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2016/04/03

American Caesar


Wikipedia

異論はあろうが、個人的にはイギー・ポップの最高傑作。
とにかく聴いてみてください、と心から思う。

イギーの進化したソングライティング能力とマルコム・バーンのエンジニアリング能力が化学反応を起こして多彩な魅力を備えることになった作品
Brick by Brickとこの作品はイギーにとって「右腕」の存在が必須では無くなったということを示していて、そういう意味でもこの2作は彼のキャリアの中でのマイルストーン

イギーの爬虫類的な魅力もふんだんに味わえてしまうので、アメリカではWild Americaがちょっとヒットしただけで終わってしまったが、おそらく、アメリカのハードロックファンは本気のダーク&ウェットなハードロックを聴かされると引いてしまうんだろう。
イギリスでのチャートアクションはBrick by Brickよりも良いうえに、Wild AmericaとBeside Youがシングルチャートにランクインしたりして、イギリス人ってこういうイギーが好きなんだな、と改めて分かる結果に。

4/16追記・ローリングストーンでも高評価だった。何で買わなかった、アメリカ人
http://www.rollingstone.com/music/albumreviews/american-caesar-19970717

ダニエル・ラノワの下でエンジニアを務めていたプロデューサーのマルコム・バーンは、ディランの復活作Oh Mercyやネヴィル・ブラザーズの傑作Yellow Moonに参加していた経歴から考えて、もっと出世しそうなもんだけどなあ、とこのアルバムを聴くといつも思う。

Wild Americaで共演しているヘンリー・ロリンズとはハードロック志向の文系インテリとして気が合うのか、未だ付き合いがある模様

イギー・ポップとヘンリー・ロリンズ、天使と牧師役で共演(Barks)
イギー・ポップとヘンリー・ロリンズがキッズ・アニメで泥棒兄弟の声を担当、プレビュー映像が2本公開(amass)

ライブではたまにカヴァーしていたオールディーズLouie Louieを初収録。このヴァージョンを聴いて、期待して他のライブのヴァージョンを聴くとがっかりすることがあるので注意。ストゥージズのFun Houseのプロデューサーは、この曲のオリジナルを歌うキングスメンもプロデュースしているので、ある意味正統派のれん分け。
おっさんロックファンの定番ギャグとしては「太川陽介のLui-Luiじゃないよ(あれはオリジナル)」

かつての右腕スティーヴ・ジョーンズがBeside Youを提供しているが、Blah Blah BlahのCry for Loveにちょっと似ているのがご愛敬。彼はソロアルバムでも似たようなバラードを歌っていたりするので、こういう曲調が好きなのかな。マルコム・マクラーレンの誘いに乗ってピストルズに参加したのは一生の不覚だったかも知れない。

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