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2010/05/31

河よ流れよ、流れて俺を連れて行け

型破りで気ままなイージー・ライダー、デニス・ホッパー死去 (AFPBB)

自分くらいの世代だと「イージー・ライダー」よりも「ブルーベルベット」と「悪魔のいけにえ Part 2」だよなあ。

語り始めるときりがないので書かないが、どこかで追悼上映でもしてくれないか。

2010/05/30

それでも未練はあるらしい

社民、連立離脱を決定=全国幹事長会議(時事ドットコム)

社民党の数少ない国会議員の中から2人も出ていた基地問題検討委員会というのは何のために設置されたんだろう。
8回くらい会合を開いたらしいが、その結論は? 先送りのニュースはよく聞いたが、総論並記で終わり? うやむやのうちに解散?

鳩山首相の「友愛」はこの結論のはっきりしない委員会にもよく現れていると思う。
小泉純一郎だったら「ああ、委員会に任せてあるから」で始まり、結論が出たら「じゃあ、沖縄とか代替候補地に行って根回ししておいてよ、そこまでするのが仕事じゃない?」で終わり、出なければ「じゃあ、その辺のところを沖縄に伝えておいてよ」でやっぱり終わり。実際に出た結論を自分で修正するにしても「委員会の結論を踏まえて」とアタマに付けて連帯責任をさりげなく訴えたろう。
ついでに言えば、委員会も国会議員じゃなくて、民間第三者で構成させたでしょうな。後腐れの無いように。で、その後の調整は事務方にやらせる、と。

結局のところ、社民党が本気で沖縄から基地を排除したかったのなら、組閣時点で照屋寛徳みたいな適任者もいたんだから「じゃあ、その仕事はウチにやらせろ」と沖縄および北方対策大臣くらいのポストをごり押ししてもよかったはず。郵政再国有化を狙った亀井静香みたいに。彼の郵政再国有化には反対の立場の自分だが、自分で責任を持って実行するべく欲しい仕事を要求した、という点だけは偉いと思う。色々言われているが政治家はどう動くべきか、ということはわきまえているんですな。
沖北相はおそらく独自に外交活動は出来ないだろうが、その辺は外務省との折衝でしょう。外にはアメリカ、内には外務省、防衛省、沖縄に代替候補地、と折衝仕事がいくらでもある大臣になれたかも。やりがいありそうだなあ。

要するに「連立」政権である以上、連帯責任。自分から責任を取りに行かなければ、まさしく数あわせでいるだけ。何もしないまま、あるいは何も出来ないという立場に安住したまま都合が悪くなると反対意見を表明するっていうのなら無責任という誹りは逃れられない。せっかく政権政党になったのに、責任ある行動を取ろうとしなかったという点は今までと一緒だったわけですな。

福島党首も人柄が悪いわけではなさそうなので、組閣の時に遠慮しすぎたんですかねえ。ここにも「地獄への道は善意で敷き詰められている」が。

まあ、これくらいのことは福島党首もわかっているとは思う。
罷免されるまで待っていたのは、首相は悪で、自分は善という立場を際立たせるためのパフォーマンス7割ってところか。委員会設置で抜けられなくなったというのでも、立ち回りのまずさが逆にここまで話題を引っ張れた訳で結果オーライ。福島党首は参院選では比例区1位候補なので、党さえ目立てば自分の選挙も安泰。
なんだ、いいことずくめじゃないか。これでこのミニ政党が存亡の危機から救われたのなら、鳩山首相の「友愛」もここに極まるってところか。

沖縄の基地問題? 歴史的経緯は日本の敗戦から始まるし外国も絡むので話がややこしくなるが、ゴミ焼却場や原発と一緒と考えると、地元民が全員絶対反対、というならその方向でいいんじゃないの? 利権はきれいさっぱり無くなるが、それに頼らない自治というのは素晴らしいことだと思うし、その関連の国家予算は全部他に回せるし。沖縄への経済援助? 小さい話だ。沖縄県民はみんなそんなこと分かった上で反対しているんですよ、おそらく、たぶん、きっと。
、、、という風に単純に決まらないから人生は結構面倒くさい。

2010/05/29

幸せを数えたら片手さえ余る

W杯開会式で歌う予定のオペラ歌手が急死(AFPBB)

相変わらず南ア大会にはポジティブなニュースが無いなあ、と上記のニュースを眺めながら思っていたが、1個だけあった。

アルカイダ系組織、W杯攻撃計画報道を否定 イラク(AFPBB)

