2009/06/28

ジェシーは別に親戚じゃないよな

死因解明の証拠得られず ジャクソンさん専属医聴取(47NEWS)

ジャネット・ジャクソンやカニエ・ウェストがマイケルを偲ぶ(MTV)

一時期よくマイコーを腐していた妹のラトーヤのコメントはないのかな。公式サイトには何も載ってないけど。

6/29追記・やっぱりラトーヤと一家の間にはなんかわだかまりはあるらしい。ただ肝心の場面を見ていないので何とも言えないけど。
マイケルさん姉ラトーヤの出演場面カット コメディー映画「ブルーノ」(シネマトゥデイ)

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2009/05/17

どっちかというと「偉大になる直前のニール・ヤング」集

Archives(Neil Young.com)

延期に延期を重ねてやっと出るんですなあ。

ところでニール・ヤングで検索すると、70年代が一番良かった、という評にたまに引っかかる。
賢明な大兄たちにこんなことを言うのは釈迦に説法ではあるものの、彼がファンに尊敬されているのは、「After the Gold Rush」という今聞いても素晴らしいアルバムを発表したことでなく、変わり続けるマーケットに対して逃げることなく応じ続けたという点だ。

普通はそんなことしない。ある程度固定客が付いたら、彼らが喜ぶような作品を出す方が無難だからだ。

まあ、そう言いながらマーケットで実際に成功したのはパンクへの回答「Rust Never Sleeps」くらいだったりするわけで、Neil IIなんて名乗ってテクノアルバムを出したときには客が大挙して逃げ出してしまったりしたが、それは別にいい。レコード会社は悲鳴を上げたろうが。
スティーブ・ジョブズが言っているボブ・ディランが偉い理由(「ディランが偉いのは『風に吹かれて』を作り続けなかったこと」)と同じ事だ。
おそらくディランも同じように感じたから、ニール・ヤングの名前を歌い込んだ詞を書いたんだろう。
何はともあれ素晴らしい、と世間的に評価が定まった2000年代にもミュージカルツアーなんてしてたし。

日本で言えば、忌野清志郎や矢沢永吉、サザンオールスターズが偉大なのも同じ理由による。桑田佳祐は他の人に比べて器用だから、変わっても違和感が無かったりするけど。

そこの素晴らしさが分からない人はニール・ヤングが好きなんじゃなく「その頃の音楽」が好きなだけであって、その後に出てきた音楽なんか知らないだろうし聞きたくもない訳で、そんな自分の「固まった耳」を認めたくないからニール・ヤングその他の挑戦を続けるベテランミュージシャンを貶めてよしとするんだろう。
もちろん、その書き方は間違っている。もし、書くなら「70年代のニール・ヤングが『自分にとっては』一番いい」という書くべきだ。
ちなみに「自分にとって」耳に心地いいニール・ヤングは「渚にて」以降全部。なのでこのアーカイヴ集はちょっと自分の趣味とはズレていたりするんだが、「でも押さえる」アーティストの1人なので予約かな。

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2009/05/16

気分で決まる収入

LeftRightLeftRightLeft(coldplay)

ツアー終了までの期間限定ではあるけれど、ColdPlayの9曲入りライブアルバムがタダで手に入ってしまう。

音楽の値付けの根拠って何だろう。特にダウンロード販売の場合は。
「これだけあれば食っていけるから」かな。
「フェラーリ欲しいから」かな。
後者はメジャーな人じゃないと無理だけど。

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2009/05/05

最後まで盛り上げてくれて、どうもありがとう

ロックライブ葬で清志郎さん送る 密葬に約110人が参列 (MSN産経)

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2009/04/18

シリアルナンバー1はカネで買えます。

プリンス仕様の限定iPod、価格は2100ドル(ITmedia)

The Prince Opus

メインは写真集で、DVDの代わりにビデオとライブアルバムがプリンインストールされたTouchが付いたという代物で2100ドル。今日の為替換算だと17万円切るんだなあ。
ビデオには妙に髪の毛の増えた気がするエルトン・ジョンも出演。

OPUSって何だ? と思ったら、こういう豪華写真集を作る会社Krakenのブランドネームらしい。ここで作ると、その写真集には「OPUS」と付く訳か。元々スポーツ関連の出版社だったそうなので、アーセナルとかセルティックとかマラドーナの写真集も出している。

愛蔵版ってよりも店頭にでも飾っておく方が似合いそうな大きさなので、個人で買う人ってあまりいないかも。

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2009/04/06

久々に名前が出たから、まあいいか

「ロックの殿堂」セレモニー、米クリーブランドで開催(ロイター)

ボビー・ウォマックとジェフ・ベックってまだロックの殿堂入りしてなかったんだ。今年選出された他の2組(メタリカ、RUN-DMC)よりかなりキャリアを積んでるはずなのになあ。
ところでロックの殿堂入りすることで何か得するんだろうか。つ〜か、なんでウォマックが「ロックの殿堂」なの? ロッド・スチュワートとかストーンズとかと仲がいいことは確かだけど。

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2009/03/29

向かうべきは埼スタだったか。

オアシス4年ぶりに来日! 『Mステ』で生歌披露(ORICON STYLE)

ミュージックステーションに出演してしまうのだから日本において例外的にメジャーな洋楽バンドなのだなあ、オアシスは。

そんな世間的にはともかく自分の中では終わった状態のこのバンドを見にのこのこと幕張へ。
「Definiterly Maybe」と続く「(What's The Story) Morning Glory?」の2枚の曲を空で歌えるほど聞き込んだが、それはもう10年以上前の話。

しかし、このバンドの存在を教えてくれた友人がせっかく取ってくれたチケット。無駄にする訳にはいくまいとライブに参戦。

ところで幕張でライブをすることの利点って何なんだろう。
立ちっぱなしだし見えないし、何一つ思い浮かばないんだけど。駐車場があることか?
海浜幕張駅からとぼとぼ歩きながら、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのライブで「あんまり騒がないでくれ」なんてプロモーターが観客に呼びかけてしまい、白けて帰った苦い思い出がよみがえる。プロモーターは同じスマッシュだったよなあ。

開演は7:20くらいから。懐かしの「Rock'n Roll Star」が流れてきて
「あ、いかん、つまらない」
参った。思い出のままに留めておく方だったのだな、このバンドは。
あ、でも兄貴のギターの腕前は上達してましたな。相変わらず指を見ながらじゃないとダメみたいだけど。

しかし皆様盛り上がれるのは結局さっきの2枚と「Be Here Now」までのようで。
でも盛り上がれるんだから羨ましい。自分は飽きっぽいのだな、、、ということを再確認できたのが今回の収穫か。

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2009/03/26

結果的に不純な動機

BECK(SMASH)

NHKホールでベックを拝見。あ、ジェフじゃなくてハンセンの方。客層は1ミクロンも重ならない両者だと思うけど、一応。そういう漫画もあるらしいですが
席が前から5列目で、演奏者と目が合ってしまったりする凄い席。本来ならオーケストラピットだもんなあ。目線はみんな逸らされたけど。
Modern Guiltからの曲はほとんど演奏しなかったのがちょっと意外。舞台仕立てでもなくて一直線なバンド演奏。
とはいうものの、バンドメンバーに欠点が。
ギタリストが滝クリ系の凄い美人で、自然に目線がそっちに行ってしまう。ベックが被って見えなくなると「どいてくれ、おっさん」と思うくらい。何を見に行ったんだ←自分。いや、あんなに近くでなければそんなに気にしなかったと思うけど。
そんなわけであんまり細かいところまで覚えていなかったりして。
追加公演のチケットがまだあるみたいで、帰りに販売していた。彼女を見られるならまた買ってもいいなあ、と思ったが、ZEPPだとそれ相応の根性がないと前方に陣取れないと思って諦めた。つまらん大人になったなあ←自分。

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2009/03/20

ネタですか

ボブ・ディラン邸からトイレ臭、周辺住民から苦情(ロイター)

しかも下ネタ。

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2009/03/03

オロゴンじゃなくてウォマック

誰だろう? 「(If You Want My Love)Put Something Down on It」なんてシブい検索をかけてくるのは。
と思って自分も付き合いで検索をかけてみたら長年の疑問が氷解。
そおかあ〜、この曲だったのか、元ネタ(DAKE & ZONO STYLE)は。

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2009/01/01

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新年早々風邪を引いて寝込んでいました。避けようのない寝正月。
今年もいいことありそうな。

ところでRSSで見ていたら「炎のいけにえ」のサントラ(要iTunes)が本年正月に新規追加になったとか。
新年早々なかなか気色良いジャケット。モリコーネってこういうクズ映画でもちゃんと仕事するからえらいなあ。そうだ、これを新年の誓いにするか。どんな仕事でも一生懸命すること、、、か。仕事がそもそも見つからない人々には失礼な話だな。

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2008/10/06

衣装は普段着でした

RADIOHEAD | JAPAN TOUR 2008(CREATIVE MAN)

スーパーアリーナも国際フォーラムも一撃でSOLD OUTってのは凄い。まだ根強い人気があるんですな。
自分はぴあのプレリザーブでスーパーアリーナを買ったけど4階席。さいたまスーパーアリーナでライブを見るのは初めてだったけど、4階席はものすごい急角度で見やすいですな。高所恐怖症の人に4階席は辛そうだけど。あ、それと移動通路が全然無いのがキツいね。

前座のModeslektorってのは初めて聞いたが、ケミカル以降のブリティッシュ・テクノの正統後継者の1人って感じですか。金の掛かっていなそうな動画をテクニカルな編集で曲に合わせて繋いでいくってのも一緒。
この手のユニットのライブを見るといつも思うのは「ビデオで見ても一緒かも」。嫌いじゃないけど、単独で来たらわざわざ見に行くことはないだろうなあ。ステージを注視するってタイプの音楽ではないだけに。やっぱイベント系で酒飲みながら、か。クスリはいかんよ

で、40分くらいのインターバルを挟んで主役登場。
In Rainbowsから全曲と各アルバムからぼちぼちとヒット曲を。
ライブで聞いてみると「In Rainbows」ってのは「OK Computer」以来の「(レディオヘッドにしては)開いた」アルバムだったんだなあ、という事実に気がつく。やっぱり「客に値段を決めさせる」というイベント的な販売方法をとっただけに、「KID A」以降の近作よりも意識的に聞き易さを優先したのかな。
それと個人的には、CD他の発表作品と全く同じ演奏レベルを保ったうえでプラスアルファを加えるきちんとしたライブバンドだった、という点も嬉しかった。
Faust Arpではギタリストがトチってたけど、それに対してトム・ヨークは「OK! サンキュー、グッドナイト!」なんて言って引っ込もうとするギャグで和ませていたが、そんなアドリブも効く、という点でも正しくライブバンド。
とはいうものの、想像以上に完璧な演奏が続く中、トム・ヨークがほとんど「バカ歩き」みたいなパフォーマンスを見せていたのが一番印象深い。
演奏は完璧、でもフロントマンの動きが変、で思い出すのはストーン・ローゼス。今のイアン・ブラウンはライブじゃほとんど動かないけど、ストーン・ローゼスが健在だったらこういうバンドになったかもなあ、というなんか関係ないことにまで思い至ってしまった。
「自分を格好良く見せる気はない」っていう点でも正当派ブリティッシュ・オルタナティブ(ってのも変な言葉だけど)だよなあ。

結論としては飽きずに見ることが出来た2時間半。アンコールも「アンコール」じゃなくて第2部でしょ、あんなに長いと。

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2008/10/04

カオシ礼太

KORG DS-10 Synthesizer

(AQ INTERACTIVE)

子供の頃は「ライディーン」(Wikipedia)がエッジであるとおぼろげながら認識したものの、鍵盤楽器は「女々しい」と突っ込まれ倒した故に諦め、「男らしい」ギターも諦め、MIDIが出たとき「お〜、これで楽器が弾けなくても、、、」と勘違いして大枚を叩き、結局は不器用さと無才からミュージシャンになることを諦めた自分のような中年にはぐっとくる製品。
「遊べそうだなあ」以上の気持ちにはもうならないのが哀しいところだけど。

ところで来日中のレディオヘッド(CREATIVEMAN)にあげたら喜びそうな気がするんですが。

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2008/09/14

「Genius」って結構同じ曲選ぶ

クラシックとヘビメタ、ファンは似た性格:「音楽の趣味と性格」を調査(WIRED VISION)

“天才”は進化する、アップル担当者に聞く「iTunes 8」 (ITmedia)

「ヘヴィメタルのファンは繊細」ってのは「デトロイト・メタル・シティ」でギャグになるくらいだから有名な話。
ところで調査を指揮した教授はどんな音楽のファンだろう、と思って原文を眺めてみたけれど、特に語っていなかった。
結果をみるとソウルファンが人間として一番最高な感じになっているが、調査した教授は「気にしなくていい」。だったら何のための調査なんだこれは、という気もする。

で、そんな人々の音楽嗜好を世界中から集めてやろうというiTunes8の「Genius」。意図的に関係性を付けた曲じゃなくて、実際にユーザがどう聞いているのかという情報を集めるという意味では「何を買ったか」よりもレコメンドっぽい感じはする。iTSで扱ってる曲しか対象に出来ないから「本当におすすめ」というには弱いし。

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2008/08/24

夏フェス対策って訳でもなく

今年の夏場はColdPlay、PrimalScream、Beckとオルタナ系の大物連中が「久々」のニューアルバムを次々と発表。
3枚とも原点回帰(Primal、Beck)か前作からの引き続き(ColdPlay)って感じで、最大公約数の期待に応じた仕上がり。夏場はこの3枚と電気グルーヴの「J-POP」で足りてしまった。パフォーマーもこちらも「道無き荒野の求道者」を気取る歳でもないってことなのかなあ、とちょっと思ったりして。

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2008/08/18

ちなみ明日はラブ・パレード開催

野外音楽パーティーで大麻、容疑の8人逮捕 群馬県警(asahi.com)

場所が「みなかみ子供の国キャンプ場」。
子供にはちょっと刺激が強すぎるキャンプだね。
先々月くらいの開催で参加者が薬物の過剰摂取で死亡していたそうなので、開催者側のミステイク。
もちろん持ち込む奴が悪いに決まっているんだけど、開催者はその辺を想定してチェックを厳しくしておかないと開催不能のダメージを、、、負ってしまったな。

同じ県内の温泉街・草津では草津音楽祭というクラシック音楽のイベントを毎年開催していて皇族が来てしまったりするんだけれど、せっかくだから伊香保でもなんか音楽祭する?

