな、手塚監督的には。
右SBの依田(天皇杯で横浜FMを葬った男)は本職じゃないけど。

これによって中盤の構成も変化し、鳥居塚のワンボランチでトップ下に山口。そこに両翼として高須と佐田を置くブラジル流ダイヤモンド型4-4-2。

高須は前から結構イケていたが、序盤戦に強要されたサイドバック起用時、守備もこなす必要があるウイングバック起用時と比較してのびのびとプレーしていた。
守備力は大したこと無い、という事でもあるのだが。

「ボールを止める」という点でやや難のある佐田はちょっと微妙。良く動くがチャンスを潰す事も結構多い。寺田が帰ってくるまでのスタメンか。

パチンコの最大手・平和を地場産業として抱えながら確率変動とは無縁の2トップは御給と樹森。

そしてGKは岩丸。
技術的には難の少ない選手だと思うんだが、DFとの連携がいまいちで、DFと交錯したりしてたまにピンチを招いていた。

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2005/08/07

草津vs札幌

2005 J2 第25節 結果(J's GOAL)

ハーフタイムで
「A席の皆さんはもう少し詰めて座ってください」
というなかなかに感慨深い放送があった。
観客総数は前回の3倍以上、6613人。
前回は夏休み前だったからなあ。しかし極端。
今日は子連れの奥様方に囲まれてしまい、誠にアットホームな状況で観戦。
しかし奥様同士は社交に気が行ってしまうらしく、子供は野放し状態。まあ、自分でも地べたに座ってたもんなあ。

札幌は全盛期の磐田に似ている。
フォーメーションが一緒とかそういう形式的なことではなくて、選手1人1人の姿勢が。
常に展開の先読みを欠かさないので足を止める事が無く、チーム全体の動きが非常に有機的。

ただ、ボールを中心にチームが一塊で動くので攻撃時には前掛かりになりやすく、結構カウンターを喰らうという弱点まで似ている。これで磐田は鹿島に煮え湯を飲まされたっけ。

そんなミニ磐田を相手にした場合、草津選手の出足は遅れて見える。
特にゴール前で札幌にチャンスが訪れた場合、先読みを欠かさない選手達がちゃんといい位置に陣取って波状攻撃を仕掛けてくるので、見ている方が生きた心地がしない。
ところがこのボールをクリアすると、前述のとおり意外にあっさりカウンターのチャンスが訪れてしまう。
この辺が今の札幌の「若さ」なのか。

気の利いたFWかMFでもいるチームだったら、このワンチャンスで試合を決めてしまうんだろうが、残念ながら草津にそういう選手はいない。
前半20分、DFの斎藤竜がボールを持って一人旅という予想外の展開が訪れたが、この大チャンスに一番びっくりしたのが本人だったらしく、ゴール前まで到達した彼の足から放たれたのは戸惑ったようなヘボいシュートだった。
もしかしたら生まれて初めて経験するプレーだったのかも知れないな。

さて試合は11分にゴール左斜め前からのフリーキックを完全にフリーになっていた札幌DF池内が叩き込み、札幌が順当に先制。

「札幌はカウンターを喰らいやすい」とは書いたが、逆に言うと草津はそれしかチャンスが無い。下手に中盤でボールを保持しようものなら、出足合戦では完敗なので簡単にスペースを埋められて手詰まりになったところを奪われる。

が、カウンターというのは実は草津攻撃陣のレパートリーの中では下位に位置するジャンルなので、チャンスは比較的多く作るがシュートが決まらない。

本当に決まりそうだったのは前半16分から17分。
MF山口が囲まれて倒されながら何とかパスを繋げて右サイドの酒井がワントラップでクロス、だが何とか追いついた樹森のシュートは外れてしまう。
その直後に樹森のヒールから山口と繋がるも佐藤が左に外してしまう。

その後もカウンターで何度かチャンスらしきものが草津に訪れるが、シュートに繋がらない。
この「たまにチャンスが訪れる」が草津攻撃陣を逆に焦らせてしまったようで、気が付くと悪い癖とも言える「両サイドと山口がFWと同じ並び」という間延びしたフォーメーションになってしまった。ライン攻撃、ってあったっけ?
ただでさえ不利な状況の中盤がボランチ2人だけになってしまっては、ボールを運びようがない。

そして後半10分、がら空きの中盤で札幌MF和波の一人旅を許し、角度のないところから決められてしまう。

これでベンチもしびれを切らせたのか、後半13分、サイドを上下するだけだった両サイドを一遍に入れ替える。
ここで登場したのが、前回ホームで山口の替わりとして使われていたMF佐田。
監督が言うには「練習では前線とボランチの間で面白い動きをしていた」から使ってみたということだが、今日はサイドで確かに面白い動き。
ボランチ鳥居塚と入れ替わって内に切れ込んでみたりと、硬直した中盤を活性化。
ただ悲しい事にトラップに難があるため、せっかくのチャンスボールを無駄にする事数回。自分でずっこけてチャンスを潰すシーンも一度。

もっとも札幌DF陣の注意を引きつける事には成功したようで、鳥居塚がサイド深いところからマイナスのクロスを上げるという、普段あまり見られないプレーの実現に繋がった。

そして、32分、佐田のドリブル一人旅から生まれたチャンスがPKに繋がり、山口が得点。

その後はお互いカウンター合戦。
札幌は磐田にあったもう一つの欠点、「みんな良く動く反面、後半疲れて足が止まってしまう」も受け継いでいるようだ。
それと草津コーナーポスト付近でボールを保持しようとして、何を勘違いしたのか蹴り出してしまい草津ボールにしてしまうミスもあった。これも「若さ」?
そしてそのまま試合終了。

柳下監督は確実に「良い頃の磐田」のエッセンスを札幌に植え付けつつあるようだ。
個人的には京都や山形といった上位のチームよりも、組織としての完成度は札幌が上回っていると思う。
特に選手が「自分で決断してプレーする」という点はミドルシュートの多さが表している。相手DFが隙を見せようものならどんどん撃ってくるから。入らなかったけど。

ただ、先に書いたとおり「カウンターを喰らいやすい」という点と「高原がいない(笑)」ので4位に甘んじているんだろう。

まあ、草津が、というか手塚監督は目指したのはこういう「アクションサッカー」チームなんだろうなあ。
でも札幌も1シーズンを棒に振ってこの「組織」を手に入れたわけだから、まだまだ草津、というか監督に対しては長い目で見てあげる必要があるのかな。

