どこか懐かしい発表
「NECにとって大きな広がりのある提携だ」──NECとLenovoの合弁会社(ITmedia)
パソコンが家庭内のデジタルハブになって、そこにスマホ、タブレットが繋がる、という未来が実現し始めている昨今。
さらに、家庭内デジタルハブの役割を果たす機能を備えたパソコンが生き残っても、しばらくするとその役割はパブリッククラウドに取って代わられる日もおぼろげながら見えている。
そんな時代だから、業務内容としては今までどおりのパソコン事業を頑張って延命させます、という発表には時代錯誤な感覚を抱く。
1990年代だったら割と刺激的なニュースだったのかも知れないが、IBMがパソコン事業を同じ相手に売り払い、その後のパソコンへの関わりは自社サイトからレノボの販売ページへリンクしているだけ、という徹底した事業再編を目にした後では「まだこんなことしてるの?」という思いの方が強い。
プラグマティズムの国アメリカと比べると、いきなりPC事業を手放すと保証関係で不安がる法人顧客もいる日本だから、その辺を勘案して完全には手放さなずに徐々にフェードアウトしていくつもりなのかな、と一瞬思ったが出資比率を見る限りではそんな感じもしない。
日本では98、海外ではDOS/Vという贅沢すぎる体制が相乗効果を生むことなく沈没したパッカードベル買収の二の舞と言うほど酷いことは起きないだろうが、数年後にはどちらかが合弁会社の株式を全て引き取る、という形で決着するんじゃないだろうか。おそらく日本市場に拘る必要性が低いレノボが撤退する、という形で。
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