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2008/08/17

考案者かどうか調べた人はいない模様

Atlantic Recordsで活躍、多くのアーティストを世に出したしたジェリー・ウェクスラーが逝去。(notrax)

正確な根拠を出している訳じゃないが、ピーター・バラカンの「魂の行方」によれば「リズム&ブルースって呼び方は戦前からあったんじゃないか?」ということになる。
こちらが正しければジェリー・ウェクスラーの業績は「R&Bという呼び方を定着させたこと」になるんでしょうな。本人は「俺が考えた」って言ってたみたいだけど。
まあ、個人的には「ソウル・ミュージック」でいいじゃないかとは思うけど、この呼び方だと垢抜けない感じがしてマーケティング上不味いんですかね。
ついでに言うとネルソン・ジョージの「リズム&ブルースの死」によればロックンロールも元々セックスを意味するブラックミュージックのスラングだったそうな。

ウェクスラーは燻っていたアレサ・フランクリンやサム&デイブ、ウィルソン・ピケットをスタックスやマッスル・ショールズに連れて行って見事に復活させたものの、音楽的にはともかく北部都会人の彼らと南部田舎者のレーベルスタッフの仲は必ずしも良くなかったらしい。
そのうち「反りが合わない」レベルを超えて、スタックスの経営陣にアル・ベルというアフリカ系の人物を送り込んで会社を操ろうとしたり(結局裏切られる)、原盤を全てアトランティックが引き上げると脅して傘下企業にしようとして逆に逃げられたり(パラマウント傘下へ)と、当事者にしてみると複雑な存在だったとさっき挙げた2つ書物には書かれている。
まあ、彼の存在無くして東洋の田舎者がオーティス・レディングの歌声を聞くことは出来なかったと考えれば、その辺の業績は称えたいところですな。

ちなみに先日亡くなったアイザック・ヘイズもスタックス所属。サム&デイブの曲をよく書いていたから彼らが原盤共々アトランティックに戻ったときは「取り上げられた」くらいに感じたかも知れない。

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2008/08/11

囁き一代

米ソウル歌手のアイザック・ヘイズが死去、65歳(ロイター)

アイザック・ヘイズ死去 米ソウルミュージシャン(CNN.co.jp)

うお、アイザック・ヘイズが死んでしまった。
まだ65歳かよ。
サイエントロジー信者で健康マニアかあ、、、。
まあ、それでもピロートーク(Google)系ファンクの創始者にして完成者という偉大な称号に一点の曇りもない。

しかし70'sのイコンとかその時代が好きそうな面々ってサイエントロジー信者がやけに多いな。
だから80'sイコンの1人、リック・アストリーの曲で彼らをからかう(YouTube)のも理に叶った行動と言えるか。

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2008/07/21

元ちとせ・カッシーニ

カッシーニ

プロデューサーってのは多分2種類いると思う。
ミュージシャンの力を引き出すことを目的とするタイプと、対象となるミュージシャンに抱く自分のイメージをそのまま演じさせようとするタイプ。
前者は職業的にプロデュースを行っている人で、後者はミュージシャンが他のミュージシャンをプロデュースする場合に多いんじゃないかと思う。

何が言いたいかというと、今度の元ちとせのアルバム「カッシーニ」についてで、というか「ワダツミの木」で彼女を世に出した上田現が亡くなったものの、何か大きく影響はあるんだろうか、という危惧が多少あったから。

もっとも上田現はそんなに多くの楽曲をプロデュースしているわけでもないんだな。
ファーストアルバムからして、ほとんどの編曲は間宮工だし。しかし、この人は有名ミュージシャンの作品に多数参加しているのにキャリアの全貌がほとんど掴めないのが不思議。
さらに言うと、元ちとせはアルバムの枚数を重ねる毎に参加プロデューサーを増やしていく、という不思議な方式を採用していて、前回の「ハナダイロ」は5人。今回の「カッシーニ」は9人。凄いなあ。「元ちとせのアルバムをプロデュースしました」って言える人は1人もいないぞ。

ざっくり眺めてみると「職業的プロデューサー」と言えない人材は坂本龍一とChieftainsのPaddy Moloneyとアナム&マキの3人だけ。最後の人はよく知らないんですが、、、初プロデュース作品だとか。
なるほど無難な人選。

坂本龍一のプロデュース作品は「静夜曲」。他の曲とは明らかに毛色が違うモロにクラシカルな重厚路線だけれど「主人公は元ちとせ」という点は外していない。ただ「和風」を押しつけすぎてないか、という感じはする。
Paddy Moloneyは作曲はしてないんですな。作曲は間宮工。アレンジはアイリッシュ・ダンス。ヴァン・モリソン経由でしか彼らの曲は知らないけどバラッドも1曲欲しかった。つ〜か、みんな「元ちとせ版ケルティック・ウーマン」を期待していたんじゃないかなあ、という気も。「今まで無い曲だよな」と感じた辺りで元ちとせの声が聞こえて違和感は消える。
ところでCelticFCを「ケルティックFC」って呼ばないのは何でだろう? と今思った。
アナム&マキはおそらく一番「自分の作品」に近い。いや、聞いたことないんですけど。「ゲスト・元ちとせ」って感じになっている唯一の楽曲。おそらく今までこういう楽曲が元ちとせのレパートリーになかったからだとは思うけど。

というわけで、やっぱりほとんど違和感なく聞き通せてしまいました。
多分、アルバムプロデューサーというかアルバムコンセプトを一貫させているのは元ちとせ自身なんでしょう。「パッケージ販売」されない、という点で「ミュージシャン」なんですねえ。やっぱり。

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2008/05/12

じいさんは新し物好き

Neil YoungがJavaOneにやってきた(ZDNet Japan)

ニール・ヤング――じいさんはJavaを使う(ITmedia)

「Human Highway」に涙した経験のある者からすると、「ニール・ヤングを誰だか知らないまま書いてるなあ」とすぐ分かるのが前者。 記事の1行目でファンが書いていると分かるのが後者。なので記事の充実ぶりは後者の方が遥かに上。でも、前者には写真が載ってるんだよなあ。

ニール・ヤングは意外に新し物好きってのはファンなら誰でも知っているので、インタラクティヴが使い物になるまで待っていた、って発言は意外でもない。今のところ最後の来日コンサートでは前半がヒップホップダンサー中心のミュージカル形式だったしなあ。悲しいことにファンの方は付いていけず、懐かしの名曲パートに入った瞬間に大盛り上がりしていた。自分も含めて。

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2008/05/01

これくらいなら別に

コールドプレイ、新曲を無償公開(ITmedia)

宣材のネット版という見方もできる。
ColdPlayが初めてって訳でもないだろうが、「先行シングル」として儲けられそうなのにあえて宣材として出してきた、ってのがニュース種になった理由か。
しかしダウンロードページの説明は読めない字だなあ。

20080501coldplay

これ1曲を聴く限りでは「X & Y」でファンになった人が裏切られることはない仕上がりと推測できる。

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2008/03/13

「売ることを考えていない」と訴えれば正解だったか

音楽業界の過去最大の失策は「ネット戦略」(ITmedia)

音楽業界がNapsterを実質潰してくれたおかげでAppleがiTSで息を吹き返すきっかけを掴めたんだ、と考えればMacユーザーにしてみると「最大の失策」と呼んでいいのかどうかちょっと判断に迷う。

ただ、80年代のニール・ヤングを「意図的に売れないレコードを作っている」と訴えたゲフィン・レコードの気持ちはわからなくもない。「This Notes for You」でリハビリに成功したのはワーナーに移ってからだもんな。

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2008/02/12

MCは小林克也でしょ

(ウドー音楽事務所)

個人的にシカゴとヒューイ・ルイス&ザ・ニュースでA席13000円は高すぎる気がするけれど、この2バンドを聞きに行くような人たちはCDやらダウンロード販売やらに貴重な収入を注ぎ込んだりするような真似はもう止めているだろうから、これくらい出す余裕はあるのか。 

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2008/01/30

今出ているものだけでも結構イイ

久々に「Cisco Kid」を聴きたくなってWarのアルバムなんぞを引っ張り出して聴いているうちに、70'sファンク魂に火が点いて、、、というか故カーティス・メイフィールドのその後が気になって何となく調べてみたら、国内盤はほとんど在庫切れなんですなあ。
「SuperFly」
「There's no place America Today」
「There's no place like America Today」
「Give, Get, Take and Have」
「SHORT EYES」
「Something to Believe In」
「New World Order」
の6枚が入手可能らしい。
伝説「SuperFly」、名盤「There's no place America Today」「There's no place like America Today」、個人的にはカーティス最後の輝きだと思っている「SHORT EYES」がまだ手に入る、というのは洋楽がオムニバス盤しか売れない昨今としては慶賀の至りと取ればいいんだろうな。

「SHORT EYES」が最後の輝き、という事に納得のいかない好事家の方もいらっしゃるだろうけど、1977年に発表されたこのアルバム以降のカーティスはディスコにちょっと寄り道した後、オーソドックスなR&Bに回帰してしまい「これじゃボビー・ウーマックだよ」みたいな楽曲を多く残した。悪くないけど「カーティスならでは」ではなかったんだなあ。ある意味ワンパターンなファルセットのカーティスに比べると、ウーマックの方が器用な歌い方するしなあ。

だから絶好調だった時代のアルバムが残っている、というのはある意味必然か。
「Back to the World」が無いのは哀しいけど。

ところでAmazonのマーケットプレイスでビクター盤の「Curtis(ボーナストラック付きまくり)」と「Sweet Exorcist」がそれぞれが9800円と5246円、ジムコジャパン盤の「Curtis / Live」と「Do It All Night」がそれぞれ7000円と6000円、「Live in Europe」なんか12000円だぞ。歌詞対訳代にしては高いよなあ。
「Do It All Night」なんて率直に言って駄作なんだけど。
ポニーキャニオン〜ジムコジャパンに販売権が移る間に狂ったように買っておいて良かったと言うべきか。

2/1訂正・「There's no place like America Today」のタイトルを間違っていたので修正。しかも2カ所。コピペの弊害ですな。

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2008/01/01

新年のご挨拶

新年のご挨拶

壁が汚れてるなあ。

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2007/12/31

鳥アイコン充実中

XULで開発されたiTunesライクなミュージックプレイヤー「Songbird 0.4」(マイコミジャーナル)

「黒いiTunes」SongBirdが0.4にバージョンアップ。
記事中のスクリーンショットでは日本語曲名らしきファイルが文字化けしているけれど、自分が使用した限りでは特に問題なく表示できた。
ただ、Mozillaの元祖Firefoxでも感じる「表示が遅い」って問題はまだ解決していませんな。
それとIntelMac版はまだ出ないのかな。

Get Songbird(Songbirdnest.com)

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2007/12/30

物理的にも手に入る



(要iTunes)

自身のサイトで客の言い値販売」で話題を提供してくれたRadioheadの「In Rainbows」。
サイトの日本語版も登場したが、結局あれよあれよとCDも発売され(Amazon.co.jp)、iTSにも登場してしまった。ブックレット付で、DRMフリーで。
そうなるだろうなあ、と思っていたけれど、ダウンロード販売の方は期間限定だったってのは知らなかった。

R A D I O H E A D(ダウンロードサイト)

レディオヘッド(日本語版ダウンロードサイト)

自分としてはブックレットのために1500円だか2500円を払うかも知れないけれど、ダウンロード料金の方は「イベント参加料」ということで、まあいいんじゃないすか、と思っている。大した金額を支出したわけでもないし。

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2007/11/26

「ネット配信だからどこでも買える」という利点が吹っ飛ぶ

レディオヘッド「値段はあなた次第」販売、日本でも(ITmedia)

レディオヘッド(ダウンロードサイト)

慌てる乞食は、、、って訳でもないだろうけれど、「In Rainbows」の日本語版サイトが登場する模様。CDも出るそうな。こっちは値段が決められているらしい。

今になって気がついたけど、レディオヘッドはEMIと契約していたわけで、EMIがDRM無しの楽曲を販売していることを考えれば、別に独自配信に挑む事もなかったのでは、という感じもする。

それはともかく、日本盤ならではのサービスは分かっている限りではドコモ・ケータイ払いが可能な事。
果たして日本盤名物「ボーナストラック」と「歌詞対訳」は付くのかどうか。

ところで自分的にはIn Rainbows、イアン・ブラウンの「World is Yours」とともにそこそこローテーション中。World is YoursはAmazonで買ってしまったけれど、よく考えたらiTSで売ってたんだよなあ、失敗した。

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2007/11/12

ゴールドディスクまであと一歩

「価格はあなた次第」のレディオヘッド新作、幾らで売れた?(ITmedia)

「値段はあなた次第」
となったRadioHeadの「In Rainbows」のダウンロード販売に対して、実際にお金を払った人は40%程度だったとかいう記事。

しかし「無料でダウンロードした人たち」の思惑が推測でしかないのがもどかしい。
「音楽とは即ち無料であるべきだ」という確固たる信念の人もいるだろうし、「試聴感覚で落としてみたら、なんだ後払いできないじゃん」という人もいるだろうし、「話題になってるみたいなので何となく、どうせ聞かないから払いたくないし」という人もいるだろうし。
だからこの結果が「デジタル音楽は無料であるべきと考えている人が大半」ということを示していると捉えていいものなのかどうか。

記事後半ではベンチャーキャピタリストが「無料ダウンローダーに対応した新しいビジネスを考えないと(儲けのチャンスだ!)」と言ってはいるけれど、また広告ビジネスですか? ネットの世界も博打が打てない世界になった、という事なのかなあ。

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2007/10/21

意外とカヴァー集が多いんだっけ

Bryan Ferry(iTunes Store / 要iTunes)

iTunes Plusがダウンロード可能になったら買おう、と思っていたブライアン・フェリー作品が一気に全部登場。
値下げの効果はてきめんで「In Your Mind」なんかアルバム1枚900円という輸入盤値段。

なんか視聴しているうちに自分の中で火がついて、最近はロキシー&フェリー三昧。

最新版の「Dylanesque」では、ディランの真似をしているのか単に年なのか、えらく伸びのない老け込んだ声で、老残も美であると考える自分的には嫌いじゃないけれど、聞いていて辛いものはある。
やっぱり「Boys and Girls」と「Bete Noire」ですかな。
両方持ってるから買わないけど。

ロキシーが本格的に解散したあとの来日ライブ見に行ったなあ。
どこでやってたっけな。見たあと有楽町辺りうろついた記憶があるのであの辺か。
となりに座ったカップルを、男2人(大学生&ぷー太郎)で行かざるを得なかったやっかみから
「どーせ、ライブ終わったあとの夜の事しか考えちゃいねーだろ」
と2人して小声で揶揄していたら、開演と同時に男の方が立ち上がり、女を置いてけぼりにして全曲そらで熱唱しまくるという没入ぶりを見せつけてくれたのであった。
その後、ツレと共に開いた反省会(開くなよ)で、
「まだまだ修行が足りない」
と反省した事を思い出す。

そういえば今は亡き日産プリメーラのマーケティングイベント絡みで来てたけど、どうだったんだろう。

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2007/10/15

これが常識になる日まで

レディオヘッド、新作のリリースを語る(BARKS)

ダウンロード開始日にはブログでトム・ヨークがロバート・ワイアットの言葉を引用しつつご挨拶。全文翻訳はアンオフィシャルファンサイトで読めます。

自分的には1500円(6.3ポンド)というiTS系値段で落としてみたRadioheadの「In Rainbows」。
メンバー全員がMacユーザーというだけあって、iTunesで問題なく再生可能。
DRMもかかっていないらしいけど、その辺は確認せず。
ちなみに内容としては「the bends」「OK Computer」は結構好きだけど「Kid A」以降はどうも、、、という向きには合わないと思う。

ところでイアン・ブラウンってもう「レジェンド」なんだな。

レジェンド2人、レディオヘッドのアイディアに賛同(BARKS)

次のアルバムはダウンロード販売か。

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2007/10/08

DRMの消滅カウントダウン

MS、最新版「Zune」を発表--MarketplaceではDRMフリー100万曲を提供へ(CNET Japan)

「舌の根も乾かぬうちに」って言葉が工夫もなく浮かんでくるMSの対応。

しかし、まあ、なんだかんだでDRMがなし崩しに排除されていく。
結局、DRMって必要なものなのか、高い授業料に過ぎなかったのかの議論もなく。
とすると、DRMの研究に費やされた費用込みのこれまでの料金ってなんなんだろうねえ。
そういえば、Radioheadの直販ダウンロードデータってDRMかかってるんだろうか。
あと、最近になって思い出すのが、数年前、キレ気味にインタビューに対応していた東芝音楽部門の兄ちゃん。EMIが独立しちゃったけど、まだ残っているのかなあ。

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2007/10/07

とりあえず1500円

価格は購入者が決定:『レディオヘッド』の戦略は成功の模様(WIRED VISION)

RADIOHEAD(販売サイト)

サイトをざっくり見た限りではダウンロードフォーマットが載ってない。
多分MP3だとは思うんだけど。
トム・ヨークのソロ作品はPodcast配信していてiTSでダウンロードできたから、あっさりiTSに登場、ってことはないよな。

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2007/09/14

やっぱり「××の用心棒」か「××のガンマン」じゃないと

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

三池崇史監督の特質を考えると、マカロニウエスタンマニアがにやりとするような「客を選別するパロディ」をするわけ無いので、普通に面白いコメディになってるんじゃないかと、見てもいないのに思う。
にもかかわらず、主題歌はちゃんとルイス・エンリケ・バカロフの「Django」日本語カヴァー。多分、音楽監督のアイデアでしょうな。
ちなみに「Django(続・荒野の用心棒)」のオリジナルサントラは、マスターはイタリアにあってコピーはスイスで製作され、配給はドイツの会社、というマニアックなCDにありがちな経路で世に出ているので、当然のことながら国内では手に入りにくい。
自分が探した頃は海外でもあんまり見かけず、ロンドンのオンラインショップにあるのをやっとこ見つけて買い込んだ。そしてCDと共に送られてきた領収書には「最後の1枚だよ、良かったね」という手書きのメッセージが入っていたりした。
もっとも主題歌は「マカロニウエスタン・ベスト」みたいなサントラを買えば結構入っているけど。

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2007/09/10

あなたがここにいてほしい

あなたがここにいてほしい/ミヨリの森(Sony Music Online)

気になりながらも、24時間営業の店でもなければ開いていないような時間帯にしか帰宅できない&休日がない、という日々を過ごしていたのでなかなか買えなかった元ちとせのシングルをやっとこ入手。
久々にCDを手にしたときに思わず浮かんだ感想は
「たかっ」
iTSなら高くても800円で済むもんなあ。

内容はイイですよ。
やっぱりゴスペルとかと似たような出自の音楽がベースだと、癒され方が普通の歌とは違うよな。歌詞に内容があるのもいいよね。

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2007/09/02

旦那商売の終焉

ソニー、「Connect」ミュージックストアを閉鎖へ(CNET Japan)

考えてみれば、レーベルが客と対面して商売する、ということは一度もなかったわけで、客と向き合っていたのはショップだった。
そういう意味では販売経験のない会社が直販に挑戦して失敗した、とも言えるわけで、サポートセンターの電話が鳴りっぱなし、という時期を経験した会社にしてみれば別に脅威でもなかったのかも知れない。
というわけで、iTSが脅威に直面する時期が来るとしたら、Amazon辺りが音楽配信に本腰を入れた時でしょうな。
もっとも現時点では本当に大した商売にはならないらしいので、相当先のことになるだろうけど。

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2007/08/16

リンゴで検索しても人名は出ない

ジョン・レノンJohn Lennon

気がつけばジョンとポールは揃っていた。
というわけで、ビートルズもそろそろかなあ。
しかしジョン・レノンの曲って全てiTunes Plusなんだな。

なんて思いでiTunesを眺めていたら「こんな商品も購入」欄にトラベリング・ウィルベリーズを発見。
ユルいスーパーユニットよりも、ディランとジョージ・ハリスンを取り扱いリストに入れてくれ、と思ったのは自分だけか。

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2007/08/05

最新アルバムはいつ入る?