ところで今のオフサイドルールは、オヤジGKには確実に不利。
相手選手が触るまでオフサイドかどうか確定しないから、GKは嫌でも飛び出さざるを得なくなる。小島死んじゃうよ。
後半8分くらいにコーナー付近でラインを割りそうだったボールを、わざわざ拾いに行って逆にピンチを招いていたのは疲労から来る判断ミスだったんだろうし。
老眼ではない、と信じたい。

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2005/07/30

草津vs鳥栖

2005 J2 第23節 結果(J's GOAL)

9300人くらい入る会場に2605人、、、。
お陰でどこでも座り放題。
客が入らないとチームの存続に関わるが、万が一ブレイクに成功して客がスタジアムに詰めかけるようになったら、この好き勝手な席取りが出来なくなるのが痛し痒し。

しかしもう少し入ってもいいよな。前回は7000人以上入ったんだから。
社長が辞める事になったのも、この「有名なのに客は来ない」という状況をなかなか打破できなかったから、とされているが。

J2草津の社長辞任へ 本拠・前橋移転で観客が激減(asahi.com)

賢持社長が辞任 ザスパ(raijin.com)

賢持氏が辞任会見(raijin.com)

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2005/07/14

草津vs福岡

2005 J2 第21節 結果(J's GOAL)

250試合の男

群馬県民ほぼ全てにとって初めての
「会社帰りにナイター観戦」。

ピッチ君がうろついていたので何事かと思っていたら、小島伸幸Jリーグ通算250試合出場記念の花束プレゼンター役だった。

こんなおめでた続きに天候も気を使ってくれたのか、雨一歩手前のところで踏みとどまってくれたものの、残念ながら勝敗にまではツキが回らなかった。

で、今日の相手は小島伸幸出場250試合中の何割かを占めているクラブ、福岡。

前半9分くらいまではお互い様子見。
マイボールになってもすぐには攻め込まず、ディフェンスラインでボールを回しながらチャンスをうかがう。
この間、両チームとも相手のミスから1回ずつチャンスはあったが決められず。

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2005/06/26

コンフェデ-メヒコvsブラジウ

メヒコvsブラジウ01メヒコvsブラジウ02

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2005/06/25

草津vs湘南

2005 J2 第18節 結果(J's GOAL)

前橋の最高気温は35.8度という人間の体温並みのもの。
これじゃあ選手は動けないかもな、と思いつつ観戦。

最後まで動いていた。大したもんだ、サッカー選手ってのは。

草津を見るのは1ヶ月ぶりくらいだったが、普通のJクラブになっていた。
相手にスペースをいいように使われ倒した挙げ句、DFががら空きにしたゴール前からミドルシュートをかまされ、セットプレーを簡単に決められ、オフサイドを取ることができずに相手FWのペナルティエリア侵入を許し、いざ討って出てももたついている間にボールの出しどころを失って、ひたすらバックラインでボール回しをしていたのが遠い昔の事のように思える。山口と樹森

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コンフェデ-日本vsメヒコ

試合速報/詳報|日本対メキシコ(スポナビ)

日本対メヒコ01

今回の「負のキーマン」は中田英と三都主。
ボランチは「汗かきは福西、捌きは中田英」ということで起用しているんだと思うが、小野よりもトップ下にこだわりがあるらしい中田英が前へ前へと進出してしまうので、DF前のフィルターは福西1人になってしまう。ところが福西は「相手にまとわりつく」レベル以上の守備をしない三都主のフォローをこなすべくサイドに引っ張られるので、結果的にDFライン前はがら空き。そのスペースをメキシコの司令塔シーニャに使われていた。
現代表の2大「使いにくい選手」が使いにくいままだと有機的なパス回しがなかなか出来ないわけで、せっかくの厚い中盤が生きてこない。
ブラジル特産品のウインガーを「バック」と名の付くポジションで使うのは、大変もったいない事をしていると思うんだが、浦和も代表も。

フォーメーションは日本が3−6−1、メキシコは4−4−2で始まったこの試合。
日本の攻撃はW杯予選と一緒。6人いる厚い中盤を生かしたパスサッカー。
1トップながら柳沢には「ポスト」と呼べるほどのボールはあまり入らず、ダイレクトパスを繰り返して相手のスペースを伺う遅攻。
縦に速い展開は加地が裏を狙ってそこにボールが飛んでいった時くらい。
その加地から裏を突いた小笠原にボールが渡り、柳沢のゴールが決まるが、日本が相手陣地奥深くまでの縦に速い攻撃を見せたのはこのときくらいだったと思う。
ジーコは三都主にもこの動きをしてほしいのかも知れないが、三都主自身は前半途中から最終ラインと同じ並びに立ってしまい、前線に顔を出さなくなってしまう。
切り込むドリブルが通用しないので嫌になったか、攻撃でだめなら守備で、と思ってしまったのか。

メキシコは優れた選手の宝庫というわけではないが、サッカーの伝統は長い国だけあって「強豪国に勝つにはどうするか」という事を知っている。
今回の日本戦ではその戦い方をそのまま適用してきた。
中盤真ん中に守備の強いメンバーを揃え、相手ボールの出所を感知するとその選手にロックオンして、ダイレクトなパス回しを許さない。そして奪うとサイドに展開。

このサイド攻撃は中央の守備を固める事で「真ん中からゴールへ」という最短距離を相手に諦めさせる替わりに自分も諦める、ということからきたものなので、逆に言うと今回の日本のようにDFライン前の守備が薄ければ、待ってましたと真ん中に切り込んでくる。
シーニャのミドルシュートが決まったのはこんな展開が招いたもの。

その代わり相手サイドの裏側には結構なスペースがあるわけで、ここを加地が突いたから日本の先制に繋がったというわけ。
とはいうものの、この先制点はメキシコ側に警戒心を植え付ける逆効果があったようで、その後はゴール前に壁を作り、ペナルティエリアへの安易な突破を許さなくなってしまう。
サイドからボールが飛んでも柳沢くらいしかいなければゴールを狙うのは難しい。
今の日本の中盤にははしっこい裏取り屋がいないので、大黒をもう少し早く出しても良かったと思うんだが。

結局、堅く、人数をかけたメキシコの守備に絡め取られ、日本は拙攻を繰り返す。

日本対メヒコ02

後半、稲本、福西を並べる事で中盤守備を強化し、ついでに稲本が何度も壁に挑むが、真ん中から突入しても相手の思う壺。
三都主は開き直ったのかジーコに言われたのか前に張るようになっていたが、いざボールを持ってもゴール前に人がいない。では自分で、とこねてる間に潰される。
日本最大の打開策といえるセットプレーも、メキシコはファール覚悟で早いうちに潰してくるので、ゴール近くで貰えない。やっとゴール近くでフリーキックとなっても、高さで対抗できる中澤がいない。

