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2016/04/11

Skull Ring


Wikipedia

イギーがアシュトン兄弟とのコラボを30年ぶりに復活させたら、笑えるくらいにハマってしまうことが判明した作品
17曲中4曲があからさまにストゥージズ
全くの新曲の分際で、聴くとDown on the Streetが一緒に頭の中で流れ出す。

アシュトン兄弟はほぼ昔の名前で生きている人達だったが、確かにこれならみんな呼びたくなる。これで俺もストゥージズ、と誰もが思ったことだろう。実際はそうならないケースが多数だったが。
やはりストゥージズのフロントマンはイギーしかいないのであって、ストゥージズのバックはアシュトン兄弟かジェイムズ・ウイリアムソンしかいないのであって、この4曲がその証明

イギーは結構軽い気持ちでアシュトン兄弟に声をかけたと言っているが、あまりのマッチングぶりに本人達が一番驚いたらしく、このアルバムの製作後にイギーはトロールズを即時終了させ、新しいベーシストを迎えてストゥージズを再結成する。トロールズの面々には気の毒だが、このハマりぶりを聞けば仕方がないと思う。

6/4訂正
スコット・アシュトンとスティーヴ・マッケイのインタビューに依れば、2001年くらいからイギーとロン・アシュトンとの間で再結成に向けての話が進んでいたらしい。以下の投稿でその辺を整理。本作は「スタジオで共演した場合はどうかな?」というテストだったと思われる。
ストゥージズが再結成に至るまでの短い話

他はグリーン・デイとSum 41というネオ・パンクの超大物が参戦。
イギーが有名フォロワーとコラボするのはありそうでない。
イギーのフォロワーは「デビュー当時は一回りでかいイギーだった」アンソニー・キーディス率いるレッド・ホット・チリ・ペッパーズを始めとして超大物がずらりと並ぶが、イギー自身とコラボして音源を残している大物はピストルズのスティーヴ・ジョーンズとガンズのスラッシュくらい。グレン・マトロックは「デビュー前のピストルズ」だしね。

この作品で初めて大物が参戦したことには諸々の事情があったんだろうし、セールスにもあまり貢献してくれなかったが、コラボを聴いてみると悪くないのだな、これが。

ポップ・パンクといえども、どこか斜に構えて世をせせら笑う感じがパンク勢には漂うわけで、その辺のユーモア感覚はストゥージズもイギー自身にもあるんだが、メタル勢にはこういう感覚が乏しい。世への不服はもうちょっと直球で表明するのがメタル勢
その感覚をよく分かった大物バックの演奏に身を任せ、イギーがのびのびと歌っている。

そうなると元々メタル的な感覚のトロールズは不利で、イギーのパーマネントなバックバンドにもかかわらず微妙に他のコラボ曲とはズレがあり、17曲中7曲でしかバックを務めていない。これまでは比較対象がなかったから顕在化しなかったイギーとのズレが可視化されてしまった感じ。

これまでの作品評でその辺りの指摘は控えていたが、改めて聴き直してはっきりしてしまった。
早い話、イギーのバックを務めるには真面目すぎるのですね、メタル勢では。アリスタ時代のバックメンバーの方がもう少ししっくりきていた。

他の特筆ポイントとしては、イギーのプロデュースワーク。バラバラのメンバーが集まった作品にも関わらず、作品としてのまとまりはちゃんとある。腕を上げたなあ、イギー、と素直に思う。

ところで、トロールズ以降のホワイティ・カーストの近況はFacebookで検索すると出てくる。最近、ソロアルバムをリリースしたらしい。

4/16追記・このアルバムの後、自分が知らなかっただけで、ニューオーダーやジョン・フルシアンテといった大物フォロワーのアルバムに次々とゲスト参加している。布袋寅泰のアルバムにも参加しているのはなんと言っていいのか分からない。何かの拘りが解けたのか、暇だったのか。

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