殿下ワーナー時代のアルバムがiTSに大体登場。Prince

ワーナーと揉めていた頃の「The Gold Experience」と「Chaos And Disorder」が入っていないのは配給会社の意向かな。
それと「Around the World in a Day」が入っていない。殿下が殿下になったのは「Purple Rain」の超絶ヒットで配給会社から「何作ってもいいよ」権を手にしたら、ほとんどT.Rexという地味だけど傑作なこのアルバムを出して以降だと思っているだけに不思議。シングルカットされた「Rasberry Beret」は入ってるのに。
ところで「」はワーナー的には「Prince」でいいってことなんだろうか。ず〜っと「Love Symbol」だと思っていたんだけど。まあ「My Name Is Prince」なんて歌ってるからな。
あとサントラ「Purple Rain」「Parade」「Batman」「Graffiti Bridge」の4枚はなぜかどれもアルバム1000円という大盤振る舞い。不思議さを追い打つのは「Graffiti Bridge」は「Theives In the Temple」しかシングル単位で買えないという仕打ち。

個人的には「I Would Die 4 U」のシングルB面「Another Lonely Christmas」が出ていたのが嬉しかった。隠れた名作、、、と思っていたら既にカスタマーレビューで指摘されていた。意外に隠れてないのか。

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2007/07/21

さすが2001シーズン米収入No1音楽家

コピーワンス緩和 「9回まで」OKに 視聴者利益を優先(ITmedia)

アルバムを無料配布したPrinceの戦略(1)(Wired Vision)

さすが識者の揃った情報通信審議会の検討委員会。
「家族3人3回づつプラスワン」
という一般人には到底思いつかない高度な方程式をコピーワンス対策の解として示してきた。

そんな中、
「学級委員会だってもっとマシな結論を出すぜ」
と各界で絶賛を浴びている今回の検討結果をあざ笑うかのように、殿下が独り殿下道を歩んでいることを改めて証明。

新聞の付録としてデモ版でもマキシシングルでもなく正真正銘の新譜を付けるという大技。別にチャリティで配られている訳じゃなく、殿下には「広告費」という名目で対価が支払われている。
殿下みたいに多作家で名が知られているミュージシャンで無ければ難しい技ではあるけれど、自分の特質と立場を理解した上でのビジネス的決断ができる、という時点で殿下と他のアーティストとの差異が際立つ。
「音楽の価値を下げた」というよりも「流通手段を選ぶのもアーティスト側の権利」という事を示したことで音楽史に残るんではないかなあ。

ちなみにイギリスで殿下のCDを扱っているのが「メーカー製マルウェア」rootkitをばらまいたことで悪名高いSony BMGってのが皮肉が効いていて面白い。

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2007/06/11

ロック版「三丁目の夕日」

エルゴ・ブレインズ、“ロック”がテーマのUGC仮想都市サイト「WeROCK City」(CNET Japan)

B'zというガンズのコピーバンドが今でもヒットを飛ばしたりするので日本人は潜在的にハードロックが好きなんだと思う。
ただこれが英語版のハードロックだと途端に能書きが増えたりするのが困るところで、特に世代間の溝は結構深い。
だから30代〜団塊世代まで、というこの仮想世界の「対象年齢設定」には結構違和感が合ったりして。
もっとも、初代名誉市長がロニー・ジェイムス・ディオだったりするので、30代後半から40代前半くらい向けの都市かな。

自分もこの仮想世界の対象年齢だし、高校時代にはハードロックを聞いていたし、レッチリのライブを見に行ったりしているので人のことは言えないクチだが、それでもその頃好きになった音楽をず〜っと聴き続けているっていう趣味は残念ながらよく分からない。
趣味なんだから目くじらたてて突っ込みなさんな、って言われればそれまでなんだけど。

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2007/06/06

ヒゲも生やしたしもう脱ぎはしない

RED HOT CHILI PEPPERS(SMASH)

友人がチケットを取ってくれたので、「いい歳こいて」という後輩の視線を背中に感じながら職場を早退してドームに突撃。

フジロックでばっかり来日してくれていたので、個人的には「フェスティバルで暴れる人たち」というイメージを勝手に持っていたせいか、スタイリッシュなビジュアルイメージの流れる前で演奏する姿がハマっていたのが結構意外。もう脱がないしな。

曲目をメモする代わり、イントロを携帯に録音しておこうと思って実行したが、音が割れまくってよく分からない。辛うじて分かるのを挙げておくと、
Can't Stop
Dani California
She's Only 18
Readymade
Throw Away Your Television
Give it Away
Charlie
Don't Forget Me
Californication
By the Way
あとは「Snow (Hey Oh)」と「Charlie」も演奏してたな。順番は忘れたけど。
というわけで基本的には「By the Way」と「Stadium Arcadium」からの曲が中心。たまに初期の曲がちょっと挟まる。
アンコールではベースのフリーが得意のトランペットを披露。多分「死刑台のエレベータ」だと思ったが。最後の最後は15分間のインストジャムセッション。「All along The Watchtower」とか演奏してたな。

演奏は完璧。そのマッチョな体躯に恥じずに骨太で、且つマッチョな体躯に似合わない正確さで進むリズム隊に乗っかって、ステージの上で死ねれば悔いなしトランス状態に陥ったジョン・フルシアンテが守護聖人ジミ・ヘンドリクス系ギターを弾き倒す。
欠点はボーカル。まだ復調なっていないのか声が全く出てない。初期の「勢い一発」系の曲はごまかせるんだけど、近年の難易度が高い曲を歌いだすととたんに息切れ。バックコーラスでなんとか引っ張っていた。
リズムとギターに浸りきるだけなら最高だったけど。

てなわけで、ワールドツアーが終わった後あたりにもう1回来て欲しいかな。今度は武道館で。

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2007/06/05

それは自分が行く前の話(byスティーブ)

アップル、文化庁を激しく非難--「私的録音録画補償金制度は即時撤廃すべき」(CNET Japan)

知的財産推進計画2007の策定(首相官邸)

実際に「アップルから文化庁へのご意見」の全文を読んでみたけれど、世界的企業から官公庁に向けた意見とは思えない筆致。ほとんど宣戦布告文。

もっとも文化庁が
「今のところ世界で一番携帯音楽機器を売っているメーカー」
を私的録音録画小委員会から締め出したっていうアップルの言い分が本当なら、それもどんなもんかと思うけど。

ちなみに「総括」では「著作権者だけでなくユーザの権利も認めてくれ」という意見が大部分を占める形になっているので、議論の流れが変わるかも。

ところで著作権保護期間延長について個人的に最も頷けた意見は、
「しかしあれを推進してる人って、70年後にも自分の作品でカネがとれると思ってるんだねえ、すごい自信」
ってやつ。週刊文春だったかなあ。

しかし70年に延長なんて、元々アメリカの真似してるだけだし、それだってそもそもはディズニーのロビイスト活動の成果だし、、、あれ? アップルのCEOってディズニーの役員だよな。
この世は時々面白い。

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2007/05/21

マイコー・借金返済に光明

インターネットにビートルズがやって来る?(nikkei BPnet)

iTunes、ポール・マッカートニーのニューアルバム、「Memory Almost Full」を独占予約販売(アップル)

アップル・コンピュータがアップル・コープスから「アップル」と名乗ってよろしいとお墨付きを頂いてから、ビートルズ楽曲のダウンロード販売に向けた動きが慌ただしくなってきた。色々噂はあったが、今や最後のビートルズ、最近は離婚したときの財産分与がいくらになるか話題(BARKS)なポール・マッカートニーがフォーブスにダウンロード販売を許可する方向に向かっている、と答えていることから、まず間違いないだろう。
んで、まず手始めということなのか、そのポールのソロアルバムがiTSに登場。

実際のところ、フォーブスの記事にもあるように「ここでも、あそこでも、どこでも」耳にするビートルズの楽曲は、指名買いよりも「あ、聞いたことある、これ」買いが多そうなiTS向きだと思う。まあ、古いビートルズファン(団塊世代)は
「サージェントペパーズをそんな風に聞くとは!」
と憤慨すると思うけれど。
とはいうものの、そもそも音楽というのはそうやって口伝的に生き残っていくもんじゃないのか。

ところで、これでビートルズの曲に付加価値が付くとしたら一番喜ぶのはソニーとマイコーかな。

ビートルズの版権(Wikipedia)

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2007/04/09

つまり国産コンテンツは全てレンタルでいい、と

国内の著作権団体、アップル・EMIらの「DRMフリー」サービスを牽制(CNET Japan)

この記事を読む限りこの団体は「視聴回数を制限」という購入者にしてみると一番満足度の低い方法を目指しているっぽい。そりゃレンタルの場合だけにして欲しいよな。

著作権者が「1回か2回聞けば(見れば)充分だろ」って考えてるなら、国産コンテンツってその程度の作品しかないって事なのか。

ところでDRMの是非は話が長くなるのでとりあえず置いておくとして、MSも乗っかろうとしているDRMフリー化の動き。

MS、EMIのDRMフリー楽曲を販売する意向--Zuneに新色も追加へ(CNET Japan)

世界の潮流が「DRMはフリー、ただし違法コピー、ネットによるデータのバラ撒きへの取り締まり、罰則は強化」という方向に走り始めたら、必要とされる技術がDRMプロテクト主流の場合とは異なってくる。
コンテンツ立国を目指すらしい日本がそういった潮流に対して「とりあえず否定から入る」という態度でいいのか、という心配の方が先に立つ。
少なくともEMIが何の勝算もなくボランティア気分でDRMをフリーにした訳じゃないだろうし、どういう考えに基づいて行ったのか研究対象としますというくらいの態度の方が柔軟性があると思うけど。

「国内は日本流DRMでプロテクト、海外に輸出したコンテンツはDRMフリー」では、違法逆輸入が増えるだけだよなあ。

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2007/04/04

フジロックの定番にプラスアルファ

(Amazon.co.jp)

これまでオリジナルメンバー同士で微妙にコラボしていたストゥージズがめでたく正規の再結成アルバムを発売。

ストゥージズといえばやっぱり「Raw Power」(Amazon.co.jp)。

このアルバムがなぜ傑作になってしまったかというと、ある特殊事情が大きく関係している。

ドラッグから足抜きすべくストゥージズを脱退していたイギー・ポップはデヴィッド・ボウイに誘われて彼が経営するメインマン・プロダクションに所属した。
ここでレコーディング契約にありついたため、空中分解していたストゥージズを再編してイギリスでレコーディング開始。

ところがボウイが全米ツアー初挑戦という一大プロジェクトを開始したことによってストゥージズの仕事は事務所から放置され、ほとんど好き勝手に作業を進める事が出来てしまった。
その結果、ライブ感覚をそのままに、多少一本調子の曲でも強引に聴かせてしまう神懸かり的な疾走感に満ちた傑作が生まれてしまった。

ライブ感覚に満ちていたのは、メンバー自身が凝ったレコーディング作業を出来なかっただけだからだとは思う。
けれども、先行する2作「The Stooges」(Amazon.co.jp)と「Fun House」(Amazon.co.jp)の曲をプライマル辺りがコピっているのを聞いて期待して聞いてみると拍子抜けするのは「製品」としてちゃんと仕上がっているからだろう。

もっとも、イギー自身がスタジオで作り込む事は好きじゃないらしいので、全くの偶然って訳でもないだろうけど。

その後のストゥージズは、レコーディングだけでなくプロモーション・ツアーにも事務所からの付き添いが誰もいないという放置プレイを喰らわされ、空中分解してしまう。
こっちの放置は良い方向には向かわなかった。

んで、この正規再結成ストゥージズの復活アルバム。
本人達は「Raw Power」の再現を期待されている事を知っているから、テイストがその方向で作られているので、やや迷走気味だったイギーの近作よりは楽しめる。
ただ神懸かり系パワーはさすがに再現出来なかったらしく、通して聞くのは結構キツいものがあったりして。その辺はFun Houseとかと似てるな。
そう思うと、Raw Powerの傑作ぶりが如何に奇跡的なものだったのか改めて感じられたりして。

ちなみにiTS-Jでも手に入れられるけれど、イギー関連のアルバムを全て記念品扱いとしている自分はCDでゲット。
しかし、40年近く淡々と一定のペースでアルバムを作り続けているロックミュージシャンってイギーくらいだよなあ。これといったヒット曲もないのに。(「Lust for Life」は発表してからず〜っと後になっての大ヒットだし)
存在自体が奇跡だよな。出来不出来の波は結構大きいけど。

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2007/03/15

あとはジャムだけか

ポリス インサイド・アウト(アップル)

THE POLICE、23年ぶりの再結成&37都市以上のワールドツアー開催を発表(bounce)

去年のグラミーではスライ・ストーン復活(Billboard)という大サプライズがあったので、衝撃度という点では薄いよなあ、、、ってのも勝手な言いぐさだが。

しかしポリスのフォロワーっていないから、今聞いても新鮮といえば新鮮。
でも、当時のポリスって音楽よりもゴドレー&クレームのPVの方が評価が高かった気がする。特にピーター・バラカン。
PV以外の映像では来日時のオフショットが記憶に残る。
メンバーが一般人に対して傍若無人な態度を取る映像釣瓶打ちで、結構ムカついた。

同じ英国3ピースバンドならセックス・ピストルズの再結成の方が可愛気があったな。
「カネが目的」とか言いながら、あんまり儲かっていそうもないところとか。

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2007/02/24

WMPって無料だよな

MP3特許訴訟、Microsoftに15億ドルの支払いを命じる陪審判断(MYCOM)

Microsoft に、Alcatel-Lucent への15.2億ドルの賠償を命じる評決(Japan.internet.com)

結局、MP3の正式ライセンサーって誰なのさ、とMSでなくても聞きたくなる判決。
きな臭い点はMP3がどうしようもないくらいにメジャーになってから訴えられた事か。フラウンホーファーがカネを取れるのなら協力会社のこっちだって、って思って訴えたのかも知れないけど。

MP3エンコーダ特許権に絡むカネ払え騒動は2度目。
ただ、裁判の始まった2002年当時と違って後発のAACにしろWMAにしろ既にメジャーな存在になっているので、この判決で各メーカーから「MP3を扱うとめんどくさい事になりそう」って思われたら、これがMP3の墓碑銘になってしまう可能性もあるなあ。

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2007/02/11

ボブ・ディラン自伝(Vol.1)

ボブ・ディラン自伝(Amazon.co.jp)

結構前に買ってあって、最近になって急に読んだ。
もう2年くらい前に出てる書籍ではあるものの、団塊の世代達が信じるディラン神話をディラン自身が破壊している部分があるので、退職後にこれと併せて「No Direction Home」(Amazon.co.jp)を鑑賞する事で、「フォーク世代」の思い出をリセットするのによいのではないかな、と。訳者もディラン・ファンには歌詞翻訳でお馴染みの菅野ヘッケルだし。

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2007/02/10

「FairPlay」を求められるのは誰?

