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2016/03/29

Party


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イギーのアリスタ三部作の最終作
全英、全米ともにセールスも不調で評価も低いが、聞いてみると案外イケる。
アリスタ幹部の介入を受けて無難にまとめてみたら、81年の製作にして80'sアレンジが影を潜めたという怪我の功名。少なくとも「うわ、しょっぱ」という瞬間は大分減っている。
そして裏ジャケが鋤田正義。今回のボウイ人脈は音じゃなかった。

苦笑ポイントとして良く挙げられる懐メロ・She of Loveのカヴァーだが、イギー自身がAprèsなんていうシナトラやエディット・ピアフのカヴァーをフランスで大ヒットさせてしまった昨今ではむしろ、「誰だか知らないが目端が利いてるじゃん」と言いたくなる出来で、アリスタ介入に苛ついたイギーの嫌み「ヒットさせたきゃフィル・スペクターでも連れてこい!」もスペクタープロデュースの懐メロアルバムもアリだったかもなあ、という気がしてくる。あのバリトンヴォイスは懐メロでも十分生きる。スペクターはあと6年くらい塀の中だろうから、もう実現は無理だけど。

右腕捜しに長けたイギーの今回の右腕指名はパティ・スミスの元右腕アイヴァン・クラール。
おかげで曲もそれほど悪くない。デヴィッド・ボウイがNever let me DownでBang Bangをカヴァーしただけはある。あのアルバムも厳しい出来ではあったけど。

案外イケるが、「イギーが作るとなんだかんだでその作品はちょっとフリーキーになる」という、狙ったわけでもないのに醸し出される個性も消えてしまったので、確かに「イギーじゃなくてもいいじゃん」という作品ではある。悪くはないが通して聞くのは退屈
そして、このアルバムの後、イギーは雌伏期に入る。以前の低迷期と違って、結構健康的な生活を送っていたらしいけど。

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