「ああ、しょっぱい試合になってしまったなあ」

と思っているうちに試合が終了してしまった。

ゴール前で相手の裏を取るスルーパス、とか気の利いたプレーだったら日本の方が多かったと思う。
残念ながらその気の利いたプレーを実らせるためにゴール前へするりと抜ける人材が大黒くらいしかいなかった。
神出鬼没のスピードを誇る選手は大黒だけじゃないんだがなあ。
ちなみに今回の玉田は全く駄目。肝心なところで転けるなど、Jの不調そのまま。同じくクラブは不調なのに本人は絶好調だった加地とは対照的だった。

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2005/06/22

コンフェデ-アルヘンvsチュニス

FIFA CONFEDERATIONS CUP GERMANY 2005 - MATCHES AND RESULT(FIFA公式サイト)

アルヘン対チュニス

チュニジア人が大変に盛り上がる中、キックオフ。
フォーメーションはチュニジアが4−3−3で、アルゼンチンが3−5−2。
チュニジアはゾーン&ラインで組織的に守り、攻撃は基本的に両翼から。
アルゼンチンは基本的に3バックで真ん中を守り、時たまソリンがDFラインまで戻って4バックになったりする。これは湯浅健司が解説していた前監督の守り方と同じ。
攻撃はカンビアッソ、リケルメが背骨になって真ん中からパス交換で突破を目指す。
前半10分にはこの突破が早速実りかけるが、サビオラが外していた。

リケルメは明らかに意識されていて、ボールを持つと2〜3人に囲まれる。
チュニジアの守備は非常に組織化されていてきっちりスペースを埋めてくるので、カンビアッソあたりがボールを持っても出しどころが無い。
結局バックパスでコロッチーニにボールがわたり、ここからロングフィードで打開、というシーンがしばらく続いた。
このフィードがなかなかの精度。DFから攻撃を始めなければいけないリーガエスパニョーラで活躍できるわけだ。

丁寧な守備を見せるチュニジアだが、基本的に討って出ることは無い。
無い、というか攻撃までは組織化できなかったのかしないのか、個人のドリブル勝負が基本なのでペナルティエリアまで辿り着くことがほとんどない。
確かに攻撃の比重が高いアルゼンチンではあるものの、何の工夫も無く突っ込んでくる選手をペナルティエリアまで侵入させるほどヌルくはない。

そんなわけで試合開始後は膠着状態がしばらく続く。
ところがこの膠着はアルゼンチンGKの失態によってによって破られかける。
わざわざそこまでしなくても、というところまでボールを追っかけたあげくに相手を倒してしまいPK。
ところが、チュニジアのキッカーは枠を外すという大失敗。
会場内に流れたアップ映像では完全にキッカーの目が泳いでいて、これじゃあ外すなあ、と思わず納得。
チュニスPK外す

命拾いしたアルゼンチンだが、チュニジアの集中力は切れず、なかなかペースをあげられない。
相変わらず中盤にボールの出しどころが無く、コロッチーニのロングフィードがリケルメかサビオラに届くかどうかが勝負、といった展開が続く。

これはどっちが得点するにしてもセットプレーしか無いかも、と思い始めた30分過ぎ、FKから抜け出したアルゼンチンの選手(サビオラ?)が倒され、今度はアルゼンチンにPK。
これをリケルメがあっさり決めてアルゼンチンがついに先制。
アルヘンPK

その後はアルゼンチンペース。
ペナルティエリアまでリケルメ、サビオラが何度となく進出するが、チュニジア守備陣が粘って粘って弾き返す。
サビオラがシュートをふかしてからしばらくしてロスタイム。

後半8分あたり、サビオラが相手DFに突き飛ばされて、アルゼンチンがゴール正面でFKを得る。
これは直接は決まらなかったが、1度弾き返されてカウンターになりかけたボールをアルゼンチンが取り返し、素早く右から展開。低いクロスがサビオラに渡りアルゼンチンが追加点。

アルヘン追加点

チュニジアも攻撃的な選手を投入したのか(よくわからない)、段々とお互いのゴール前まで進出できるようになり、出入りの激しい展開になり始めたところで、またもやアルゼンチンGKが大チョンボ。
バックパスの処理を誤り、相手にシュートまで持っていかれてしまう。

あまりの幸運にチュニジアFW、力が入ったか、このシュートは外すが、それから5分もしないうちに、このGK、またもやまたもや相手を倒してしまいPK。
さすがに今度は外してもらえず、チュニジアが得点。

これで息を吹き返したチュニジアは、、、、とその前にサビオラに替わってテベスが入っていた。
DFの頭を超えるループシュートに挑戦したり、相手ボールをインターセプトしてミドルシュートを狙ってみたりと、はっきり言ってサビオラよりも得点の香りがするプレーぶりだったが、残念ながら得点までは至らず。

それまではおとなしいもんだったアルゼンチンサポも、意外に攻め込まれる展開に燃え始めたのか「アルヘンティーナ!」の合唱がちょっとだけ始まる。ちょっとだけね。
ところが、これはどうやら自分の勘違いだったようで、残り5分前くらいにはゾロゾロと帰り始めた。
となりでアルゼンチンゴールにボールを持ったチュニジア選手が来る度に「あああああああ」とか騒いでいた爺様もあっさり退場。

最後まで見ないと家に帰って後悔することになるのでは、、、と思っていたら終了2分前くらいにチュニジアに大チャンスが訪れた。
結局、ドリブラーが持ちすぎて実ることは無かったが、この辺はお客様方織り込み済み、ということなのかな。

ロスタイムに入って、アルゼンチンが2度ほどCKを得るが、1度目はあからさまな時間稼ぎのショートコーナー。2度目もショートコーナーだったが、これはちゃんと最後にクロスにつなげてみせた。
これが外れて、チュニジアにボールが渡ったあたりで試合終了。

チュニジアの組織的で堅い守備が意外といえば意外だったが、1回だけ3回ほどのリフティングでアルゼンチンの選手を抜き去ったプレーがあった。
この手のテクニカルな攻撃的プレーが守備と有機的に結びついていないのが「レベルの差」なのかな。

ちなみにこれ、

練習場と過剰セキュリティに不満の声=コンフェデ杯(スポナビ)

抗議デモの様子はドイツのTVニュースでも流れていた。
しかし厳しいのは選手に対する警備だけのようでスタジアム内警備は結構ユルく、通路に座り込んで喫煙しながらデジカメを構える客を野放しにしていた。

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2005/05/22

草津vs京都

ThaSpa20050521_012005 J2 第13節 結果(J's GOAL)

トラックバックして貰った横浜FCサポのブログでは「最下位にも勝てない」と嘆いていたが、飛車角落ちだったとはいえ横浜FMに勝った事もあるクラブなんだから、メンバーさえ揃えばそれなりに勝負できる潜在能力は元々あった。