ハッカー「DVDヨン」、スティーブ・ジョブズ氏に反論(ITmedia)

「4大レーベルはDRMを捨てよ」、Appleのジョブズ氏が提言(ITmedia)

「レコード会社はDRMの放棄を」--アップルのジョブズCEOが公開書簡(CNET Japan)

結論は素晴らしいが、そこに至るまでの論拠にやや問題があって、結局のところ
「悪いのはウチじゃなくてレコード会社だ」
と言いたげなジョブズの公開書簡に有名ハッカーが
「iTS&iPodってのはDRMを利用したビジネスモデルだから出来ないんでしょ」と、論拠を挙げて指摘している。
自分は「ビジネスモデルを作り出したプレーヤーが投資した掛け金を回収したっていいじゃないか」と思っているクチだが、「レコード会社が悪いんだ」なんて公開書簡を出してしまうのはさすがに「開き直り」というか「DRMを外すのはレコード会社との契約でダメなんです」とだけ言えばいいのになあ、とは感じた。
もっとも反論の方も「反論する事だけを目的」として書かれた嫌いはあるけれど。

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2007/02/08

リンゴってのは金のなる木らしい

Apple商標訴訟がついに決着——“Apple”はApple Inc.のものに(ITmedia)

「iTunes Storeでビートルズ」は実現するか(ITmedia)

「リンゴ」って普通名詞を使うためだけに億単位の金が飛び交う世の中なのだなあ。
Appleも「i+品名」を商標登録しておけば、シスコと揉めずに済んだのに。

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2007/02/04

Be a SUPERMAN ! から14年

キリンラガービール_CMギャラリー(KIRIN)

RYDEEN 79/07・イエロー・マジック・オーケストラ - RYDEEN 79/07 - Single - RYDEEN 79/07(要iTunes)

イエロー・マジック・オーケストラ・イエロー・マジック・オーケストラ(要iTunes)

最近になってメインスポンサーがエプソンからキリンになったテレ東の「美の巨人たち」を眺めていたら、突如野蛮人姿のYMOが登場してライディーンの演奏が始まった。
14年前に1回だけ行われた再結成時の狂騒(Wikipedia)を知る、そしてノセられた者としては何の前触れもなく再結成登場したのには驚いたが、結局、サディスティック・ミカ・バンド、寺尾聰、チューリップに続く「70's-80'sリバイバルシリーズ」の一環だったらしい。
それよりも驚いたのは、この曲のCM用バージョンがあっさりiTS-Jに登場した事か。「タイムマシンにお願い」はずいぶんかかったのに、一度解禁になったら後の交渉は簡単、という事かな。
そして同時にYMOのディスコグラフィーがライブラリに追加、、、されたと思ったらRYDEEN 79/07以外のものをクリックするとこんな表示(23.7KB)が出てしまう。
担当者の勇み足か? iTS-Jの関係者ってYMOの濃いファンがいそうだもんなあ。まあ、単なる邪推ですけど。

ところでWikiの「テクノドン」の項目で故ウイリアム・バロウズが「作家で俳優」と紹介されているのは面白い。
この時期、やたら映像方面に露出してたからなあ。
「ドラッグ・ストア・カウボーイ」のTシャツ、まだ持ってるけど。

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2007/01/11

iTS-JにT.Rex登場

地下世界のダンディicon(要iTunes)

登場したのは「The SLIDER」以降のアルバムのみ。
CMとかで未だに耳にするせいか、20th Century Boyが一番人気なのは納得。
ちなみにその曲が収録されているのは「Greatest Hits」と「Rock Masters : London Boys」。

自分はCDで全て持っているから買わないとは思うが、まあ、好きなので載っけてみました。

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2007/01/01

遅ればせながら年始のご挨拶

明けましておめでとうございます。
このような拙文を貴重な時間を割いてご高覧頂いている旨、大変に感謝いたします。
旧年は上半期末と下半期末で仕事が立て込んでいたり、いろんな意味で燃え尽きかけていたりと色々あって更新が滞った時期がありましたが、このように続いているのもひとえに「見てくれている人がいる」というだけで、モチベーションを新たにする事が出来たからです。
これからもよろしくお願いします。

さて、年始の挨拶というと思い出すのが赤瀬川原平の「外骨という人がいた!」(Amazon.co.jp)で引用されている宮武外骨の言葉。
年始の挨拶の葉書版・年賀状という物はかつて年始の回礼が終わった後に書くのが通例だったそうで、要するに「年賀に書くから“年賀”状」というのが正統だったらしい。
「官が『年賀状は何日までに』なんて言うな」なんて事を書いているところをみると、年賀に着くから、という考え方は郵便制度が確立してからなのかも知れない。
つまり、年末の繁忙期を更に込み入らせる「年末に年賀状を書く」という行為は単に郵政側の都合に乗せられただけという見方も出来る。

という事は元日になってから年賀状を電子メールで送る、という行為は全くもって日本の伝統に則った正しい行為であって、むしろ「伝統」と「電脳」の幸福な融合とすら言える。

てな訳で、個人的には郵政公社が
「年賀状を出すと電子メールで年始の挨拶を送るよりこれだけ省資源化に繋がります」
という具体例を挙げてくるまで年賀状を書く気には全くならない。
え? 電子メールを使えないおじいちゃん、おばあちゃんへは礼を失してしまうって?
会いに行きなさい、会いに。年賀状を書かない分、身体が空くでしょう。

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2006/12/26

訃報が似合わない人たち

ゴッドファーザー・オブ・ソウルことジェイムス・ブラウン、73歳で逝去!(notrax)

James Brownicon(iTunes Store)

USA唯一の「王様」がお隠れになりました。

この訃報くらい
「どんな人でもいつか死ぬんだなあ」
という事を強烈に感じさせてくれる訃報も無い気がする。

ところが同じ日に報じられたニュースでこんなのがあった。

「キング・オブ・ブルーズ」ことB.B.キング、大統領自由勲章を受賞。(notrax)

同じ生ける音楽伝説を扱った報道ながら、その内容のあまりの落差にちょっとクラクラする。別に本人達の責任じゃないけれど。

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2006/11/04

間抜けなシンクロニシティ

ここんところ、iTMSで買ったタケカワユキヒデ・マイベストと、鮭が川を昇る様を歌う一節がある中島みゆきの「ファイト」を結構良く聴いていたりするわけだが、本日テレ東の「地球街道」を眺めていたら「川を昇る鮭に感動するタケカワユキヒデ」という画が出てきて割と仰天。

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2006/09/26

No Direction Home

(Amazon)

前回のテリー本に続き、今更レビュー第2弾。
内容はデビューからバイクで転けて休養に入るまでをボブ・ディラン自身と関わった人物へのインタビューに音源や映像を絡めて綴ったもの。
ロビー・ロバートソンの親友で「THE LAST WALTZ」(Amazon)の監督も務めたという点で適役のマーティン・スコセッシが全面監修。
初っ端にアップルマークが出てきて驚くが、元々はアップルプレゼンツのテレビ番組だったから。
アップルCEOのスティーブ・ジョブズは熱心なディランファンで
「彼が芸術家になったのはいつまでも『風に吹かれて』と同じ事を繰り返してもダメだ、という事に気が付いた時」
ということをよく言っている。だから企業も変化し続けなけりゃだめなんだ、と経営戦略に芸術家の論理を絡めてしまうところが彼のカリスマたる由縁なんだが。
ちなみにディラン自身もこのドキュメンタリーの中で「芸術家はいつもどこかに向かう過程にいなきゃいけない」と語っている。

スコセッシがインタビューで
「ある芸術家の成長記に仕上げたかった」
と語っているとおり、都会かぶれの田舎者が如何にして世界中のロック・ミュージシャンを犬畜生扱いできてしまう伝説の偉人になることが出来たのかが裏表含めて分かる作りになっている。

続きを読む "No Direction Home"

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2006/08/24

ただし名前は残る(と思う)

米タワーレコードが破産法申請、身売りへ 日本事業は影響なし(CNET Japan)

かつて地方在住の音楽ファンは渋谷のタワレコで輸入盤を買うだけで通になった気がした。
ハワイのタワレコで買おうものなら、パリス・ヒルトン(YouTubeの登場を待たずしてハメ撮られビデオ公開経験あり)並のセレブ扱いを受けられた。
ただヴァージン・メガストアとHMVが登場した時点でちょっとばかりご威光が色褪せた感じはしたけれど。

そんなタワレコの運営会社が破産申請。
現在全店舗の身売り先を募集中。

日本のタワレコは関係ないので国内に影響はないけれど、楽曲販売のあるステージが終わりつつあるという感はある。
もっともダウンロード販売の登場を待たずして、アメリカのCD販売ってのは長期低落傾向にあったそうで、前もちょっと書いたが売り上げが飛躍的に伸びていた時期は結局のところアナログ盤が買い直されていた期間に過ぎなかったそうな。
一時期ほんのちょっぴりレア音源を入れたボックスセットが出まくっていたのも、「アナログ盤買い直し組」の層が厚かったことの証明なんだろう。

海外アーティストの日本版CDはアメリカ版CDと違って歌詞対訳や解説が付くという付加価値もあるので彼の地の状況と単純比較は出来ないが、そういったオマケがいらない国内アーティストのCD売り上げ数がダウンロード販売に打撃を受ける近未来が訪れる可能性はあるだろうな。
生き残るCD販売店はAmazonくらいだったりして。

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2006/07/14

報酬を受け取れなかった偉人

PINK FLOYDの創設メンバー、SYD BARRETTが逝去(bounce)

まだ生きてたのか、というのが正直なところ。
グラムロックの格好いい方(T.REX、デビッド・ボウイ、ロキシー・ミュージックというかブライアン・イーノ)はみんな彼の影響下にある。マーク・ボランは「シド・バレットに似てる」と言われて大変に喜んだそうな。
といっても40年近く前の話。
日本で言うところの児童ポルノ法違反で何度かとっ捕まっているゲイリー・グリッターが影響を受けているのかどうかは知らない。

これで「音楽シーンに巨大な変革を引き起こしたがその後音沙汰無し」な偉大なミュージシャンは残すところスライ・ストーンだけ、、、な筈だったんだけど復活しかけてるんだって?

スライ&ザ・ファミリーストーン公式サイト

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2006/07/08

日本人には発音が難しいアルバム名

(Amazon.co.jp)

正直言って前のレッチリは知らない。
彼等がステージ上でチンポを振り回してた頃は「イギー・ポップのそっくりさんがいるバンド」くらいの認識しかなかった。

個人的な転機はタワレコで流れていたジョン・フルシアンテのソロアルバム「TO RECORD ONLY WATER FOR TEN DAYS」(Amazon.co.jp)。
何かを買うつもりもなくウロついていた自分をレジに直行させた。
その後、立て続けに出した各アルバムはマストチェックになったが、ご存じのとおりフルシアンテはレッチリに復帰し、自分の趣味とレッチリの間に接点が出来たものの「CALIFORNICATION」はスルー。理由? 何となくw

今回の「Stadium Arcadium」を買う気になったのは、この国をぶらつく多くの人たちと同じ理由。
「映画“DEATH NOTE”のCMで耳にして」
うむ、小市民の自分らしいきっかけだ。

聞いてみて感じたのは
「フルシアンテのソロアルバムと一緒だ」

ヴァーヴだの、レディオヘッドだの、コールドプレイだの追っかけてた自分には耳に心地いい曲が並んでいるが、台風で壊滅しかけたフジロックのステージで暴走した彼等を知っている古くからのファン達はどうなんだろう。
「イマイチ」という人は「CALIFORNICATION」辺りでもう離れちゃってるのかな。

しかし、リック・ルービンというと「AC/DCのマニア」という情報を思い出す自分はもう古い人間なんだろうな。このアルバムと「地獄のハイウェイ」(Amazon.co,jp)の間に接点があるとは思えん。

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2006/05/31

アナクロニズムの残骸

元ちとせの「ハナダイロ」の1曲「恐竜の描き方」の中で

ケモノにも鳥にもなれなかったあなた

と恐竜に呼びかける一節がある。

恐竜の直径子孫は鳥らしいので進化論的には誤っている歌詞だが、そんな事はどうでもいい。
ここで言う恐竜は、進みゆく世の中に適応しきれずに滅んでゆくものの代名詞として選ばれているだけだろうから。

そして、これはほとんどの人々に共通する事だと思う。
ある時、自分が古臭い(オヤジ臭い)拘りに囚われている事に気が付いて驚く事がある。
ある人はそれを「殻」と呼び、ある人はそれを「矜持」と呼ぶ。

「殻」と呼ぶ人は、そんなものさっさと破ってしまうのかもしれないが、多分「矜持」と呼ぶ人にとってそれは譲れない一線なのだろう。
そんなものにこだわらなければ、世の中もっと楽に生きていけるのに捨てられない。
そして時代に乗り切れずに滅んでゆく。

この唄が自分にとって心に染みるのは、自分がそれを「矜持」と呼ぶ方の人間だからかも知れない。
滅び行く先がぼんやりと見えてきた歳だけに。

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2006/05/25

ハナダイロ

(Amazon.co.jp)

先行シングル「はるのかたみ」でも「無垢な南国少女」は遠い過去の話なのだなと感じさせられたが、今回の「ハナダイロ」では全般的に重いテーマを扱った歌詞を採用しているためもあり、彼女にそんな時代があった事すら忘れさせてくれる。

「重いテーマ」とは具体的にいうと「死、反戦&平和祈念」。
特に反戦歌に関しては、個人的にそういう歌で「クサさ」を感じず聞けた邦楽はTHE BOOMの「島唄」がぎりぎりで、宮本和史自身もこの歌から先には踏み出せていないように見える。
しかし、元ちとせはその圧倒的な歌唱力で「クサさ」を帳消しにする。

エンタメとして聞ける反戦歌が邦楽からも登場する時代になったのか、と思うと70'sフォークのクサさに辟易とさせられた世代としては感慨深い。

かつて忌野清志郎が
「洋楽でイイのはラブソングと戦争反対を同じくらいの思い入れで歌っているところ、邦楽が遅れているのはそういう部分なんだと思う」
と語っていた事もあったが、その言葉を覆す邦楽がいよいよ出てきた。

ただ彼女の場合、歌唱力だけでなく、南方系の歌声でこういうテーマを歌う先達が、島唄に限らずボブ・マーリーという大元祖がいたりするので、余計に違和感を感じない、という部分はあるのかも知れない。
そういう意味では、「エキゾチックななごみ系」から真の「ワールド・ミュージックの歌い手」と呼べる存在にグレードアップした、という事なのかな。
というわけで、邦楽初とも言える「ドメスティックチャートでもメジャーな」ワールド・ミュージック・アルバム、結構必聴。

ただ、これまでの彼女のファンには、ちょっと重すぎるかも。

しかしこのアルバムに関するAmazonのカスタマーレビュー。
皆さんいい事を書いていますな。

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2006/05/07

国“歌”集と呼ぶには厳しい


SING ALONG WITH ME! 32NATIONAL ANTHEM, 2006(要iTunes)

4年前にも全く同じ企画ものを出していたキングレコードが再び国歌と自衛隊で商売(キングレコード)。

友人が仕事の関係でキングレコードに営業に向かった際、対応に出てくれた人が
「ウチは隙間商売が得意なんです。宙に浮いている版権とか販売権を拾って再発したりしてね。T-REXとかディープ・パープルなんかそうですよ」
と裏事情っぽい事を話してくれたそうだが、その言葉を裏付けるような隙間商売。

本気で国“歌”を探したら、三大テノールの1人が歌うイタリア国歌とか、水口聡の歌う君が代とかジミ・ヘンドリックスが演奏するアメリカ国歌(はちょっと違うか)とか収録しなけりゃいけないもんな。

個人的に古い洋楽ファンにはお勧めなのが
イギリス国歌
(要iTunes)。
これを聞いて反射的にクイーンのライブの「締め」を連想して、女王様姿のフレディ・マーキュリーが浮かんでしまう中年は世界中に存在していると思う。

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2006/05/05

邪な感想(でも書きたかった)

河合奈保子『nahoko 音』プロデューサー、森村献インタビュー(アップル)


河合奈保子 - nahoko 音 / orange
(iTMS-J・要iTunes)


河合奈保子 - nahoko 音 / blue
(iTMS-J・要iTunes)

下世話な言い方だが、巨乳アイドルの始祖の1人・河合奈保子が意外な形で復活。
そんなに珍しい名前でもないので、てっきり同姓同名のクラシック音楽家かと思った。

ひょっとしたら同じく(ってのも失礼な言い方かも知れないが)元アイドルという経歴を持つ本田美奈子の急逝が、復活に至るまでの決心の後押しをしたのかもなあ、とちょっと思った。
彼女本人がアップルのインタビューにも登場していない事から判断する限り、これ以上マスコミに露出するとは思えないので、その辺の事情は確認出来ないだろうが。