テロ組織とは自己顕示欲の強いものだと思っていただけに、実行否定宣言というのは意表を突かれた。イラク代表は残念でしたな。
というか、今年のワールドカップにアラブ系の国は1つも出ないんだっけ。となると、アラブ系の人が観戦に行くとあちこちで職質を喰らいそうな気がする。
「君の国は出ていないのにわざわざ観戦に来るなんて、怪しいよ」
「俺の国籍はアメリカだ!」

2010/05/25

ヤンキーにも人気ありました(紫だから)

なぜかNHK衛生第2でパープルレインを放映していて最後まで見てしまった。
しかし小さいハーレーだな、これって本当はどこのメーカーだろう、、、ということとともに今更思ったのは、エミネムの「8マイル」は21世紀のパープルレインだったのだなということ。
両方とも五大湖周辺の地方都市が舞台ってのは偶然だろうが(パープルレインはミネソタで、8マイルはミシガン)、あんまり環境のよくない家庭に育ったミュージシャンが勝ち抜きバンド合戦で勝利するというストーリーは全く一緒。
もっともぷー太郎同士のディス合戦が繰り広げられる8マイルと、曲がりなりにも一応ギャラをもらっているハコバンのレギュラー争いだと後者の方が大人の味わい。
家庭の崩壊っぷりもDV花盛りではあるものの一軒家もあれば両親もいるプリンスに比べると、親父は行方不明で母親はといえばトレーラーに同級生やら先輩やらを引っ張り込んでいるエミネムは崩壊寸前じゃなくて立派な崩壊家庭。
2つの映画の間に横たわる20年の間にアメリカってのは貧乏になったんだなあ。でも両方の勝利は泣きたくなるくらいにスケールの小さいもの、ってのは共通、、、いや8マイルの方が仲間内の悪口合戦で勝ったくらいの更に小さいスケールか。だから逆に胸に迫る、という部分はあるが。最後に仲間内でだべりながら帰って行くところなんかいいよなあ。

それと映画館で見た当時は分からなかったけど、プリンスが出演しているクラブの、、、いや、当時はライブハウスか、、、オーナーがジャージの上下に帽子を被ってゴールドアクセサリーを身体の各所に散りばめるという格好をしている点。
これって最初期のヒップホップ系ファッションだよなあ、と思って調べてみたら、パープルレイン公開年とDef-Jamの登場は同じ年だった。
目立たない形ではあるものの、何気にブラックミュージックの過渡期が映し込まれている映画でもあったんですな。だから8マイルとも繋がっている、と。「大叔父の孫と自分」くらいの薄い繋がりかも知れないが。

殿下はその後、色々あって一回りしてRave Un2 the Joy FantasticやらMusicologyでこの頃くらいの必殺フレーズを思い出したように繰り出してきた時期もあったけど、個人的には懐かしいだけで1回聞いたくらいだった。
だからパープルレインも似たようなもんだと思っていたら、今聞いても結構面白かった。完成度としては後年の2作の方が上のはずなのに、この差はどこから生まれるんでしょうなあ。創作って言うのは難しい。ただ、今聞いて一番面白いのはThe Timeだったりするが。ウェンディ&リサはたまに消息を耳にするけど、Wikipediaを見る限りでは彼らもたま〜に姿を現すようですな。
そういやこの年のグラミー賞ではこの映画のラストをほとんどそのまま再現したライブパフォーマンスを見せていましたな。殿下の「I feel for you」のカバーをヒットさせたチャカ・カーンがグランドマスター・フラッシュと一緒に出ていたのはこの年だったか翌年だったか。

タダより高いものはないって言葉もある

なぜAppleが未来であってはならないか: GoogleのGundotraがAndroidのオープン性を熱烈に賞揚(TechCranch)

GoogleにとってはOSもブラウザも「手段」であって「直接的な飯の種」じゃないからパートナー企業やベンダーの裁量権を高くできる、というオープンさはある。

しかしオープンな「感じがする」Googleにしたって飯の種の検索事業に関わる部分は詳細を公開している訳じゃない。話題のHadoopはGoogleがそのMap Reduseをオープン化した訳じゃなく、優秀な技術者がGoogleの論文を読んで真似しただけだし。

ブラウザやそれを発展させたOSにオープンなものを採用したのは、主要事業の検索やクラウドの単なる入り口に大枚叩くつもりはなかったってだけの話だろう。撒き餌に大金を費やす釣り人はいませんからな。その1つがAppleのWebKitだったってのも皮肉だが。HTML5用のオープン動画フォーマットにしてもYouTube黒字化事業の一環でしょうしねえ。
ユーザが主要事業に辿り着くまでの導線を提供できるならあとは何だっていいってのは、HTML5のインタラクティブ性を強化する動画フォーマットを提唱しながらChromeにFlashを組み込んじゃった、という二股がよく証明していると思う。