ところが、怪我人も戻ってメンバーがそれなりに揃っても、一向に勝てる気配、というと言い過ぎか、チームとしてどうしたいのかという方向性が見えなかった。
結局、第1クールにおけるチーム作りは失敗した、という結論になる。
そんな訳で、前回の横浜FC戦が本当の意味での開幕戦だったのかも知れない。
「NO MORE くそゲー」の横断幕もなくなっていたし。

さて、上手くいった前戦がたまたまだったのか、必然だったのかということを確認するのに絶好の機会となった今回。
J2最強のチームを相手にどのような試合が出来るかで、第2クールにおける期待値が変わってくる。

開始直後、小田島が味方ゴール前でファールしてしまいいきなりピンチ。
難を逃れたあとの小島のパントキックは相変わらず飛ばない、、、と思ったが、どうもFW佐藤めがけてのキックであるらしいことが、試合の中で判明。
佐藤が落とす、鳥居塚が拾って繋ぐ、樹森か山崎辺りに繋がるとチャンスになる、といった具合。
そう、チャンスが作れるようになっていた。第1クールではやるべき仕事が分からずに選手がピッチを右往左往していたチームとは思えないことに。

今回、素人目にもゲームプランがはっきりしていた。

フォーメーションとしてはフラットな3ライン4−4−2の京都に対して3−4−3。
DFは小川と籾谷がそれぞれ京都FWパウリーニョとアレモンをマークし、小田島がスイーパー。
MFは鳥居塚がDF前フィルター兼リンクマン、相手ゲームメーカーのマーカーは小久保が勤める。寺田、山崎がサイドを勤めるのはいつもどおり。
FWの3人は基本的にポストが佐藤、樹森がサイドに張りながら自由に動き回るチャンスメーカー、吉本が、、、、今ひとつはっきりしない(笑)。
この2人が落としたボールを樹森が拾う感じ。

DFラインは高め。草津の意図的なオフサイドトラップを見たのは初めてかも。(笑)
コンパクトスペースの中、MFが相手より1人多いフォーメーションということを生かして中盤のスペースを潰す。その上で1人1人がマークを厭わず、相手MFがボールを持って前を向けないようにする。

途中、京都DFが中盤にパス出しする相手を見つけられず、ひたすらDF同士でボール回しをするシーンが何度か見られた。京都の中盤を無力化するんだから大したもんだ。
隣のおじさんは「時間稼ぎすんな〜」とやじっていたが。

中盤組み立てを分断された京都はロングボールに活路を見いだそうとして、パウリーニョ、アレモンめがけて放り込みを開始するが、それぞれをマークしている小川、籾谷がはじき返す。
特に小川の出来が良く、はじき返すだけでなく鳥居塚辺りが拾えるパスとすることで、中盤組み立て、ひいては攻撃の組み立てにも参加していた。

さらに高いDFラインはDFの攻撃参加も可能にする。
20分頃に籾谷がゴール前まで進出し、成就ならなかったもののシュート寸前まで行ったのがその象徴。

いい感じで試合を進めていた草津だが、一瞬一瞬のプレースピードなら京都の選手が勝る。
ときたま中盤にスペースが空いた瞬間、あるいはマークを忘れた瞬間、シュートまで持って行かれてしまう。
気温が上がったせいか(笑)、小島の動きが良くなっていたのは幸いだった。

プレースピードの差、といったが、具体的にいうと草津の選手が1回止めるボールを京都の選手であれば止めずにそのまま捌ける、といった感じ。
京都の選手と似たようなレベルのプレーをこなせるのが樹森と鳥居塚で、この2人がチームの「背骨」と化すのもやむ無しか。

従って、草津は京都に一瞬のスペースも余裕も与えてはいけないわけで、それを与えてしまった35分、京都MF美尾が起点になってアレモンが見事なバイシクルシュートで先制。

その後、京都の時間稼ぎモードがしばらく続いて前半終了。

ハーフタイム終了後、選手登場時にサポから「諦めるな!」と声援が飛ぶ。
普通、諦める諦めない以前の時間帯だが、諦めが早かったからなあ、これまで。

後半開始直後、アレモンへのパスを籾谷が奪おうとして空振りしてしまいピンチを招くというシーンがあり、その後しばらく籾谷の動きが悪くなる。
小川が1人でパウリーニョを潰しているんだから、籾谷も1人で何とかして欲しいところだが、たまにマークをずらしてしまったり、小田島へマークを受け渡そうとして失敗したり、前半のバイシクルシュートも影響したんだろうか。
「もみ〜、最後まで見ろ!」というヤジにも納得。

後半のゲーム運びも変わらない。
疲れてスペースが空く瞬間が多少増え、それにつれてピンチの数も増えたが、京都の選手も疲れているのでそれほど大きな差にはならない。
そして16分、前回、横浜FCサポに「あ、外人もいるんだ」と言われてしまったスーパーサブ酒井投入。
しかし、草津の攻撃って右サイドからばっかりだなあ。樹森が右サイドに流れるから余計に。

20分、その右サイドから草津に決定的なチャンスが訪れる。
PA右隅直前で佐藤が倒されフリーキック。
ここで、草津サポが苦笑しながら「誰が蹴るんだよ」と一言。
山口いないからなあ。

結局これを生かし切れず、京都は美尾に替えて、小島のかつての同僚中払登場。
サイドの守備強化か?

これはさほど差の出る交替でもなかったが、アレモンに替えて高さのある田原登場。
籾谷対田原だと田原を止められない。
小島のファインセーブが何度かピンチを救うが、田原自身が「前から守備」するタイプでもないので助かっている感じ。
もっとも、京都のFWってパウリーニョもアレモンも守備はしないが。

結局、FWの質の差が明暗を分けた。
後半になって吉本に何度かボールが渡るものの、トラップミス、ふかす、取られるのオンパレード。その上、がんばりどころの残り10分くらいには完全に足が止まってしまう。
吉本がまともにシュートを撃ったのは後半15分くらいのミドルシュートくらいで、下手するとカウンターの起点にされていた。

草津は寺田に替えて依田を投入し、さらに攻める姿勢を見せるが、無念にも樹森が負傷したらしく堺と交替。
カウンターも含めた攻撃の起点でもあった彼の退場は痛すぎた。

TheSpa20050521_02草津はパワープレーが増えてしまい、こうなると京都の思うつぼ。
田原がダメ押し、セットプレーから画に描いたようなパウリーニョのスピードカウンター。これを慌てて駆けつけた草津の選手がPA内で倒してしまいPK。
PKが決まった直後に試合は終了した。