個人的にはピアノソロの良し悪しってのはよく判らない。
耳ががさつに出来ているらしく、みんな一緒に聞こえる。
だから、そういうのが好きな方はどうぞ、くらいの感想しか言えない。
本来なら音楽を捨てられなかった歌い手の復活を素直に喜んであげたいんだが。

ちなみに始祖のもう1人は榊原郁恵でいいと思う、多分。

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2006/04/21

マカオで大冒険か。

KINTA-MA XIM-MIX(要iTunes)

10年くらい前に「あっ超ー」(Amazon)というつボイノリオのベスト版が発売されていて、今でも売られているので「幻の発禁歌謡、iTMSでついに復活!」というわけでもない。
来月辺りにまた新しいベスト版(Amazon)も出るとか。

個人的にはアルバムを買うよりは、リミックス版を買った方がいいと思う。
ちょっと歌詞が聴き取りにくいのが難点だが、代表曲は一通り入っているし、150円払って聞き捨てる方がこの手の音楽には相応しいと思うし、オリジナルの曲調って30年前のアレンジだけあって結構かったるいから。

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2006/03/31

大人より年上の人向け

大人のロック(日経BP社)

ボブ・ディランとスティーヴィー・ワンダー関連の記事を漁っていたらたまたま見つけた大人ってよりも爺さま婆さま向けの音楽雑誌。
最近流行りの団塊世代向け商法の一種か。そう言えば、テレ東(日経系列)の経済関連番組ではその手の商法が結構採り上げられていたな。報道するばっかじゃなく自分でもやってみた、ってことか。

以前、シンコーミュージックが「Dig」なんて似たような雑誌を出していて、自分はT.REX特集号だけ買った覚えがある。シンコーのホームページを見るともう載っていないので、多分廃刊だろう。
シンコーは時代より10年くらい進みすぎていたんだなあ。
まあ、この雑誌の売れ行き次第ではシンコーからまた出るでしょう。手持ちの素材には事欠かないだろうし。

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2006/03/24

3121

(Amazon.co.jp)

帯に「殿下、ユニバーサル・レコーズへ電撃移籍」云々と書かれていたので、あれ?モータウンは?(ORICON STYLE)と思ったら、なんか色々あって要するに同じレーベルらしい。

殿下がワーナーと喧嘩別れし、「創作その他の自由を求めて」設立したNPGレコーズのアルバムは一応チェックしていたが、ここんとこ自分のローテーションに乗るアルバムは1つもなかった。
全般的に「ナンバーワンじゃなくてもオンリーワン」にこだわりすぎてる感じで、往年の必殺フレーズを引っ張り出してきたり、アレンジに凝りすぎてノリが壊れていたりして、通して聞くのはキツかった。

NPGレコーズでは「実験的なのはダウンロードで、商業ベースを意識していたものをCDで」という形だったらしいが、日本の場合両方CDで出ているので違いが分かりにくかったという事もある。

んで、制約のない場でやりたい放題やったことで落ち着いたのか(ライナーに依れば実生活でも色々整理が付いたり、喜ばしい事があったらしい)今回のアルバム「3121」はNPGレコーズ初の「商品」に仕上がっている。

変に「オンリーワン」にこだわらずに、自分のルーツ・ミュージックへ立ち返った感じで、そこここに往年のR&Bやファンクを感じさせるフレーズが見え隠れ。
前々からジミヘンやJBからの影響は指摘されていたところだが、ファルセットのバラードなんかアレンジ含めて完全にカーティスになってるし、ここんところつるんでいるファンクの先達・メイシオ・パーカーにもちゃんと「活躍の場」を与えている。

ルーツを色濃く出しても、自分は自分という余裕。
殿下が初めて「ベテラン」に見えた。

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2006/03/23

音楽開放の日はiPodの墓碑銘に載るのか

iTMS公開法案、仏下院を通過(ITmedia)

「国が海賊行為を後援」――Apple、仏法案を批判(ITmedia)

「コンシューマーは、さまざまなデバイス間で自由に動かせる楽曲になら最大で2倍の料金を払ってもいいと考えていることが、欧州連合(EU)プロジェクトのIndicareの調査で示されている。」(記事中から)

ヨーロッパ人ってカネがあるんだなあ。
個人的には1曲に300〜400円も払うなら、CD買うけどな。

ちなみにこの法律、まだ下院を通っただけなので施行はされない。これから上院で審議するんだそうだ。

ところでこの法律が施行されたら、iPodは打撃を受けるんだろうか?

先にも書いたが、そもそもiTMSでなければ手に入らない曲なんてあるのか?
ほとんど無い。
iTunes限定ソング以外は。
ダウンロードストアが乱立しているこのご時世。どう手を尽くしても手に入らない音楽データなんて一子相伝の口承歌か発禁ソングくらいだろう。
それだってネット上のどこかに転がっているかも知れない。なんたって蝋管音源まで手に入る(HOTWIRED)世の中だもんなあ。まあ、これはこの文章の趣旨とは外れるが。
CCCDが衰退傾向にある今ならCDからリッピングしたっていい。

つまりソフトウェア的に見ればiTunesだろうが、WMPだろうが手に入る曲に大して差が出る訳じゃない。

MP3プレーヤーがこれだけ広まったのはCDやMDプレーヤーからユーザーを奪ったから。
PCからデータをコピーする必要がある、という点がこれまでの携帯プレーヤーとの最大の違いだったが、「パソコンはあって当たり前」の今、そんな事はネックにならない。「持ち運べる」曲数は圧倒的に多いんだから、環境が整えば「聞きながら歩く」人たちがMP3プレーヤーに移っていくのは当たり前。

そして、こういうお客さんにしてみれば選ぶのは携帯プレーヤーが先で、そこに入れるデータをどこからどのように手に入れるかは、買ったプレーヤーに合わせるだけの話になる。携帯プレーヤーを手に入れてから、初めてCDのリッピングをしたなんてユーザーだっているだろう。
だからiPodがウケたのは単純に他のプレーヤーよりも魅力的だ、と乗り換え組のユーザーが感じたからだろう。DRM、iTMS云々ではない。
iTunesは他のソフトと比べて「囲い込み度」が高い分、連携はシームレスだが、それはiPodを買った後の利点であって、さっきも書いたが音楽データはどこからでも手に入れられる現在としては購入検討時点での優先順位がそれほど高いとは思えない。

DRMが外れた場合に一番恩恵を受ける「データが先でした」ユーザーはRIAAやJASRACが騒ぐほど多くはない。そういった人たちはリッピングしたりしたデータを聞けるかどうかからプレーヤーを選ぶんだろうが、現時点では少数派。だからiPod&iTunesが優位を占める事が出来たという訳。

本来「プレーヤーとは別にPC&出力ソフトが必須」という時点で、NetScapeを死の淵に追いやったMicrosoftの「バンドル戦術」が功を奏するはずなのに、今のところそうはなっていないのは「ハードが先でソフト(データ)は後」という売れ方の証明だと思う。

だからこの法律が施行されたらiTMSは打撃を受けるだろうが、iPodの売り上げに大した変化は出ないと思う。

「ユーザーは十分なプロテクトをかけられない『互換性のある』音楽をiPodに自由にアップロードできるようになり、iPodの売り上げは増えるだろう。iPodに対応した無料の映画も遠からず出てくるはずだ」(記事中から・Apple広報担当の談話)

感情的に聞こえる発言だが、以上のような事を踏まえて考えると、案外的を得ている。
iPodの売り上げが鈍るとしたら、別の魅力的なポータブルプレーヤーが登場した時だろう。

ところで町山智宏のエッセイからの孫引きだが、ビルボード誌編集者の言葉に依れば音楽業界は元々長期低落傾向にあるそうで、
「CD登場の時に衰退傾向だった音楽業界の売り上げは一時的に伸びた。でもそれはアナログ盤で持っていたアルバムがCDで買い直されていただけで、新譜が売れて伸びた訳じゃなかった」
ということだそうだ。
ダウンロード販売が急激に伸びているのはこの「CD現象」と似たような部分はある(iTMS-J・要iTunes)と思う。

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2006/03/13

春のかたみ

(Amazon.co.jp)

フジテレビの深夜アニメシリーズ「怪 〜ayakashi〜」(東映)の主題歌。そろそろシリーズ終了なので発売になったって事なのかな。ちなみにCCCDではない。

ある種の人にとっては「作詞・作曲/松任谷由美」がウリになるんだろうが、言われなければ気が付かない。
この人の場合、誰が作詞作曲しようがその歌唱力で「自分の歌」に塗り替えてしまうので、例えローリー寺西が作曲したグラムロックでも100%元ちとせになるだろう。

普通のミュージシャンと違って、自らのキャラクターをトータルプロデュースする必要がないのはこの歌声一発で
「あ、元ちとせだ」
と分かるから。歌声=彼女となっているからには、一々別人格を作り出す必要はない訳で。

彼女の歌が性差も年齢差も超えて受け入れられるのは、好き嫌いがはっきりするキャラクターという要素を自分のパフォーマンスから排除出来るからだろう。
もちろん「公人としての世間向けキャラクター」というものは持っているだろうが、彼女の音楽的魅力と深く関わっている訳ではない。
そんなわけで誰にでもお勧め出来る彼女のCDだが、お陰で実家の母親が貸したCDを返してくれなくなってしまったのには参ったな。

ただ、彼女の歌声のイメージに一番似合うのはタイトル曲だとは思う。やっぱり伝統民謡の元歌姫だけに、歌い上げる系は誠に心落ち着せてくれる。

ところで現時点でのトータルプロデュースキャラクターの二大巨頭と言えば浜崎あゆみと倖田來来なんだろうが、どっちが先にマドンナの境地まで達するのか、という点に一番興味が湧くな。

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2006/03/02

12週連続No.1でした

キリンビールCM情報 CM Gallery(キリンビール)

ルビーの指環(iTMS-J・要iTunes)

最近老け役か朴訥な役ばかり演じていた寺尾聰が久々にグラサン姿でブラウン管に登場。
あまりの懐かしさにiTMSで曲名検索してしまったが出てこない。
「寺尾聰」で検索したら出てきたが、そうか〜「指環」だったよな〜。
バックバンドの豪華さは今になってから初めて分かった。

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2006/02/21

Billion Doller iTunes

iTunes - 10億曲ダウンロード・プロモーション(アップル)

週刊アスキーでも指摘されていたが、10億曲という数字よりも、トップページでスロットマシーンのように回り続けるダウンロード回数カウンタの方に驚く。
トップページとプロモーションページのカウンタの数が全然違うのにも笑う。

しかしiTMS以外のショップや違法なブツなんぞも数えていけばこの数字は更に膨れ上がっていくわけで、自分が今使用しているのと同じ回線を様々な音楽が駆け抜けている、という事実をまざまざと感じさせてくれるカウンタでもある。
つくづく凄い時代になったなあ。
違法系のダウンロードチャートってのも上手い事統計とれないかな。RIAAあたりで実は持ってたりして。でも、結果は世間一般のチャートと大差ない、というつまらない結果に終わっていそうな気もする。

ところで、この駄文の題名の元ネタ「Billion Dollar Babies」(Amazon.co.jp)はiTMS-Jには売ってなかった。

10億曲売っても1曲99セントだから、ビリオンには届かないのでは? という方心配ご無用。
200円の曲とかあるから。

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2006/02/15

Keys to the World

(Amazon.co.jp)

リチャード・アシュクロフトが率いていたヴァーヴ(iTMS-J・要iTunes)は、ラヴ・サイケデリコならぬネオ・サイケデリコとして評価されていたそうで、アメリカでもサンフランシスコでは結構な人気を誇っていたそうな。
聴いてるこっちは全然そんな気もなかったが、それはこのバンドがサイケデリックのナイーブなフラワー側面をさっぱり切り捨て、分裂症的とでも言うべき側面のみを引き継いだのが魅力だったからかも知れない。
ちなみに、本人もバンドも音楽に相応しいアンバランスな性格だったのか、一度空中分解している。
しかし、再結集なった後のサードアルバム「Urban Hymns」(iTMS-J・要iTunes)では、自らのナイーブな部分を否定的でもなく自棄的でもなく、しっかり取り入れたのが功を奏したのか、記録的な大ヒット。
ところが直後に「方向性の違い」から再びバンドは活動を休止してしまう。

その後、リリースされた彼のソロアルバムを聴いて、どうやら「ナイーブさ」にプライオリティを置こうとしてギタリストのニック・マッケブと衝突してしまったのかなあ、と思わされた。
危ういバランスが一番とれていたのが「Urban Hymns」だったということか。
で、ナイーブというかフラワー側面の集大成が、ブライアン・ウィルソンと組んだ前作「Human Conditions」(iTMS-J・要iTunes)ってことなのかな。

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2006/02/05

ルー・ロウルズ拝、ウィルソン・ピケット拝

米歌手ルー・ロウルズ氏が死去(日刊スポーツ)

伝説的ソウル・シンガー、WILSON PICKETT逝去(bounce.com)

ウィルソン・ピケット 死去(帰納法障碍)
※ウィルソン・ピケット物故のニュースがまとめられている。

もう旧聞に属するが、それでも「フォロワーがいない」タイプのR&B系ミュージシャンが続けて物故してしまったのは勿体ないと思ったのでここに紹介。

(HMV.co.jp)

ルー・ロウルズはサム・クックより5才年下。iTMSのバイオグラフィーによれば、シカゴで過ごした中学、高校時代から既にお互いを知っていたそうだ。
そのせいか、クックがSoul Stirrersに引き抜かれた後のTeenage HightWay QC'sでリード・ボーカルに抜擢され、スペシャルティ・レーベルに所属するなど、クックの後を追うような形でプロのキャリアを開始している。
クックから影響を受けた最も早い世代のアフロアメリカン系のミュージシャンと言えるかも知れない。

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2006/01/15

そういえば吉本所属だったっけ

小室哲哉が「チッチキチー」テクノサウンドに「こだまひびき」の漫才乗せた!吉本新ユニット(スポーツ報知)

チ - Single(要iTunes)

「もう落ち目だし無理じゃないか?」
という声が囁かれる中、案の定のスポンサー料未納で大分トリニータを経営危機に陥らせた小室哲哉が、ほとぼりも冷めた辺りで大木こだまひびきを素材に小銭稼ぎを開始。

もしかしたら吉本から「いい加減利益を出してくれ」とプレッシャーを受けたのか?
大木こだまひびきを相手に選んだのは「割と知られた」しゃべくり系の芸人だからかも知れないし、カミさんの意見を採用しただけかも知れないし、他に身体が空いている芸人がいなかったからかも知れない。
もちろん「しゃべくり系」を起用するなら理想はダウンタウンかナイナイに決まっているが、「今更小室と組めってか?」と言われて、、、つ〜か、企画立案段階で吉本側から「無理です」と言われて終わりか。

紹介する手前、一応購入して通して聞いてみたが、、、つまらない。
いや、ネタは面白いけどね。「コラボレーション」という形にこだわりすぎた感じ。
要するに音楽側がBGMになってない。
だからといってサウンドトラックとして「雰囲気醸成」役を請け負っている訳でもないので、いつもと違う部分が面白いって事はない。
人によっては「何を喋ってるのか良く聞こえない」と感じるかも。

漫才のBGMにするのが嫌だったのなら、割り切ってネタの時は音楽を止めちゃって合間に流すなんて形もあったと思うが。
ただ、大木こだまひびきのアートワークは手に入るので、彼等のヴィジュアルを毎日眺めていたいという人にはお勧め。

結論としては、NHK落語シリーズがオーディオブックのトップセラーに延々と入り続けている現状を見ても、普通に漫才を売った方がよかったと思う。
総合トップセラーの上位に来る事はないだろうけど、ロングセラーにはなると思うし。
ザ・ぼんちの「そうなんです」ネタなんてまた聞いてみたいしね。今聞いて面白いかどうかは別として。
ん? ひょっとしてこの曲、漫才コンテンツ提供前のアドバルーン?
そういえばぼんちは「恋のぼんちシート」なんて大ヒットを出してたっけな。とりあえずその復刻とか。

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2006/01/05

殿下iTMS-Jに降臨

(要iTunes)

殿下、モータウン移籍後の初リリース。

今のところ日本版シングルは出ていないようだが、音楽配信系サイトには片っ端から登場。モータウンの底力か、殿下が望んだのか。

知らなかったが、スティーヴィー・ワンダーと「So What The Fuss」(要iTunes)で競演したことが移籍のきっかけになった(ORICON STYLE)のだという。

内容はラテン風味のバックに得意のベルベットファルセットを載せたもの。
面白いか、と聞かれれば、どんなもんですかねえ、と応えるしかない。

K1で「エンドルフィンマシーン」を耳にしてハマッた方、という事は即ちフラストレーションをぶつけてくるようなファンクでぶいぶいとノシたニュー・パワー・ゼネレーション時代と直後のTAFKAP(TheArtistFormerlyKnownAsPrince)時代が好きで最近の殿下はちと喰い足りない、という向きには合わないでしょう。

大多数の中年と同じく、「ビートに抱かれて」のギター・イントロとケツ見せプロモにやられた腐れ縁世代としては死ぬまで付き合いますけどね。
あ、純粋にその頃の殿下の音楽がいい、という人にもお勧め出来ませんよ、残念ながら。

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2006/01/02

で、スイマーズは?