まあ、導線を直接各メーカーに提供し始めたのがAndroidって訳なんでしょうな。本当はそこまでする気はなかったかも知れないけど、MicrosoftがGoogle対抗に本腰を入れ始めた以上、足を止めるわけにもいかないし。そこで「じゃあ、ウチのOSはタダにしよう」と割り切っちゃうところが凄いんだけど。

もっとも、この議論が白熱しているのはAppleが思った以上にハードウェア売り上げ以外の利益を求め始めたからでもあるか。今のところそこから得られる利益は微々たるものなんだろうけど、コナ撒き、リスク分散ってやつで。あとはモバイルアプリ開発者向けに「広告機能」も開発キットの一部として提供しようという便宜を図る必要もあったろうけど。

とはいうものの、AppleがWebを支配するにはそれに見合った利益が無ければ挑戦する意味がない。
結局のところ、Appleが支配したいのは自分が売るハードウェアの操作性、堅牢性であって、それなりにユーザが満足できるものの提供が可能ならWeb支配なんてどうでもいい話だろう。ジョブズと訴訟が話を大きくしちゃったって部分はあるにしろ。正直、どこまで勝つ気でいるんですかね、訴訟の方は。

だから、気がつくと何となく収束しているんでしょうな、このモバイルOS戦争は。もちろん「Googleとは逆に「入り口」が売れれば何でもいいんじゃないの、ウチは」と悟ったApple側の敗北で。ジョブズの発言って「現時点では」をアタマに付けて読まなきゃいけないのはいつものことだし。だから今のAppleの戦闘態勢がどこまで本気かは分からない。
Adobeが勝つか負けるかはHTML5次第かな。こいつがあまりに上手くいったら、少なくともFlashは終わりかも知れない。HTML5用の開発キットとしては残るかな。

しかし、ハードやソフトの売り上げで利益が上がっている限り、AppleやAdobeにしてみれば勝ちも負けもあったもんじゃないとは思う。もちろん「先端っぽい感じがする企業」という称号は捨てなきゃならなくなるが。おっと、そうなるとAppleは終わりかなあ。

2010/05/24

「オープン」にも色々な解釈がある

世の中にたえてFlashのなかりせば(PC Watch)

ジョブズCEOがiPhoneへのFlash非搭載について声明-AppleはWeb標準を重視。「Flashこそがクローズド」(AV Watch)

Adobe「選択の自由」でAppleに反撃、創設者がオープンレター(マイコミ)

麻薬密売人や15歳の子どもでなくても, プリペイドフォーンで昔に帰るのは良い気分(TechCranch)

AppleにしてみるとApp Storeの検閲やエコシステムを破壊されかねないので色々難癖を付けてFlashを非難する。Adobeは言われっぱなしでは商売に響きかねないので「うちはオープンだ、あんたのとこのマイナーOSにもちゃんと対応しているじゃないか」と反論する。
見ていると議論がかみ合っていない気がするが、お互いの核心を突いた質問をお互いがスルーしているからだろう。
それに議論するには利益追求の手段が違いすぎる。
ソフトウェア企業のAdobeが様々な商用OSに対応するのは、それが商売になるのなら普通のことで、「だからうちはオープンだ」ってのは結果論に過ぎない。その証拠にデスクトップでは商売になりそうもないOS用のCS5は出していない。
Appleはハードウェア企業で、それを売るために大枚叩いて利益が大して挙がらなくても続けているシステム(iTS)の支配権や、ハードウェアの操作性を脅かされるようなものは認めたくない。PCよりも不具合に厳しい携帯電話では自社と全く関係のないアプリが増えるのは余計に嫌なんだろう。ここがAppleとスティーブ・ジョブズにおける「オープン」の限界なんだろうけど。

ついでに言うとGoogleのAndroidがiPhoneと似たような存在でありながら、iPhone OSよりも縛りが緩いのは自分でハードウェアを作っていないからでしょうな。マイクロソフトの営業の決まり文句「それはベンダーさんに言ってください」と一緒で。

