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2010/05/25

ヤンキーにも人気ありました(紫だから)

なぜかNHK衛生第2でパープルレインを放映していて最後まで見てしまった。
しかし小さいハーレーだな、これって本当はどこのメーカーだろう、、、ということとともに今更思ったのは、エミネムの「8マイル」は21世紀のパープルレインだったのだなということ。
両方とも五大湖周辺の地方都市が舞台ってのは偶然だろうが(パープルレインはミネソタで、8マイルはミシガン)、あんまり環境のよくない家庭に育ったミュージシャンが勝ち抜きバンド合戦で勝利するというストーリーは全く一緒。
もっともぷー太郎同士のディス合戦が繰り広げられる8マイルと、曲がりなりにも一応ギャラをもらっているハコバンのレギュラー争いだと後者の方が大人の味わい。
家庭の崩壊っぷりもDV花盛りではあるものの一軒家もあれば両親もいるプリンスに比べると、親父は行方不明で母親はといえばトレーラーに同級生やら先輩やらを引っ張り込んでいるエミネムは崩壊寸前じゃなくて立派な崩壊家庭。
2つの映画の間に横たわる20年の間にアメリカってのは貧乏になったんだなあ。でも両方の勝利は泣きたくなるくらいにスケールの小さいもの、ってのは共通、、、いや8マイルの方が仲間内の悪口合戦で勝ったくらいの更に小さいスケールか。だから逆に胸に迫る、という部分はあるが。最後に仲間内でだべりながら帰って行くところなんかいいよなあ。

それと映画館で見た当時は分からなかったけど、プリンスが出演しているクラブの、、、いや、当時はライブハウスか、、、オーナーがジャージの上下に帽子を被ってゴールドアクセサリーを身体の各所に散りばめるという格好をしている点。
これって最初期のヒップホップ系ファッションだよなあ、と思って調べてみたら、パープルレイン公開年とDef-Jamの登場は同じ年だった。
目立たない形ではあるものの、何気にブラックミュージックの過渡期が映し込まれている映画でもあったんですな。だから8マイルとも繋がっている、と。「大叔父の孫と自分」くらいの薄い繋がりかも知れないが。

殿下はその後、色々あって一回りしてRave Un2 the Joy FantasticやらMusicologyでこの頃くらいの必殺フレーズを思い出したように繰り出してきた時期もあったけど、個人的には懐かしいだけで1回聞いたくらいだった。
だからパープルレインも似たようなもんだと思っていたら、今聞いても結構面白かった。完成度としては後年の2作の方が上のはずなのに、この差はどこから生まれるんでしょうなあ。創作って言うのは難しい。ただ、今聞いて一番面白いのはThe Timeだったりするが。ウェンディ&リサはたまに消息を耳にするけど、Wikipediaを見る限りでは彼らもたま〜に姿を現すようですな。
そういやこの年のグラミー賞ではこの映画のラストをほとんどそのまま再現したライブパフォーマンスを見せていましたな。殿下の「I feel for you」のカバーをヒットさせたチャカ・カーンがグランドマスター・フラッシュと一緒に出ていたのはこの年だったか翌年だったか。

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