(Amazon.co.jp)

オヤジ向けコンピ30-35(ソニーミュージック)の最新シリーズ。
ソニーミュージックなのでもちろんiTMS-Jには登場しない。

これまでも「もう一回、バンドやろうぜ!」「続・もう一回バンドやろうぜ!」というコンピがあったので、ついに来たか、という感じ。

ただ、前2作よりも対象年齢は下がると思う。
実際、それ以前のインディーズブームから聞いていたファンにしてみると、イカ天に対する思いは結構複雑なものがあったりするから。
番組も終盤になるとメジャーデビュー前のバンドの販促ツールに成り下がっていた部分もあるし。

この後、ビジュアル系が出て終わりかな。
そこまで行くともう30-35じゃなくなるのか。(笑)

しかしこの手のコンピが成り立つという事自体、インディーズもバンドも「ブーム」だったんだなあ、という感じはある。他のピンポイントは「おニャン子」くらいだし。
あとは「癒し」「卒業」「沖縄」とかの雰囲気テーマ別で、別に30代前半の男子向けでなくたっていいような内容だったりするから。
「フリー・ソウル」ってのもあるが、これはレーベルの販促でしょうな。

ところで個人的にイカ天で一番印象に残っているスイマーズは?
と思ってググって見たら、今はこういう事をしているらしい。

ケラ&ザ・シンセサイザーズも復活してたなあ。
で、ブームの墓碑銘に載らずに普通に活動を続けて一番巨大になったのは、電気グルーヴという事でよろしいか、って何がだ。

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2005/11/21

名前を覚えた日本人は2人目(ロッドさん談)

俊輔アシスト!3点演出/スコットランド(日刊スポーツ)

1週間くらい前に行われていたスコットランド杯のオールドファームではロッド・スチュワートが観戦していたことが話題になっていたが、今回も中継で映っていた。

NHKで真夜中にW杯を中継していた頃は、イギリス出身のミュージシャンが何人映ったか、ってことばっかり話題にしていた思い出があるが、その中でもズバ抜けて回数が多かったのが彼。
髪型が派手で見つけやすかった、というのもあるだろうが。

他はエルトン・ジョンとかミック・ジャガーなんかもいた気がする。みんな今や年金替わりに活動を続けているも同然になってしまったなあ。
ただ、おおっぴらに「俺はサッカーが好きだ」と公言し、歌詞にも歌い込んでいたのはロッドくらいだった気もする。
だから、当時の洋楽ファン、およびアメリカ人全般にとってサッカーとは「ロッド・スチュワートが好きなスポーツ」以上のものではなかったな。

ところで、ロッド・スチュワートファン歴20年を越える友人によると彼は日本を嫌っているそうで、カネと吉原がなければ来日なんかしたくなかったそうな。
ただ、日本人とバンドを組んだり、矢沢永吉に愛想良く接したりしているの見ると、黄渦論者ってほどでもなく「何となく嫌い」程度のレベルなんだろうが。

だから、彼の脳裏に名前を刻み込む日本人が、仕事や吉原絡みでなく応援される立場として登場するなんて、想像も付かなかった快挙が起きたって気がする。ロッド本人だってそうだろう。
この辺の感覚は古い洋楽ファンじゃなければ理解出来ないと思うが。

でも、今のロッド・スチュワートはアメリカの懐メロばっかりレコーディングしていて、自分でクリエイトする事なんて無くなっちゃったから、俊輔の名前を彼が歌い込む事は無い、という点で残念と言えば残念。

ロッドとサッカー絡みで更に続けると、彼は歌手になる前はプロのサッカー選手で、ブレントフォードという下位チームに所属していた。本人の言葉によれば「先輩の靴磨きが嫌で辞めた」と言っているがこれはちょっと怪しい。まあ、優れたプレーヤーだったら靴磨きなんてしているヒマもなく上位チームに引き抜かれたろうから、その辺がプロ選手としては限界だったということか。
ってのは「サッカー批評」からの受け売り。

この話題が取り上げられたコラムだと、代表曲の「Sailing(Amazon.co.jp)」は彼のオリジナルと読めてしまうが、残念ながらスコテッィシュ・フォーク・デュオ、サザーランド・ブラザーズ(Amazon.co.jp)のカバー。
ちなみにもうひとつの代表曲「Da Ya Think I'm Sexy ?(Amazon.co.jp)」も、ボビー・ウォマックの「(If You Want My Love) Put Something Down On It(どこ見ても在庫切れか、、、)」をパクっている。
ついでに言うと、80年代を過ぎて何年かぶりにヒットさせた曲もトム・ウェイツのカバー「Downtown Train(Amazon.co.jp)」。
代表曲が軒並み自分オリジナルじゃないというのが、クリエイティブ面でトップだった事が一度もない彼らしい。最近のアルバムがカバー曲ばっかりという事は、その辺を本人も判っているという事か。
まあ、「一番がサッカー、二番が女、三番がスポーツカー、音楽はその次か次」って本人も言ってるからな。
今が一番楽しいんだろう。

ちなみに、元スコットランド代表監督アレックス・ファーガソンを応援している関係上、マンチェスター・ユナイテッドのファンでもあるそうな。

12/6追記・文中のロッド・ファンの友人によると、「Da Ya Think I'm Sexy ?」と「(If You Want My Love) Put Something Down On It」はブラジル発の音源をほぼ同時期にパクっているのが正解。オリジナルが何て曲かは忘れたが、ロッドとウォマックは当時よくつるんでいたので、同じ音源なのは間違いない、とのこと。ちなみに原作者に訴えられて敗訴したので、ロッドはこの曲から1円も儲けていないが、ウォマックは見逃してもらったらしい。

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2005/11/15

訴訟もコミュニケーションの1つ

日本に住んでいると実感は湧かないが、海外ではそういう事なのかも知れない。
あ、日本でも切符を握りしめて地方裁判所でコミュニケートするのは結構ある話だな。

しかしiPod絡みの訴訟って何度目だろう。

iPod nanoのディスプレイ問題、国際的な訴訟に(ITmedia +D LifeStyle)

やはり、最初の発表の時にジョブズがポケットから取り出して見せたのがマズかったのかも。
ポケット入れっぱなしにしていればnanoの液晶なんてすぐ傷になるよなあ。

一方、訴訟ならこちらも負けてはいない。

SONY BMG、rootkit的DRMめぐり訴えられる(ITmediaニュース)

これに関するSONY BMG副社長の無責任な発言を読むと、自分が何をしでかしたのか全社的に理解していない事が判る。

SONY BMG、DRMソフトのrootkit問題で新パッチ、批判は収まらず(ITmedia +D LifeStyle)

しでかしたのは、こんな事や
SONY BMG「rootkit的」DRM悪用のトロイの木馬が出現(ITmediaエンタープライズ)

あんな事。
ソニーが音楽CDに組み込んだ“Rootkit”とは何者か(@IT)

しかし@ITの記事を読むと、よくぞここまで隠したものだと憤るより笑い出してしまう。

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2005/10/26

A Time 2 Love(正論の人)


(要iTunes)

ある程度リベラルに足を踏み入れた米国在住のクリエイターなら時の共和党政権を批判するのがお約束。
だから今やアメリカのエンターテイメント業界はブッシュ批判花盛り、、、という程でもないようだが、それでもショウビズTodayで映画のヒットチャートを見ていると、大抵ベスト10の中には「今のブッシュ政権を皮肉った、、、」なんてナレーションで紹介される作品が登場する。

ただ、マイケル・ムーアみたいに直截的にやりすぎると、一番見て欲しい人たち(親ブッシュ派)は見向きもしなくなるのが問題、と言っていたのは町山智宏。
だが、彼等も「スターウォーズ」なら見る。
だからジョージ・ルーカスが「エピソード3」に、新聞を斜め読みする程度の知識がある人間なら誰でも分かる程度にブッシュ批判を盛り込んで「今、ちょっとヤバくない?」と客に再考を促そうとした事には意義がある、という風に彼が話を展開させていったのはちょっと感動した。
しかも粘着くん相手のコメントで。

ちなみに似たような事をジョージ・A・ロメロが「ランド・オブ・ザ・デッド」で行っているが、こちらは「ゾンビになるほうがマシじゃない?」という究極の選択に客を追い込むシニシズムが心地よい傑作になっている。

んで、30年以上前に
「夢の都なんざゴミためじゃねえか」
と言い放ったりした「社会派続けてウン十年」のスティーヴィー・ワンダーもやはり、と言うべきかブッシュ批判らしきものを取り上げた。

が、こちらもアルバム1曲目「イフ・ユア・ラブ・キャン・ノット・ビー・ムーヴド」ではかなり直接的に批判しているが、その後は、
「ブッシュ1人を批判すれば済む話じゃないよ」
と社会全体への問題提起とイメージを膨らませていく。

続きを読む "A Time 2 Love(正論の人)"

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2005/10/20

伝説を見た

一昨日くらいまで、閲覧不可能だったthe Complete stevie Wonder」(要iTunes)。今日確認してみたら可能になっている模様。

The Complete Stevie Wonder

確かに内容は凄い。間違いなくコンプリート。最新アルバム「A Time to Love」までのスティーヴィー全アルバムが収められていて、ライブラリは「スティーヴィー・ワンダー・ディスコグラフィ」状態というか「スティーヴィー・アルバム・ポータル」状態というか。

アルバム32枚に未発表アルバムとプロモビデオ3本、更にブックレット(英語?)まで付いて30000円はお買い得。
ほいほい出せる金額でもないが。

「パートタイム・ラヴァー」のビデオが懐かしい。
でも、個人的に、っていうか「心の愛(I just called to say I love you)」(要iTunes)のビデオも欲しかった、 と思う30代以上は結構いるはずだ。
この曲、すれてしまった今になって思い返すと、スティーヴィー的にはサントラ向けのハズし系だったんだが、まあいい。この曲のヒットが無ければスティーヴィーの名前も知らなかったかも知れないし。

ちなみに、肝心の映画(ウーマン・イン・レッド)はコケていたと思う、日本では。

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2005/10/18

伝説ですから

iTMS-Jに表示されるこのiTMS限定アルバムのバナー

The Complete Stevie Wonder

をクリックすると、こんなアラートが表示されてしまう。(10/17-22:00現在)

これはスティーヴィーの偉大さを示すものか、単にサーバがタコっているのか。
他のアルバムではこんな障害は出ていないのでやはり、スティーヴィーは偉大なり、という事なのだと思うことにしよう。

ちなみに、10年ぶりの新譜はこれじゃなくて「A Time 2 Love」(Amazon.co.jp)。
お間違えなきよう。

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2005/10/08

プレス代ってそんなにするのか

リターン・オブ・ザ・チャンピオンズ(初回限定盤)(Amazon.co.jp)

Return of the Champions(Live)(要iTunes)

フレディ存命中、というかポール・ロジャースの名前が何となく知られていた頃には
「声が似ている」
と言われていたが、こうして聞いてみるとロック・ボーカリストにありがちな一本調子な歌い方なのであんまり似ていない。
やはりフレディってのはロック・ボーカリストとしては異例の存在だったんだな。

話のタネにこのユニットのライブを見に行くのならアリだと思うが、何度も聞き返すためにCDを買い込むのはどうかと思う。

ちなみにCDだと3100円、iTMS-Jで買うと1800円で1曲67円弱。
プレス代、ジャケ代、解説代、流通代諸々を合わせるとこれだけの差になるのか。
もちろん、クイーンファンならCDを買っても惜しくはない、、、と思う。

根本敬のエッセイにあった、同じ角川博(?)のカセットなのに値段が違う理由を店のオヤジに聞いたら
「こっちは本人が歌ってるんで高いんですわ」
と、とても分かり易い答えが返ってきた、というエピソードを思い出した。

だからiTMS-Jの1800円で買い込むのが、このCDに対する正しい態度ではないかな、という気がする。

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2005/09/25

生存確認情報(レイ・デイビス編)

The Tourist - Single(要iTunes)

RAY DAVIES IS `THE TOURIST`(ray davies official)

最近、大々的に生存が確認されたベテラン・ミュージシャンとしてはポール・ロジャース(CDジャーナル)とファッツ・ドミノ(gooニュース)がいるが、レイ・デイビスの生存も地味に確認された。

今回のシングルは来年出す予定のアルバム「Other People's Lives」からの先行シングルカット。
表題曲はダウンロード販売のみ。また、今日(9/25)から始まるツアーのキャンペーンも兼ねているそうで、現在のところCDの店頭販売はツアー先に設けるオフィシャルな売店だけで行われ、通販を扱うのはrecordstore.co.ukのみ。
公式サイトでは「限定」ではなく「最初のうちは」となっているのでそのうち他のショップからも発売されるだろうが。
iTMS-Jで試聴する限りでは、キンクス臭はそれほど感じられず、英語ネイティブなら楽しめるのかも知れない「詩人としてのレイ・デイビス」を前面に押し出している模様。
個人的には購入すべきか迷っているところ。

ちなみに、レイ・デイビスは「タイムズ」紙にファッツ・ドミノも被災したハリケーン被害について寄稿しているようだ。
今はそういうポジションの人なのかも知れない。

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2005/09/24

災害への率直な思い

コールドプレイ、プリンスがiTMSでハリケーン被害救済の楽曲提供(ITmediaニュース)

プリンスがハリケーン被害に対するチャリティ・ソングを制作、オンライン販売開始!(natrax)

マイケル・ジャクソンが「カトリーナ」被害者のためのチャリティ・ソングを企画!(natrax)

カトリーナに続いてもっと大物と伝えられるリタが来襲予定というニュースを、多分晩飯でも食いながら眺めつつ、ほとんどの日本人は「金持ち国家なんだから自分で何とかするだろう、わざわざ他国から援助してやる事はない」くらいの印象を抱いているだろう。

自分もそう思ったクチだが、ふと「神戸や新潟の災害も世界中に配信されたと思うが、同じように思われたのかなあ」という考えが頭に浮かんだ。
日本はアメリカほど嫌われてはいないだろうから、そこまでは思われなかった、と信じたいが。

そんな訳でチャリティソングくらい買おうか、と上記のニュースを参考に調べてみたが、今のところiTMS-Jのカタログには載っていない。

殿下の「S.S.T」(要iTunes)は結構いい出来なので、チャリティ抜きにしてもダウンロードしたかったんだが。
オフィシャルサイトでもダウンロードできるが、Macだと上手く動かないし。

自分も全くの無償でアメリカに金を送るほど愛に溢れた人間ではないので、とりあえずカトリーナ(ひょっとしたら&リタ)被害者への寄付は中止。
そのうちCDで出すかな?