試合内容からは想像も付かない点差が付いてしまったが、内容は良かった。
と、チームも国民も考えてしまうからオランダ代表は栄冠に届かない、なんてエピソードもあるが。

また、内容が良くなったからこそ、弱点もはっきり見えてくる。
まずFW。
本来シャドーストライカーの樹森が現FWの2人を上回るポストプレーを見せてしまったときは、複雑なものがあった。
とはいうものの、佐藤は削られる事を厭わないのでテクニックの面では仕方ないにしろ、ポスト役はちゃんと務めている。
ポスト・佐藤、シャドー・樹森。
では吉本は?
どうも1人違う場所でいつもプレーしているような気がする。
ここにいればなあ、というところでいるのは樹森だし。

そしてセットプレー。
山口がいないと工夫して蹴る事が出来る選手がいない。
さらに、ファーに人がいないなど、アイデアも足りない。

あとはCBか。
齋藤って高い奴に強いのかなあ。

セットプレーは練習で何とかなる。
FWとCBは怪我人が帰ってくればどうにかなる、、、かもしれない。
とすれば、監督がこだわりを見せて迷走しまくった第1クールに比べると、遙かに先の展望が見えるようになった。

心配なのは樹森の怪我。
軽ければいいんだが。

柱谷監督は太ったなあ。

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2005/05/14

草津vs横浜FC

TSK_vs_YFC_01

2005 J2 第12節 結果(J's GOAL)

予想以上の寒さに見舞われた天候の中、横浜FCサポの元気なヤジを背に受けながら観戦スタート。
選手もたまに反応していたから、有名人なのかも知れない。

草津は3バックに変更していた。
4バックの場合、強力なCBが真ん中に2枚いない限り「MFを1人少なくしただけ」という結果に陥ってしまうが、今までの草津がまさにそれ。
だから3バックへの変更は正解だったと思うが、試合後、小島伸幸が「こういう相手には3バックが向いている」と不吉な発言をしていたので、次節・京都戦で元に戻してしまうのかも知れない。
得点王・パウリーニョ相手にCB2枚でなんとかできるんだろうか。

そんな監督のような発言をした小島。
久々のホーム戦復帰だが、前半のゴールキックがイケない出来で、横浜FCサポに絶好のネタを提供していた
小島を擁護するとすれば、これは向かい風のため。
後半、相手GK菅野のゴールキックもタッチを割ったり、センターサークル付近までしか飛んでいかなかった。

話を戻して前半。
横浜FCは草津側陣地でハーフコートマッチを展開。
草津は1度ゴール前までボールを運ばれると、DFのクリアが短いためそのまま自陣で試合を展開されてしまう、というパターンが多いが今回もそれにはまった。

横浜FCの攻撃はジェフェルソンのアタマにボールを集めて選手が飛び込んでいく、というシンプルなもの。これはセットプレーでも同様。
しかし、籾谷がヘディングで競り勝ってしまうという珍しいシーンが多かったため、飛び込みが実る事があまり無く、また横浜FC攻撃陣は繋げるのになぜかほとんどシュートを撃たず、撃っても枠に飛ばなかった。
TSK_vs_YFC_02

城のディフェンスは寺田の抜け出しをきっちり止めるなど、元祖DFWらしい見事なものだったが、彼のアタマに集めるっていう考えはなかったのか? 城ってヘディング得意だと思ったが、、、城が兼削られ役のポストを引き受けたがらないのか?

草津は3バックにして中盤を厚くしたのが功を奏したのか、中盤ががら空きになる、というシーンがほとんど無くなり、押し込まれながらもフォーメーションは保たれていた。
ただし、攻撃に関してはシャドーストライカー役を任されているらしい樹森がサイドに流れてしまうことが多く、FWが孤立。
今回、佐藤、吉本のコンビが空中戦で負けっ放し、ということがなかっただけに、ボールがFWに届く回数が少なかったにしろ、ややもったいない動きだった。

結局、横浜FC攻撃陣のシュートの少なさと草津守備陣の奮闘が相まって、横浜FCは圧倒的有利な状況に持ち込みながら、得点はセットプレーからの1点に留まった。

後半、横浜FC・GK菅野が遅延行為でイエローカードを受けてしまう。
そんな露骨な時間稼ぎにも見えなかったが、今日の主審はアドバンテージを取らずに律儀にファールを取ってカウンターのチャンスを潰してしまうなど、ジャッジ厳しめ。

直後、菅野が蹴ったゴールキックからのボールを横浜FC・佐藤一が笑ってしまうくらい露骨に手で受けてしまいイエローカード。

この後、草津の左サイド・寺田が急に良く動くようになった。
相手がイエロー1枚貰ったから厳しく当たれないだろう、というクレバーな判断か、たまたまかは分からないが。
また、樹森が真ん中からの突破に挑戦するようになり、鳥居塚が徹底してシルビオへマークを行ってシルビオ経由のボールを潰すなど、MFが増えたなりの動きがやっと始まった。

プレーの精度が低いため、チャンスを作りきれないのが悲しいところではあるものの、徐々に草津のボールが縦に速く動くようになり、ペースを引き寄せる。
そして、寺田の対応に手を焼いたのか佐藤一が2枚目のイエローを受けてしまい退場。

相手が1人減ったところで、草津は「ウイングバック」依田に替えてここのところ好調の「ウイング」酒井を投入し攻勢に出る。
更に吉本や佐藤が決定的なチャンスを外したのを見ると、FWが足りないと見たかDF籾谷を引っ込めてFW御給を投入。

菅野の奮闘もあり、それでも決まらずロスタイム。
ハーフウェーライン付近でボールを奪った草津は、意外にも放り込みでなく繋げてボールを運ぶという遅攻を選択。
最後に鳥居塚を経由して樹森が同点ゴール。

その後、吉本が持ちすぎてチャンスを潰したり、菅野がナイスセービングを見せたりしているうちに試合終了。
草津サポの歓喜と横浜FCサポの怒号が飛び交った。

小島がセービングをするシーンが記憶する限りでは後半に1回しかなかったので、出来に関してははっきりどうこう言えないものの、やっぱりプレー自体は岩丸の方が上だと思う。追い風の時のパントキックも前線まで飛ばず、途中で小島田に蹴らせていたし。
山口はベンチにも入っていなかったが、怪我だろうか? 監督批判でもして干されたんだろうか?
樹森をこのままプチ森島として使うなら、山口のポジションは無くなるのか?

