提携しないところが勝てるかも
ケータイ大手3社が電子書籍事業へ本格参入--各社の動向を振り返る(CNET Japan)
iTSが成功したのは「会社縛り」が無かったってのも一因で、要するにソニーのmoraだとソニー以外の会社にしてみれば「なんでソニーの商売に手を貸さなきゃなんないんだよ」ということになってコンテンツが集まらないが、iTSはモノがデータになること以外は単なる販売店だから、交渉次第でコンテンツを集めることが出来た、という訳。一時期アップルがユニバーサル・ミュージックを買収するという噂(CNET Japan)があったが、もしこれが本当だとして実現しなかったのは「iTSから他のレコード会社が逃げかねない」という判断故だろう。
というわけで、キャリア各社とも色々と動いていることではあるが、それぞれのキャリアに電通、凸版、DNPと媒体を牛耳る存在がきれいに分かれて提携しているところが怪しい(笑)
とはいうものの、ソフトバンクとKDDIはコンテンツの持ち主と提携しているところが弱い。
となるとDNPとだけ組んだドコモは慧眼と言えるのかも知れないが、「電子書籍専用スマートフォン」という中途半端な製品をぶち上げている点で先行き不安。「電子書籍専用端末」か「電子書籍も読めるスマートフォン」ならまだ分かるが。そんなの請け負いたがるハードウェア会社はいるのかねえ。
結局、プラットフォーム提供側としてはなにやら色々提携するよりは「こういうプラットフォームを作りました、コンテンツを提供してくれません?」とさっさと各出版社と交渉を始めた方が話が早い気がするが。「紙→デジタル」への変換をどれだけ楽に行えるか、あるいはその費用をある程度プラットフォーム側が負担するのか、というのが交渉の要点かな。
コンテンツ提供側としての正しい振る舞いは、勝手連的に動き回って全部のプラットフォームにコナを撒くってところではないかな、と思う次第。ダメになったところから徐々に引き上げていけばいいわけだし。
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