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2005/09/20

iTMS-Jには無い傑作

(Amazon.co.jp)

最近癖になりつつある「iTMSひやかし」。
大抵は新しい出会い、よりも自分の音楽体験の掘り起こしになってしまうのは年を取った証拠か。

そんな中で掘り起こしてきたのがスザンヌ・ヴェガ。
「掘り起こす」なんて言ったら一部の人は怒りそうだが。
ところが代表作であるはずの「孤独(ひとり)」がiTMS-Jのライブラリに無い。

プロデューサーのミッチェル・フレームと4年間だけ夫婦だったせいか、ググって見るとやたら彼とのコラボが取り沙汰される(リッスン・ジャパンでは説明を間違えている)が、彼女が名を挙げたのは彼と出会う前に制作した「孤独(ひとり)」に収められた「ルカ」(要iTunes)を大ヒットさせたからで、フレームの功績によるものではない。

硬質な音をバックに、ニコやパティ・スミスに通じる無機質な歌声で都会の日常を訥々と歌い上げた本作は「80年代のパティ・スミス」とか「ルー・リードの末裔」といった呼び声に相応しくスリリングな魅力に満ちていて、凡庸なヴェルベッツ・チルドレン連中には感じられない「ヴェルベッツの亡霊」がそこここに漂っていた。

「80年代のパティ・スミス」と呼ばれたのはプロデューサーの1人がパティ・スミス・グループのレニー・ケイだったこともあるが、全く名前負けしていなかった。また、R.E.Mとの仕事で有名なミッチ・イースターも1曲だけ参加している。

このアルバムが発表される直前、色々引き合いに出されることになるルー・リードが「NEW YORK(Amazon.co.jp)」で復活していたというタイミングにも恵まれた。

人脈、アルバムの仕上がり、そしてインタビューでも「ルー・リードのライブを見て歌手になろうと思った」というマニア泣かせの発言をすることから、ニューヨークアンダーグラウンド派の意を継ぐ者として期待されていた彼女だが、続く「夢紡ぎ(これもiTMS-JにはないのでAmazon.co.jp)」は無難な仕上がり。大ヒットのプレッシャーに苛まれての事だと思うが、そんな頃に出会ったのがミッチェル・フレーム。そしてこの辺りから様子がおかしくなる。

フレーム言うところの「テクノフォーク」を押しつけられて、分厚い音作りになった「微熱」(要iTunes)で彼女の魅力は雲散霧消。
ずいぶんな方向転換だなあ、と思ったが、惚れた男の言う事を聞いたというのではやむを得まい。

ちなみに師匠のルー・リードも「ミストライアル(Amazon.co.jp)」という確かにそのとおりの名を持つアルバムで打ち込み系に走ってコケたという前科があるが、カミさんのためではないと思った。

しかし、いくら惚れた男のために頑張ってみても、フォークはフォークでもカントリー・フォークのような「現場で鍛え上げられた声量」を持つ訳でない彼女の特質はこの手の音作りには馴染まない。
だからこの頃に離れてしまったファンも多いと思う。自分もその1人。けなげにシャウトしてみせる姿には涙したが。

さて、フレームとできちゃった婚をして産休に入ってさすがに我に返ったのか、続く「欲望の9つの対象」(要iTunes)では彼女が主導権を取り戻したらしく、歌声をある程度生かした作品となっている。

しかしコステロ辺りと組んでジャンル音楽をひねり倒すのが得意な旦那にとっては意に添わないものだったのか、これならおれじゃなくてもいいじゃん、とでも思ってそれが夫婦間の亀裂に、、、かどうかは知らないがこのアルバムの発表後2年を経て、2人は別れる。

で、再び孤独(ひとり)に戻った彼女が原点回帰して作ったのが「ソングス・イン・レッド・アンド・グレイ」(要iTunes)。
ファーストアルバム「街角の詩」(要iTunes)の少女が成長した姿として聞くと確かに違和感はなく、そういう意味では確かに原点に回帰しているものの、「孤独(ひとり)」でオルタナ(当時そんな言葉はなかったけれど)好きを仰天させてくれた鋭さはもう期待できないことが分かるアルバムでもある。

そんな勝手な思い込みは彼女にとっては迷惑でしかないだろうけど、伝説を引き受ける力はもう無いだろう。英語ネイティブにとっての優れた詩人ではあるだろうけど。

ただ、あの手のスリリングさはマリアンヌ・フェイスフルみたいに地獄巡りしてから得るのが普通なだけに、生まれつきその資質を持っていた、でも無くしちゃった、という点が惜しいんだよなあ。

ちなみに「微熱」から遅れる事4年、フレームが女房を使うのは諦めた頃に、ベックが「オディレイ」(要iTunes)1発で「テクノフォーク」を完成させてしまい、最大手のニューヨークオルタナ系として君臨してしまうのであった。
同じく「ニューヨークという都市」をいろんな意味でバックグラウンドとするミュージシャンとして、ひょっとしたらベックは「微熱」からインスピレーションを得ているんじゃないだろうか。
仕上がったものは似ても似付かないが、これは単にフレームの着想は良かったが方向性が間違っていたということなのかなあ、と書いていて思った次第。

そんな訳で、スザンヌ・ヴェガ一期一会の傑作、「孤独(ひとり)」。テレ東の音楽番組でも採用されている「トムズ・ダイナー」(要iTunes)のアカペラ仕様はベスト版では聞けないので、ぜひこちらをご一聴。

12/31追記・無事、ライブラリに加わっていた模様。

Solitude Standing
(要iTunes)

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2005/09/07

テツ山内も見に行くぞ(多分)

復活クイーン、緊急イベント…13日に開催(gooニュース)

なんの予備知識もないままウィ・ウィル・ロック・ユーに感動してしまう世代にポール・ロジャースとはどのような人物なのかを説明するのは、鬱という漢字の書き順を記憶するくらいの難事業と思われるが、ここから引き出される教訓はやはり「長生きはするもんだ」「残り物には福がある」。

というわけで、どんなパッとしない人生であっても生き抜く事が大事なのではないかなと、意を強くした次第。

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2005/08/29

想定客層不明

「セックスピストルズ」など、ダットエムオーの新ジャケット(ITmediaモバイル)

ピストルズとケータイ世代ってあんまり合わない気がするが。

ジャケットは原宿のダブルデッカーで売っているのが一番相応しそうな代物。
この手のグッズの安っぽさに何度と無く落胆させられた身としては、メーカー純正品ということ自体が結構驚きだが、それでも付けてみる気は全くしない。
誰が付けるんだろう、と素直に疑問に思う。

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2005/08/28

場末のマーク・ボラン

テレ朝で放映された「世界悪女列伝」。

つかみが元プレイメイトのアンナ・ニコル・スミスというのが笑わせるが、彼女がデビューするきっかけとなった場末(ナレーションではこの言葉が何度も何度も繰り返される)のトップレスバーでは、なんとT・レックスの「ザ・グルーヴァー」(Amazon.co.jp)に合わせてモデルが踊っていた。
もちろん再現映像だが、アメリカの場末のトップレスバーではT・レックスが定番なんだろうか。

ガンズの「ザ・スパゲティ・インシデント?」(Amazon.co.jp)では「ビュイック・マッケン」(要iTunes)がカバーされているが、これはひょっとするとアクセルがトップレスバーで耳にして「いいな」と思ったからかも知れないな。

この発見に満足してさっさとテレビを切ってしまったので、アンナ・ニコル・スミスのその後の道行きは定かでない。この番組で葉月里緒奈や榎本加奈子が取り上げられていたのかどうかも知らない。

ちなみにアンナの勇姿は「裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の侮辱」(Amazon.co.jp)で、女房を殺す直前のO・J・シンプソンとともに拝む事が出来る。

2006/02/12追記
Google 検索: アンナ・ニコル・スミス(Google ニュース)

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2005/08/24

人の名前は難しい

「シンセサイザーの父」ボブ・モーグ博士が死去(ITmediaニュース)

洋楽体験は結構長いつもりだが、Moogをモーグと呼んでいる記事は初めて見た気がする。
ムーグじゃなかったのか、、、。

なんて書くと「英語の発音」云々話になりかねないが。

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2005/08/06

本人に聞いた訳じゃないが

スラクストン900(トライアンフ公式サイト)

ボブ・ディランはこのバイクのオリジナルの方(スラクストン・ボニー)で事故って入院してると思う。
ちなみにロレンスがコケて死んだバイク(ブラフ・シュペーリア)は、事故った時の傷はそのままで7〜8年前にオークションされていたと思うが、ディランがコケたバイクがどうなったのかは知らない。

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2005/05/10

音楽流通の端境期

「iPodからも金を取れ」――私的録音補償金で権利者団体が意見書(ITmedia)

金を取ることだけが著作権保護なのか?(ITmedia)

ほとんどの消費者が知らずに払っている「私的録音録画補償金」(日経BP)

「私的録音録画補償金制度は“縮小・廃止”で検討する」(日経BP)

結局、「CDに焼いて音楽を売る」という流通の限界が見えてきた、という事なのか。

「音楽配信」が一般化すればCDからリッピングなんて手間はかけない。
音楽を購入したPCとオーディオが繋がれば、CDにコピーなんてしない。
コピーが考えられるのは、ポータブルプレイヤーだけ。それなら1回で済む。

ただ、今までの流通をいきなり「ナシ」にはできないから、この騒ぎはしばらく続くんだろうな。

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2005/05/07

日本ロック雑誌クロニクル

Chronicle「ニューミュージック・マガジン」「ロッキング・オン」「宝島」。
この言葉に恥ずかしさを感じる中年は結構な数に上ると思う。

個人的にもその1人であったりするわけだが、その恥ずかしさをまとめて追体験できるお得な1冊。

著者の本業は大学教授というだけあって、事実を細かく積み上げて分析していく手腕はさすがだし、フォークも含んだ日本ロック史のお勉強も出来るという点も「先生のテキスト」っぽい。

この本で紹介されている雑誌は「ミュージック・ライフ」「ニューミュージック・マガジン」「フォークリポート」「ロッキング・オン」「宝島」「ロック・マガジン」の6冊。
選び出された基準は「日本のロック界に何らかの流れを引き起こしたか否か」ということになるようだ。

まず第1章は当然のごとく「ミュージック・ライフ」。
これは雑誌自体がムーブメントを引き起こした、というよりもビートルズに乗っかったら流れに乗った、というわけで他の雑誌とは少々スタンスが異なる。
「ミーハー的」と筆者に言われる編集方針は特異なものではなく、雑誌としてはむしろ普通だろう。
ただ「雑誌=情報誌」だったころの雑誌は、他では紹介しないものを扱えばムーブメントの中心にいることができた。
それ以前に、このころの日本のロック界は「ミュージック・ライフ」1冊で事足りる程度の聴衆しか持たなかった。
筆者はミーハー的なミュージック・ライフの役割は70年代末に終わっていた、それはつまりロック界が変質して女の子ウケするミュージシャンがいなくなってしまったから、と認識しているようだが、以前ほどの部数は見込めないにしろミーハー的価値観で紹介できる、つまり女の子ウケするミュージシャンは洋楽全般に目を広げれば今でも存在する。
ミュージック・ライフは「ミーハー的」ではあったもののロックから外れたものを紹介してしまうほど「ミーハー」ではなかった。
だから洋楽ロックアイドルの終焉と一蓮托生で終焉を迎えてしまった。
意外にもロック的頑固さは持っていた、という訳だ。

第2章は「ニューミュージック・マガジン」。
その「変質したロック界」にいち早く対応し「ロックを語り始めた」雑誌として紹介される。
中村とうようのバックグラウンドなども語られるので、一時期ミュージック・マガジンが「ワールド・ミュージック・マガジン」なんて揶揄されていた理由も今になって分かる。
今更分かってもしようがないが、ネタ切れを迎えていたロック界がワールド・ミュージックに目を向けていたこともあり、このバックグラウンドがミュージック・マガジンの命脈をしばらく保つ事になる。

「ロックを語る」という行為は、海外でもグリル・マーカスなんて大物ロック・ジャーナリストが登場しているので、日本独自の現象ではないし、速報性がウリでなくなり始めたメディアがニュース解説、コラム、スクープといった付加価値で売るのは当然の流れ。

ただ、海外ではロックが巨大産業となりつつある中で「語る」という行為が登場したが、まだまだ小さく情報量も十分でない日本のロックマーケットではこのような雑誌が先行した事により「聴く」と「語る」と「情報を得る」がセットとして扱われる時代が訪れた。

筆者は「この三位一体が日本のロックを育てた」とこの雑誌を高く評価し、「語るべき音楽」が無くなってしまったから、この雑誌が以前のように生きる道はなくなってしまったと嘆く。こういう感想を抱くのは筆者本人が「主体的に(試聴なんぞして)音楽を漁る」という行為を止めてしまったからだろう。
当然語らなくても音楽は聴ける、という基本がどこか欠落している気もする。
語らない人は音楽に対するアンテナが鈍い、という事は有り得ない、

第3章はフォークリポート。
中村とうようの政治志向や、バックグラウンド人脈となる人材をフォローするためか、フォーク界の中心的レーベルURCレコードの広報誌が紹介される。
ここまでフォローしてしまうのは確かに大学教授、学究肌だな。
日本のフォークは結構評価が難しい。
その後の音楽界のキーマンとなる人材を発掘したが、彼等がフォークを選んだのは「エレキ楽器を買う金がなかったから」という理由が、この章の冒頭部分でも説明されている。
要するにやりたい音楽が別にあった人たちもフォークに「甘んじていた」わけで、彼等がそれなりの資金を得るようになると、フォークとは関係のない音楽を始めてしまった。要するにフォークは人材以外、後に続くものは生まなかった。
他の雑誌が媒体としての使命を終えたとはいえ今も続くロック、というかポップミュージック史の中で連続性を以て語れるのに対し、この雑誌は本当に「終わっている」。
歴史的資料として読むしかない章なので、あんまり興味のない人はとばしてもいいだろう。

第4章はロッキング・オン。
渋谷陽一は「メリットがないから」とインタビューを断ったそうだ。
高校時代の自分を騙してくれたレトリックを駆使した「ロック雑誌は死んでいない、なぜならば、、、」という反論を期待していたんだが。
とはいうものの、「中村とうようvs渋谷陽一」論争に関しては全然知らなかった。自分がロッキングオンの熱心な読者だった期間は思ったより短かったんだな。

そんな訳もあってか、筆者のロッキング・オンというか渋谷陽一に対する評価は、やや辛めのものとなっている。
この評価から、筆者本人が「ロックの商業化」について、冷静に語りながらも忸怩たるものを抱いているから、ということが透けて見える。
だから「渋谷陽一がロック雑誌で儲けてポルシェを買った」という事実に対して複雑な思いがあるのだろう。

サブカル紹介誌、という一面もあったミュージック・マガジンに対し、ロッキング・オンはロックに特化している雑誌だ。
また「評論家でない聴衆にロックを語らせる」ことを大フューチャーした雑誌でもある。
ミュージック・マガジンにしてみれば冷めた姿勢で臨んでいた「商業化したロック」クイーンやエアロスミスもロックであるが故に語るに足る、という態度で臨んだこの雑誌は要するに読者を裏切る、という事がなかった。
つまり「語るミュージック・ライフ」だったわけで、この辺は筆者も「ライフとマガジンの折衷」と指摘している。
筆者はヴァーチャル渋谷陽一を登場させ、この指摘に対して激しく反論させているが、実際の渋谷に聞けば「まあ、そういう部分もあったかな」とあっさりした回答が返ってきそうに思う。
ただ筆者は渋谷に激しく反論して欲しかったのだろう。

第5章は宝島。
先の2誌に対し「語る事を辞めた」雑誌として登場する。
時代が語る事に飽きていたからというわけだ。

この章の「宝島はインディーズレーベルシーンを確立し、支援した」という評価はちょっと分かりにくい。
宝島が行った活動は紹介しているが、記事の内容まではあまり紹介していないからだ。

リアルタイムで宝島読者だった自分が僭越ながら紹介すると、「ファッションはこう、メイクはこう、楽器はこれで、音楽はこんな感じ」という記事だった。
要するに「ロックバンドのマニュアル化」を行うことによる「支援」だった。

そしてバンドブームの終焉によってロック界を先導するロック雑誌は終息する。
ただ、今現在何らかのコラボレーションをすることなく雑誌単体で何らかのムーブメントを引き起こす事は有り得ない。
だから、ことさらロック雑誌に限ってパワーが無くなったと嘆く事もないのだが。

もちろん、ロックが時代を引っ張るという事が無くなったということも関係している。
70年代から20年くらい続いた「最先端のサブジャンル音楽を取り入れる事で最先端ではないが先端であり続ける」という手法も、流通の発達によってその音楽のオリジナルが手に入る今となっては通用しなくなってしまった。

ただ日本で「ロックで儲ける」ことが出来るようになったのはバンドブームが終わったあとだったと思う。
ブームの終焉を乗り越えた連中が、シングル、アルバム共にオリコンチャートの上位を独占する時代は90年代末になってから。
それまでもハウンド・ドッグや矢沢永吉、B'zが武道館を満杯にしていたが、ロックというジャンルとしての音楽がチャートを独占したのはあの時期が最初で最後だったと思う。
以降は日本でも海外と同じくポップミュージックのサブジャンルとして存続していく事になる。

そして第6章のロック・マガジン。
宝島を扱ったあと、筆者はメジャー化した日本のロックシーンを無視して「これ以降はムーブメントを引き起こした雑誌がないから」と、この関西のカルト誌の紹介に移る。

ロック史を紹介するのでなく「ロック雑誌を紹介する」ことがこの本の趣旨なのだからスタンスとしては間違っていないが、やはり筆者は「ロックで儲ける」という行為に対してなんらかの反発があるのだろう。