3バックにした事が今回は功を奏したが、次節の京都戦で採用されるかどうか。
4人の中盤スペースを相手に好き放題にされ、サイドバックが最後尾でボールを持たされて、長距離勝負を挑んだ挙げ句潰されるシーンを見てきた者としては3バックの方がいいと思う。
手塚監督の目指す「サイド攻撃」も今回の方が生きていたし。

横浜FCも不調なので今回の結果をそのまま鵜呑みには出来ないのかも知れないが、似たような成績の水戸に惨敗していた事を考えれば、これはやっぱり転機なんじゃないか?

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2005/04/30

草津vs鳥栖

鳥栖サポはさすがに少ない

2005 J2 第9節 結果(J's GOAL)

またもや遅刻してキックオフ15分頃に会場入り。
これはどういう意味かというと、このゲームの2つ目のゴールが決まる直前に席に座った事を表す。
そしてその後、ゴールシーンを見る事はなかった。

草津は期待の新戦力齋藤竜(C大阪)、樹森(水戸)が先発。
更に怪我からの復帰が待たれていた高須もスタメンで登場した。

新戦力の樹森は多分ウインガー兼シャドーストライカー。
齋藤はCB。
樹森がどんな選手なのか知らないが、ドリブルとスピードがウリらしい。
齋藤は対人に強いのだとか。
とすれば補強としては的確か。

ただし齋藤は移籍が発表された次の日に先発なだけに、ユニットとして動くなんてとんでもない話。
何度かヘディングを空振りしていたが、溶け込めない焦りからか。

試合を観戦していると、何度か奇妙なフォーメーションを目にする事になった。
草津はライン守備をしない。まだその段階ではない、と思っているのか、最初からする気がないのかは分からないが。
DFラインの高さは何で決まるかというと、高さのある籾谷が相手ポストに勝てるかどうかで決まるようだ。
勝てなければ低く、勝てれば高くなる。
で、今回の相手はかつて新潟のヒーローだった氏原。
惜しまれながら新潟を去って名古屋で干された経歴を持つFWだけに、さすがに勝利するのは厳しい。
となるとラインは低くなる。

ところが、攻撃陣は発破をかけられたのか、なんとか点を取り返そうという焦りからか、高い位置に張り付いたまま。

攻撃陣が作るラインと守備陣が作るラインがきれいに2つでき、その間に鳥栖の選手がひしめくという構図。
こういうときに真ん中で踏ん張るのが鳥居塚なんだが、籾谷のカバーリングを任されていたらしい齋藤に連係プレーを期待するのはさすがに無理があるため、自分がその役割を担おうと考えたのか、DFラインに吸収されてしまう。

時たまFW吉本が中盤まで下がってきてポスト役をこなそうとするが、多勢に無勢で潰される。
期待の高須も敵人口密度の高いところに突っ込むハメになってしまい、ボールを運ぼうにも運べない。
山口は中盤で踏ん張るがやっぱり多勢に無勢で、中央突破は論外、サイドにボールを振るのすら難しい。

京都や福岡クラスであれば、このような圧倒的に優勢な中盤を貰えればミドルシュートやドリブラーを雨あられとゴールへ向かわせるんだろうが、それが出来ないのが鳥栖というチームの限界か。

ところで「草津はライン守備をしない」と書いたが、鳥栖もそれほどはっきりとライン守備を行っているわけではなく、前戦の選手からひたすらプレスをかけまくる根性守備。
草津の選手がボールを持ったときに、すっ飛んできて急停車し、プレッシャーをかけるべくからみついた鳥栖の選手がいたが、これが象徴的なプレー。

そんなわけで、どちらもゴールへ向かう頻度の低いままハーフタイムが終了した。

籾谷と鳥居塚

ハーフタイムでは哀愁のあるブルースが流れ、70年代のイギリス映画気分。
あのころのイギリスの失業者は、やる事もなく家でも厄介者なのでサッカー場くらいしか来るところが無く、また負けた地元アマチュアチームに罵声を浴びせ、試合が終わればパブで管を巻き、家族が寝静まった頃にこっそり帰っていたんだろうなあ、、、って、なんでこんな曲をサッカー場で流すかな。

後半、しばらくは例の奇妙なフォーメーションが続いていたが、鳥居塚がちゃんと中盤にいるようになっていた。
前半終了間際に齋藤が交代させられて(怪我のため)、小川が入ったが、彼がある程度籾谷と連携して動けたので、鳥居塚が意識的に中盤で踏ん張れることになったようだ。
さらに本調子でないのか、サイドハーフとしては今ひとつ機能しなかった高須をFW酒井と交代。
本来はウインガーとして使われていた(と思う)酒井は、今回はシャドーストライカーとして真ん中を起点に幅広く動き回って相手の注意を引きつける。
これで吉本が前半の「仕方なく」よりも意識的に中盤に下がってボールを繋げられるようになり、徐々に中盤の草津領地が広がり始める。

気が付けば草津の時間帯が到来。
MFを引っ込めてFWが入ったら、中盤の主導権を握れるようになってしまったんだから不思議な話。

さらに「中盤は鳥居塚と山口だけで何とかなりそう」と賭に出たのか、MF小久保を引っ込めFW佐藤を投入。
直後に鳥栖がFW氏原を引っ込め、さらにMFをDFと交替させるなど守備固め采配に入ったためもあり、草津が圧倒。

しかしゴールだけが決まらない。
「攻め込まれるのは慣れている」鳥栖の守備陣が踏ん張ったせいもあるだろうが、ゴール前になると慎重になりすぎたり、あるいはクロスを上げるタイミングが一歩遅れるなどしてしている間にタイムアップ。

どちらのサポーターも「勝てるかも」という思いを抱いた対戦カード。
笑ったのは鳥栖だった。

ちなみに今回のジャッジは今ひとつ。
自分でボールに乗ってコケた選手をファールの犠牲者にしちゃいかんよ。
観客席が一瞬にして殺伐としちゃったじゃないか。

しかし鳥居塚は最初から最後まで前戦から最後尾まで走り回って偉いよなあ。
ああいうキャプテンがいれば、草津の選手が腐る事はないだろうな。

凱旋帰県したシュナイダー潤之介。
そこそこだったが攻め込まれると焦るようで、パントキックがモロにタッチラインを割る事が2度ほど。
どんな状況でもポストに向けてきっちりとパントを蹴ることの出来る岩丸の貴重さが身に沁みた。

新戦力としては、齋藤は採点外。
ミーティング1回だけで巌のような守備を実行できる選手なら、ACミランから声がかかっているだろう。
樹森は結構サイド深いところに顔を出していたが、酒井に喰われたな。

ところで鳥栖の松本育夫監督、左手の指が無かったようなんですが、、、。

(5/1訂正:松本育夫監督は20年ほど前のガス爆発事故に巻き込まれて指を失ったそうです。勉強不足ですみません。)
(5/1更に訂正:齋藤が引っ込んだのは怪我のためという理由を追加。また怪我人発生か。)

