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2010/12/03

「選手は商品ではない」ことを体現するクラブ

横浜ベテラン一掃 松田、山瀬、坂田クビ(日刊スポーツ)

うち2人は去年神戸が欲しがっていた選手。人が欲しがっているものをあっさり捨て去るとは大変な贅沢。横浜Mにとって「選手は商品じゃない」って事なのかも知れないが、その言葉の意味しそうな温情主義とは全く結びつかないところが不思議だ。

横浜Mは一昨年辺りから本格的に経費削減・育成中心主義に乗り出したらしく、今の人件費は川崎より少ないようだ。監督も以前に比べると地味な顔ぶれが続いているので、親会社の財布がアテに出来なくなったというWikipediaの記述は正しいんだろう。

しかし、自分の乏しい記憶をフル回転させても、育成しつつ結果も残したクラブってのは鹿島、G大阪、父オシム時代の千葉しか知らない。しかし3クラブとも人員が短期間に大幅に変わったりはしていない。そして3クラブとも育成を重視している(千葉は過去形かな)が、「育成中心」とは標榜していない。鹿島とG大阪は間違いなく「結果中心」だろう。

だから「育成中心」と言ってしまったら、結果とは両立が難しい以上、ある程度我慢し続けるというつもりでいないと監督がすぐにクビになったりというネガティブ・スパイラルに陥る可能性が高い。更に買い手の付きそうな中堅は交渉次第ですぐに売る覚悟が必要。
しかし横浜Mのフロントは神戸から話があったのに、選手を出すほど腹は括っていなかったらしい。おそらく「放出して若手中心にして結果が悪かったらどうしよう」って思っちゃったんじゃないだろうか。「育成中心」なら覚悟しなけりゃいけないリスクだったのに。
それとも、そのころは「経費削減・育成中心」に取り組む姿勢が中途半端だったって事なのか?

付け加えると、騒動になり選手にもサポーターにもクラブにも悲しい状況を招いてしまったこの事態を見ると、早まった交渉解禁期間を上手く活かしていないなあ、という気もする。
山瀬や坂田という買い手の付きそうな選手を放出したいのなら、9月に移籍交渉が解禁になった段階でクラブが「話があったら売るからね」と内外に知らせておけば(広報までする必要はないが)済む話で、シーズンのどん詰まりで「いらない」と言い出すから騒動が大きくなる。
早めの売り出しでサポーターにシーズン途中から憤るネタを提供してしまうのは仕方ない。いくら育成中心でいい選手を山のように育てたって全員を保持する事なんて出来ないんだから、この「放出でサポーターが憤る」ってのも覚悟しなけりゃいけないリスク。選手のモチベーションが下がるかどうかは、冷たいようだが選手次第。
「育成中心クラブ」ってのはそういうものだと思うが。

しかし間違いなく減俸を呑む松田直樹をクビにするとはなあ。年俸以外に理由があるんでしょうな。どういう理由かは知らないけれど。

ところで松田直樹さん、草津に来ませんか? 年俸はおそらく10分の1にも満たなくなるだろうが、去年初めて新春花試合に参加したことですし、王様になれることは100%間違いないし、それに自分から言い出さない限り解雇もされないんじゃないかなあ。客が呼べる選手って貴重なんですよ。日本一の知名度を誇るキングカズもゴン中山もJ2にいて観客動員に一役買っているんだから、サッカー普及のためにも是非一肌。岡野もJ2にやってきそうだしね。

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