ロック・マガジンが目に見える形でムーブメントを引き起こしているのかいないのかは、実際にこの雑誌を手にした事のない自分としては分からないが、クラブミュージックはロック・マガジン元編集長・阿木譲が引っ張っている、という話は聞いた事がないので何とも微妙なところだ。
鈴木慶一は読者だったらしいが、ムーンライダースが後続に影響を与えたことってあったかなあ。
だから「資料的価値が勝る」という意味では、フォークリポートの章と似ている。
バックナンバーも全部載ってるし。
ただ阿木譲自身は終わっていない、という部分が相違点か。

バックナンバーが全て紹介されているが、これを見る限りロック・マガジンが「音楽情報誌としての最先端」だったのはパンク・ニューウェイブに限るようだ。
創刊号で「最先端だった」と紹介されているルー・リードは「ロックン・ロール・ハート」(Amazon.co.jp)というつまらないアルバムを発表して「NEW YORK」(Amazon.co.jp)までの雌伏期に入った辺りだったし、ジョン・ケイジを20年遅れで真似したインダストリアル系の悲しさは言うまでもない。
ただ地の利、と言えばいいのか時代が彼に味方した、と言えばいいのか、テクノポップ発祥の地・日本で初めて「テクノ・ポップ」という言葉を使った雑誌ということで世界で初めて「テクノポップ」という言葉を使ったという栄誉は彼のものとなる。

この雑誌は意識的にロックと現代思想を絡ませたらしく、その辺も筆者は評価しているが、その手の絡みには必ず「ウイリアム・S・バロウズ」の名前が出てきてしまう。実際、阿木譲も触発された時期があったらしい。
ただし、同じく現代思想を絡めたフールズメイトがデタラメな翻訳でバロウズを引用し、それに対して無茶な解釈を加えていた事実を山形浩生が指摘している。
阿木が触発された「バロウズ」はちゃんと翻訳されたものだろうか。

このころのバロウズは「訳分かんないから偉い、だから分かんない文章は偉い」の根拠として扱われていた節もあるので、変な言葉を使いたがる彼が「ちゃんとしたバロウズ」を読んでいたとは考えにくい。

ついでに言うと彼が「1980年代末は最先端だった」と語るアシッド・ハウスは、音楽業界に人脈のない単なる若造だった自分も普通に知っていたので、最先端って程でもなかった。

ただ筆者はその辺の事はもう分からないらしく、何も突っ込むことなくインタビューは終了してしまう。
真面目な人なんだろう。「カリスマ」の扱いは上手くないようだ。

そしてあとがきへ。
個人的にあとがきに期待したのは、著者が今現在どんな音楽を聴いているのか、という点。
しかし、そのような個人的事柄に触れることなく、近況報告だけで筆を置いてしまう。

寂しさを感じさせる書き方を見る限りでは、筆者は「漁るように音楽を聴く」という行為を止めてしまったのだと思う。
だから、この本は「かつての筆者自身」への墓碑銘であると共に、ある一定の年齢層、言い方を変えれば「音楽の好みが固まってしまった」人が郷愁を共有するために読むのにふさわしいもの、といえる。
世代で言うとビートルズ世代から「渋谷のタワーレコードで輸入盤を買うのが楽しみだった」世代までか。

従って「まだまだ、何でも聴いてやる」と音楽人生いつも前向きな人には用のないものだ。
もちろん「資料」としての価値は大いに認めるところだが。

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2005/04/21

Guero Deluxe Edition

Guero(Amazon.co.jp)

Gueroに関する背景とか詳しい話はこちらで。

もうひとりのベック(nikkeibp.net)

個人的な感想としては、この作品がこれまでの集大成的なアルバムである点に異論はない。
ただ、常に「新しい事」を求められるタイプのミュージシャンであるベックが「集大成」アルバムを作った点にやや違和感がある。
その時々のおいしい素材を露骨につまみ食いすること無く、アルバムごとに新しい展開を見せてくれた貴重なミュージシャンだけに、これがセルフコピーモードのスタートラインだとしたら寂しい。

ベック自身のリソースは消費され尽くしているのか、それとも次のステップを踏むための集大成だったのか。
それが分かる次作の出来映えが大変楽しみ、というのも意地悪な見方かな。

ちなみに、デラックスパージョンに含まれる隠しトラックの見つけ方などは、アマゾンのカスタマーレビューに載っている。

以下はDVDの補足説明。

E-Proのビデオは墓場から復活したベックが愛犬と共にゾンビを叩き潰して回ったりするホラー色が強いもの。もっとも線画基調のCGなので残酷味は無い。
打ち合わせで「今回は“スリラー”で行きましょうよ」なんて話で盛り上がって決まった感じがする。それともベック自身がホラー好きなのか。
そういえば「ワン・フット・イン・ザ・グレイヴ」(Amazon.co.jp)なんてアルバムもあったな。

各曲をBGMにイメージビデオが流れるが、クラブや飲み屋の大画面で流すのならともかく、自宅のテレビでこの手の映像を流しっぱなしにするのは結構空しい。

4曲目の「Missing」のビデオでカムリらしきクルマが執拗に映るのがちょっと不思議。本当にカムリなら、わざわざ主人公にするような華のあるクルマじゃないんだが。

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2005/04/14

パブロックってまだあるのか?

ロンドンのパブに思いを馳せながら、部屋でひとり聞く“パブ・ロック”(nikkeibp.jp)

ここで誉めあげられているドクターフィールグッドのギタリスト、ウィルコ・ジョンソンが90年代後半のインタビューで「パブロックなんて10年以上前の音楽じゃないか」と語っていただけに、ジャンルとしてはもう歴史の片隅に眠る存在かと思っていた。

とはいうものの「パブで演奏するロック」という意味なら、今でも存在することにはなるのか。
そうなると、この言葉は音楽ジャンルを差す言葉ではなくなってしまうが。

ちなみにウィルコ・ジョンソンのソロ「Pull the Cover」(Amazon.co.jp)は出力レベルがえらく低くて、要するに音が小さくて難儀した覚えがあるが、今出てるCDはその辺解消されているのかな。

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2005/03/17

HUMAN AFTER ALL

human_after_all日本では「One More Time」がVAIOのCMに使われ、「インターステラ5555-The 5tory of the 5ecret 5tar 5ystem-」(Amazon.co.jp)で松本零士とコラボした事で一気にメジャーになったダフト・バンク。
当時世間を騒がせていたケミカルやアンダーワールドとは作る音楽の肌合いが明らかに違い、こちらはモロにピコピコの薄っぺらい音。

そのピコピコ音にわざわざ80'S風味のヘビメタギターを乗っけたりしているところがこのバンドの変なところなんだが、テクノマニアによるビッグビートやハードコアテクノへの意趣返しと捉えられない事もなかった。
ギター音が浮き上がるようなミックスに仕上げてることからも、多分確信犯。

とはいうものの、メンバーの年齢から考えればデフ・レパードあたりを聞いていてもおかしくはないし、実際に最初期にはノイジー系のロックバンドだったようなので、中学生のような堅いが偏った信念を持って「自分が最高だと思う音を新しいステージに引き上げる」べくエレクトロニカに走った節もあり、その辺が愛おしかったりしたわけだが、やはりメジャーになると人は変わるもの。

今回の「HUMAN AFTER ALL」(要iTunes)は儲かった資金をスタジオ代に注ぎ込んだのか、音が分厚くなっている。
浮き上がっていたヘビメタリフはその分厚い音に紛れ込み、違和感なく聞けるようになってしまった。 なんだか初々しい新入社員時代以来会っていなかった女の子に久々にあったら、結婚していて腹もふくれて言動にも貫禄が出てしまっていた、みたいな寂しい感覚がわき上がってくるものの、これは世間的に成長という事であり、それもまた良し。
このまま普通におばちゃんになるか、色気を残すかが勝負というステージに入ったということか。

実際にはまだ初期テクノの味わいが残っていて、いとおしさの残り香は感じられる。
ロボット・ロックなんて曲があるが、確かにそこここに流れるピコピコが「ドモアリガット、ミスターロボト」なんてフレーズを思い出させてくれるし。
この曲が「ミスターロボット」へのアンサーソングかどうかは知らないけれど。

ちなみに、これよりちょい前に出たケミカルの「PUSH THE BUTTON (CCCD)」(Amazon.co.jp)はCCCDだったが、こちらはもうCCCDではなくなって「個人的な範囲を超える使用目的で複製する事」なんて懐かしいフレーズが復活していた。
これが当たり前なんだと思うけど、東芝はgigabeatに力入れ始めているからその絡みもあるのか?

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2005/03/02

ニッポン放送・ガ・ガ

【ニッポン放送株問題】(asahi.com)

ライブドア VS フジテレビ(YOMIURI ONLINE)

この騒動を放映する際のBGMとして、これ以上ないくらいふさわしいクイーンの「RADIO GAGA」を採用しているテレビ局は今のところ無い。

リバイバルヒットどころか、クイーンの曲で成り立つミュージカルまで上陸したというのに。
各局ニュース番組の音楽担当には猛省を促したいところだ。

ちなみにこのミュージカル、海の向こうのロンドンでは
「ただひどいんじゃない、トラウマになってしまうくらいひどい」
と大絶賛を浴びているとか。

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2005/02/15

Push the Button

PushtheButton事実上の日本初お目見えとなったセカンド「Dig your own Hole」(Amazon.co.jp)は、耳慣れたロックビートがダンスミュージックになってしまう、という点で新鮮だった。
率直に言ってゲイ、あるいは中性の匂いがしないダンスミュージックってのは初めてだった気がする。
ボノのようなオヤジ連中や、ノエル・ギャラガーのようなコテコテのロックバンド連中がこぞってケミカルとつるみたがったのも、自分のスタイルを大きく崩すことなく新しい要素を加えられそうなうえ、「間違いなくゲイじゃない」という事もあったのかも知れない。

そんなロック勢の中でもっとも深く関わった1人がご存じボビー・ギレスピー。

ケミカルのサード「Surrender」(Amazon.co.jp)発売から半年後に発売された「XTRMNTR」(Amazon.co.jp)は、予想された事ではあったものの「ボビー・ギレスピーがボーカルをとるケミカルブラザーズ」になっていた。
その時々のおいしい音楽をつまみ食いするのが得意な彼ならではの応用編。
ただ、問題は「Surrender」よりこっちの方が違和感のない仕上がりだった事。

耳慣れたロックビートが根本にある以上、ボーカルがいる方が自然に聞こえてしまうのはやむを得ないわけで、実際「Surrender」の中でも一番普通に聞こえ、なおかつ東京ベイNKホールを盛り上げてしまったのは、テープで流れるボビー・ギレスピーのボーカル(アウト・オブ・コントロール)だったりした。

その後、目ざといボビー・ギレスピーは陰りの見えるビッグ・ビートから離れ、マンチェスターの狂人、旧友ケヴィン・シールズと組んで傑作「Evil Heat」(Amazon.co.jp)をリリースする。

お互いにそんなつもりもないだろうが、結果的に「XTRMNTR」にビッグ・ビートの掉尾をさらわれ、見捨てられた格好となったケミカル。
振り返れば傍らにいるのは才能はあるがセンスに乏しいノエル・ギャラガー。

ビッグ・ビート勢でもロック連中とはやや距離を置いていたアンダーワールドやファットボーイ・スリムに比べて、「ロック界の中心」に躍り出てしまったケミカルは、最初から食い尽くされてしまう運命にあったのかも知れない。

前作「Come with Us」(Amazon.co.jp)は、その辺を受け入れはしたものの自らの中での決着は付かなかったのか、リチャード・アシュクロフトなど、相変わらず豪華なゲストを呼びながら「ケミカル風」はやや抑え目。地味なりにまとまった仕上がりは、このバンドが終末に向かっているのではとも思わせた。

ところが、それが自分の勝手な勘違いであった事を、この新作「Push The Button」(Amazon.co.jp)は高らかに宣言する。
「ケミカル風」を捨て去った上で、「ロックとダンスを融合させたのは俺ら、であるからしてこれからはあらゆる音楽の融合を目指す」と言わんばかりに各方面からゲストを呼び集め、どこを切ってもこれからのミュージシャン連中が元ネタに使えそうな音が絢爛豪華に並べられた。
特に意外だったのが、個人的にはアンダーワールドやファットボーイ・スリムに比べて弱いと思っていたメロディ・メイク。
長く聞くと単調さが耳障りなこれまでの曲調には終止符が打たれ、これならもう有名ゲストをメインボーカルで呼ぶ必要もないだろう。そうはいってもティム・バージェス(シャーラタンズ)がいたりするが。
ケミカル再生。これならライブの2階席も盛り上がれる。

しかし、8曲目の「Close Your Eyes」はほとんどスマッシング・パンプキンズだな。なんか繋がりがあるんだろうか?

ちなみに世界先行発売となった国内版は往生際悪くCCCDなので、買うなら輸入盤で。

2/16追記・「スマパンのバラードみたいだなあ」と思った曲名を間違っていたので訂正)
12/31追記・iTMS-Jのライブラリにも追加。

Push the Button
(要iTunes)

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2005/02/12

殿下復活

音楽アーティスト収入No.1はやはりこの人!(BARKS)

プリンスが今年のアーティスト収入ランキングで1位になったという話。

ただ「音楽シーンのセンター・ステージに戻ってきた」というローリングストーン誌の一文は、「興業シーンのセンター・ステージ」に訂正した方がいいだろう。

サイモンアンドガーファンクルが10位に入っている事実が示すとおり、金を稼ぐ事と音楽シーンに影響を与える事は別だから。

プリンスが一番とんがってたとき、80年代末から90年代前半くらいには、チャート上ではとっくの昔に死んでいたグレイトフルデッドとかピンクフロイドあたりが興収ナンバーワン争いをしていた。

だからアメリカでのチャート1位獲得ってのはゴールじゃなくて、そこから更なる大儲けに繋げるための「仕込み」が始まるって事なのかもしれないな。
その時はまだ小銭をじゃらつかせていたティーンエイジャーが、躊躇無く大1枚支払える経済力を身につけるまでの。

多分、アメリカの懐メロ系番組に出てくる人たちは、それが出来なかった人たち、あるいは1位がゴールだった人たちなんだろう。

もちろん、長年の迷走から脱して開き直り、ひたすらこつこつ働いてきた殿下が報われる事は悪い事じゃない。

ただ、今やってる事が全盛期のセルフコピーということもまた事実、という悲しさはあるけれど。

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2004/10/12

日曜日よりの使者

(Amazon.co.jp)

ホンダの企業CMになんでこの曲が使われてるか、一昨日分かった人はかなり多数に上ると思われる。

使われたのはゼブラーマンよりも先だよ。

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2004/10/04

PLOOKAVILLE

PALOOKAVILLE(Amazon.co.jp)
ビッグビートが懐かしい以外何者でもなくなってしまった昨今。
オアシスの兄貴と組んで色々やってたケミカルは、実は一番つまらなかったけど、やっぱり日本でしか活動できなくなったみたいだな。

そんなビッグビートを引っ張って、ブーム終了後も生き残ったファットボーイ・スリムの新作。
アンダーワールドが「A Handred Days Off」(Amazon.co.jp)で完全に歌ものに移行したように、こちらも歌もの。

またもや ブーツィ・コリンズを引っ張り出すとは、なかなかにお里が知れる。

相変わらずのノスタルジックなメロディラインを、突き抜けたのか真っ黒にしたリズムトラックに乗っけた本作は、ジャンルバンドからの脱却に成功した記念碑アルバムかも。

ただ、これ(Amazon.co.jp)でこのバンドと出会った人には違和感あるだろうな。

ところで、ブーツィの公式サイト、ドイツに飛んでしまうな。やっぱりコアなファンはあの辺に在住か。あとオランダとか。

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2004/09/23

SOLARIZED

SOLARIZED.jpg(Amazon.co.jp)バックはお稲荷さん(笑)

80年代シューゲイザーの誇りここにあり、と言わんばかりの内向的な作品「アンフィニッシュド・モンキービジネス」が個人的には衝撃的なアルバムだったせいか(豊洲のフジロックフェスでロンブーにインタビューされてたっけ)、続く「ゴールデン・グレイツ」「ミュージック・フォー・スフィアーズ」の2作はどこか食い足りない感じがした。

続きを読む "SOLARIZED"

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2004/08/07

冬のハイヌミカゼ

20040807.jpg(Amazon.co.jp)

元ちとせの初ライブアルバム。
バックの音も観客の音も控えめで、アレンジもほとんど変えていないので、ある意味ベスト版。
それはつまりアルバムと全く同じ声を生一発勝負で出せてしまう、ということでもあるわけだから、それだけの歌唱力を誇っている、ということでもある。
ただ、最近は女性陣の方がちゃんと歌えてるよな。
男は吠えるか、巻き舌とかでごまかしちゃうけど。

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