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2005/04/23

草津vs仙台

2005 J2 第8節 結果(J's GOAL)

Karimen

向かい風へのゴールキックがハーフウェイラインを越えられないくらいの強風に見舞われ、ゲームメークどころではない天候に恵まれてしまった試合。
個人的にはキックオフの時間を間違えて、会場にたどり着いた時はハーフタイム10分前と悪条件が重なってしまった。

全体的には草津の試合運びの拙さが、この強風で際立ってしまった感じ。
「楽天よりひでえ」と草津サポが呟いていた。

草津が実行したいのは多分、今回の対戦相手・仙台みたいな試合。
仙台が特別な事をしていた訳じゃない。
向かい風の時はなるべくラインを高くしてロングボール対策。ポストプレーヤーは人数をかけて潰し、唯一の危険人物といえるトップ下の山口にはボールを拾わせない。
当たり前の事だし、草津もJFLチーム相手だったら出来るのかも知れない。

しかしながら選手のクオリティの差はいかんともしがたい。
仙台でポストを勤めるシュウェンクに挑まれたヘディング勝負でことごとく負けてしまうCBが守備の真ん中を勤めていれば、どんな無鉄砲な選手でも前線まで走り出す気にはなれないだろう。
相手のロングパス1本で簡単にピンチに陥ってしまうんだから。

そんな訳で草津の守備的な選手は低い位置に、攻撃的な選手は高い位置に陣取り、中盤のボール奪取役は鳥居塚くらいしかいない間延びしたフォーメーション。
中盤ががら空きになってしまった以上、中盤守備というものは無し。
鳥居塚は局面で頑張るが、彼1人でどうなるものでもない。
鳥居塚からなんとか山口にボールが渡ればサイドへ散らしのパスは出るものの、サイドに味方がいないか、さもなければゴール前に飛び込む選手がいない。
4回くらいCKが続いた場面以外には草津の得点機と呼べるものはほとんど無かった。

笑顔の都並監督

帰り際、関係者区域への入口で、草津のキャップを被った爺さまが1人、思いの丈をぶつけていた。

「負けるなっつってんじゃないんだよ! ちんたら歩いてんじゃねえってんだよ! 俺はこれから草津まで帰んだよ! 誰か出てきて謝んねえのか! 俺は草津の○○だ!」

確かに草津の選手はあまり走っていなかった。だから爺さまの言い分にも一理ある。
しかし、前に走っても山口が抑えられていてボールが来るか分からないうえ、CBがアテにならないんだから、走りたくても走れなかったんだろう。

JFLから昇格してきてそれなりに通用しているチームは普通、JFL1年目から無敵、2年目は無敗を続けながら資金面、施設面を準備、ってなパターンを通過してきた。
それに対し、草津は無敵と言うほどではなかったが、J2が2チーム減るという事情による政治的判断により昇格してしまった。
そんな事情を考えれば、今の成績はそれほど意外でもない。
選手が大幅に入れ替わったわけでもないし。

攻撃のキーマンとなる山口はそれなりに通用しているし、高須というサイドの選手も割とスペックが高いようで、彼とのコンビワークが稼働すると相手に冷や汗の1つもかかせる事が出来る。
また、柏で売り出し中の大谷昌司と双子の兄弟であり、草津加入後、中盤に安定をもたらした大谷圭志(元FC東京)が復帰すれば山口はチャンスメーカーに徹する事が出来る。
しかし、いかんせん双方共に怪我で休養中。
はっきり言えば、GK・岩丸と山口を除けば、現在の草津はJFLで何とか上位をキープできるメンバーでJ2を闘っているのに等しい。

また、最近選手が監督の主張するサッカーに対して疑問を呈しているという報道も目にしたが、選手が替わってもサッカーは変えない、でも選手同士が連動しないという現状を目の当たりにすると、現在の監督は理想と現実を摺り合わせる手腕を持たないか、引き出しが少なくて他にチームを構成する方法を知らないか、のどちらかだろう。
クオリティの高い選手がいないときほど監督の組織構成力が問われるんだが。

先に挙げたキーマンが戻ってくれば、攻撃の形はそれなりに出来ると思う。
それで守備が相変わらずなら、監督の交代が視野に入ってしまうだろうな。

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2004/09/07

ラリー・ジャパン覚え書き

WRC観戦といっても、実際にはSSのほんの一部を見られるだけ。
ヨーロッパでは、
ラリーカーが目の前をすっ飛んでいくのを満喫してから自分のクルマに乗り込み、リエゾン区間でラリーカーに手を振りつつ次のSSに向かう。しかも全コースタダ見。
ということが可能なイメージがあるけれど、最近はちゃんと入場料の徴収をしたり、VIP席を設けているところまであるそうだから、別に「日本だから」有料で限られた場所でしか見られない、ということでもないそうな。

見たのはSS22とSS26。
といっても両方とも全く同じコースで、全く同じ観戦場所。
見られるコースの全長はせいぜい1キロあるかないか。

んで、目の前の砂利をはねとばしながらWRカーがぶち飛んでいって、最初のコーナーでケツを滑らしたり、滑らせなかったりしながら曲がり、あっという間にいなくなってしまう。

ただそれだけのことなのに、なんでこんなに面白いのか。

そこら辺に走っていそうな車が、どこにでもありそうな砂利道を、あり得ない速度で飛んでいって、見たこともない速度で曲がってしまうから、というごく単純な理由しか思い浮かばない。

特に生で見ると「こんなに速かったんか!」と体感できるので無茶苦茶面白い。

だから、改造範囲が狭いうえインプとランエボばっかしのグループNカー部門はいまいち面白くない。
インプレッサもランエボも普通に「怪物」だけど、日本では本当に「そこら辺を走ってるクルマ」だからねえ。
ガラパゴスではガラパゴスゾウガメは珍しくも何ともない、ってなもんか。

1台だけイグニスのJWRCまんまバージョンが参戦していて、順位は大したこと無かったのに、めちゃくちゃ速かった。来年はこれも開催して欲しいな。

ちなみにオフィシャルはみんな非常に礼儀正しくて、とても良かった。
なかなか情報が公式HPにアップされなかったり、駐車場の案内で混乱が起きたりと、準備不足の面も見え隠れしていたけど、こういったことは経験が解決してくれる。
だからせめてあと2回は開催して欲しいな。
そうすれば世界に誇る運営が出来ると思う。
観客の協力が大きかったのはもちろんだけど。

しかし、ラリーのお客さんは家族連れとか年配の人が多かったね。
この辺がF1バブル期の観客と違うところかな。
親子3代で見に来てる人がいたりして最高ですよ。日本のレースファンも奥が深い。

ラリー・ジャパン終了!  スバル念願の母国イベント完全制覇(Crash.Net Japan)
ソルベルグ&新井V、スバルがW制覇(F1 Express)
ラリー・ジャパンにインマルサット・スター・オブ・ザ・ラリー賞(Crash.Net Japan)

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2004/08/22

新潟対市原inビッグスワン

ビッグスワンの周囲は基本的に田圃なので、オレンジ色のユニを着た親子が緑一色の中を歩いてスタジアムに向かう、という大変心温まる光景を見ることが出来る。
この光景を見せられたら、どんな極悪プレーヤーでも、思わず手加減してしまうだろう。

そんな和やかな周辺環境とは裏腹に、新潟のスタメンはオゼアス、ファビーニョ、エジミウソンという高さ、速さ、巧さをそれぞれ備えた背筋も凍る兇悪3トップ。

オゼアスは神戸をクビになってどうしたのか、と思っていたが、インテルナシオナルにいたそうな。
ブラジルの名門だが、あの国は「名門」がいくつあるか分からないので、鵜呑みには出来ないにしろ、母国でも失業しない程度のレベルは誇っているということだろう、この選手は。

対する市原のスタメンはトップ下に入るかと思った山岸が帯同すらしておらず、怪我か?
替わりのトップ下は工藤浩平。1節ではちょこっと名前を見た覚えがあるが。。。

このカードは国立で行われた1Legも見ていた。
後半20分過ぎくらいまで中盤を完全制圧した市原が山のようにチャンスを築き上げ、サンドロと巻が作ったチャンスの分だけ外しているうちに、サッカーの神が愛想を尽かして新潟に舞い降りてしまうという内容で、ガラガラのメインスタンドでまったり眺める分には大変面白い試合だった。
サッカーの神が戻ってこなかったのか、市原はこのあと煮え切らない成績で1Legを終えることになる。

で、今回。
オレンジで埋め尽くされたスタンドに、ちらほらと黄色が。
オレンジ軍団マニアの杉山茂樹や馳星周が眺めれば悶絶して失禁するだろう。
新潟サポの写真

試合が始まってみると市原にはミリノビッチがいるので、オゼアスの高さ対策は何とかなっていた。
オゼアスが前線に張るとミリノビッチ、下がると茶野、って具合にマークしていたが、じゃあ、ファビーニョとエジミウソンはどうする? 佐藤と中島は守備はイケてないコンビだぞ。

案の定、ファビーニョが大活躍。
寺川、鈴木慎吾対村井、坂本のサイド攻防戦で市原側に軍配が上がりかけるが、ファビーニョの中央突破を止める人間がいない。
そうなると元々スビードが無いミリノビッチでは手に負えず、慌てて茶野あたりが追っかけるしかなくなってお手上げ。
じゃあ、とばかりにどっちかというと守備的な坂本がフォローすべく中央に気を回すと、坂本サイドから突破されてしまう悪循環。

新潟の攻撃は、ある程度兇悪3トップに「お任せ」にしているようで、これが対市原にはハマった。
真ん中に「攻撃の遅らせ役」がいないこのメンバーの市原だと、上記の通りファビーニョのやりたい放題。
象徴的だったのは2点目(だと思う)。
村井がヤバい体勢で競り合ってるとき、マルキーニョスがそばで突っ立って見ているだけで、他は誰もフォローに来ない。
予想通り村井は競り合いに負けてしまい、ボールはそのままファビーニョへ。
全くすばらしいドリブルだった。
地鳴りのような歓声を挙げるサポーターもまたすばらしい。

しかし、ファビーニョが周りに気を遣ってか、情け心を出したのか、他の選手にボールを預けると市原側の一安心タイムになってしまっているのが面白かった。

じゃあ、新潟が圧倒していたのか、というと、2人のブラジル人ウイングのおかげで、寺川と鈴木慎吾はあんまり上がれなくなってしまい、2人とも真ん中のフォローどころか守備自体をあんまり得意としていないので、実質新潟の中盤はスカスカ、市原の押し上げを許しっぱなしという欠点があった。
とはいうものの、これは「市原サイドに人がいない」ということでもあり、ファビーニョのカウンターをさらにやりやすくしちゃったんだけど。

で、市原の先制点は中盤のポゼッションからサンドロ。
奮起したファビーニョにかき回されている間に、マルキめがけて一発フィードという交通事故みたいな得点をもう1点。この得点がサンドロに出来ないんだなあ。

後半の新潟逆転弾もファビーニョのスピードを堪能させてくれたが、ここでお約束、林登場。
「負ける戦もせにゃならぬ」と悟りきり、放り込まれたボールへ向かって駆け込んでいく林と、守備固めに入ったくさい新潟の采配のおかげで本当の意味での「市原の時間帯」が訪れる。

結局セットプレーからマルキーニョスが同点弾を叩き込んだが、これで市原は安心してしまったのか、新潟の攻撃に対してサンドバッグ状態。
しかし、焦ったのかファビーニョかエジミウソンのどっちかが(多分ファビーニョ)ボールをふかしてしまったところでホイッスルに救われた。

今回の試合を見た限り、市原は不在選手のポジションがそのまま穴になってる感じ。
オシムが「ウチはカネもヒトもないから」とよく嘆くけれど、確かに阿部と羽生の不在は市原にとってかなり大きい。
守備力を持つ阿部と、「明日戦争に行くので試合は今日が最後です」と言わんばかりの勢いで走り回る羽生がいないと、速いドリブラーの中央突破に対処できない。
元々、肝心要のミリノビッチがこういうタイプのドリブラーを苦手にしてるので、不在が余計に目立つ。
「前線に飛び出していく」なら林でもいいと思うんだけど、今回はなんで工藤だったのかな?
市原がカウンターに移っても「誰もいない」ってなシーンがいくつかあって、これは走るべき人間が走っていなかった、ということでは?

新潟は守備がどうにも。今の中盤メンバーだとDFがMFを含めた相手攻撃陣とモロに対峙してしまうので、その辺をどう解消するのか。このままだと「相手よりも1点多く取ればいい」というしばき合いをず〜っと続けることになってしまう。
アジアカップも五輪も終わって、今回の市原みたいな「キーになる選手が不在」っていうチームが無くなってしまうと厳しいのでは。

帰り道ではたまたま市原サポのおじさんおばさんと新潟サポが交わしている会話を耳にすることが出来たが、市原サポは嘆き上手だと思わされた。そんなおばさんの名言。
「ウチは30番以上の背番号を持つ選手いないからねえ(オゼアスは34番)」

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