Nexus Oneの直販も失敗したことだし、これからはXperiaみたいにキャリアやハードメーカーが「スマートフォンOSを作るのは面倒なのでAndroidに独自サービスをくっつける」というAndroid携帯が普通になるんですかねえ。GoogleがAndroidにどの程度の支配権を発揮するつもりなのか知らないけど、検索やクラウドの入り口としての機能を保証してくれるならあとは好きにしてくれって意味の「オープン」になるんだろうか。
となると「ケータイ変えたら基本操作以外の独自サービスは一から覚え直しか」というガラ携というか今までの携帯OSの轍を踏むだけのような気がしてきた。

今のところはiPad or iPodとガラ携の組み合わせがベストか。まだケータイの世界は自分にとって1つで全部イケるほどの進化は遂げていないのかなあ。

ただ、こういう議論する広告が載るってのはオープンだと思うねえ。日本よりも。

2010/05/23

可朝談春二人会

日経ホール落語 第五回 「月亭可朝 立川談春 二人会」(日経ホール&カンファレンスルーム)

元博打打ちと今もひょっとしたら現役かもしれない博打打ちを組ませているわけで、そのことを企画者は知っていたのか知らなかったのか。知らないことはないか。

2人の雑談→可朝→談春という流れ。正直、雑談を最後にした方がいい気がするが。
雑談は可朝の話を談春が適度にいなして方向付けていくという格好。談志がらみの博打話が出てくると少しずつ話題をずらしてみたり、とか。途中から笑わせる話の比率が減ってきて、気がつくと「月亭八方が立川流に入ろうとした話」をきっかけに「可朝が語る名人論」になっていた。
なるほど、と思ったので書いておくと
「上手い、が先に来る落語家は二流。文楽、圓生、談志といった普通の名人はみんなそう。志ん生だけが一流、上手いと思わせるよりも客全員に客それぞれの情景を思い浮かべさせることができたから」
だそうで。
他には立川流の上納金制度を批判して
「稼いだ金は後輩を育てるために使うもの、そうやって落語は続いてきたし続いていく」
と言っていた。これは「あ〜、あれはあかん」と談春の話の途中で笑いを取った一言を改めて談春が掘り下げて聞いてみたもの。
可朝がお客さんの前で大まじめな話をするのは初めて見たけれど、大阪では普通に聞けるんだろうか。大阪でも滅多に聞けないのなら談春には「人の話を引き出す」って芸もあるってことか。
ちなみに可朝は談春を高く評価しているそうで「もう名人なんて出ないと思っていたらこの人が出た」と持ち上げていた。返して談春は「でも、志の輔ってのが上にいましてねえ」
他には「米朝が三木助を本当に継ぎかけた」話とか、米朝が人間国宝級の三味線のお師匠さんに「その話は本で覚えたものだね」と非難がましく言われたとか、なんか米朝の話ばっかりだったなあ。あとは談志の話がちょっと。

で、落語、可朝は狸の賽、枕と噺が半分くらい。これが噺半分ってやつか。
あまりくすぐりもなく骨子を繋げたシンプルなもの。つ〜か、狸賽だった。上方噺の「狸の賽」じゃなくて。関東だからわざとなのか、可朝はいつも狸賽なのか。「ほんまにほんまでっか」を生で初めて聞けたからいいか。
談春は百川。挨拶終わって一言目が「私も心を入れ替えて、、、本で覚えた話をします」
百川ってのは店の名前でどこにあったのか、という説明だけを枕にして、あとの時間は噺。上手いねえ。おっと、上手い、が先に出ちゃいけないのか。ただ、こういう上手い落語を聞くと自分はこのリズムが聴きたくて落語を聞くのだなあ、という気がする。先代の三木助とか。
自分は群馬の人間で、そんな人間に江戸言葉のリズム分かるか?というと、群馬は意外にも栃木、茨城と違って江戸言葉と同じ西関東方言なんで言葉のリズムは一緒なんですねえ。栃木出身の人と東京で話して「気取ってるんじゃないのぉ?」と言われたことを思い出す。

そう考えると可朝が今回言っていた「上手いと思わせるってのは、、、」というのは、おそらく自分みたいな素人にとってちょっと違う。可朝は「言葉は道具に過ぎない」って言いたいんだろうけど、言葉も楽しみの1つということになるから。おそらくそれがあるから上方落語、江戸落語って区分けが出来たんだろうし。ただ、そこが自分の「分かる」限界なんだろうな。そこから先にプロの落語家の「素人には理解できない追求」が始まるわけで。

2010/05/22

代表支持率その後

代表の支持率など関係ないと書いたら、サカダイで田村修一が先に似たようなことを言っていた。というか、それを更に発展させて「死んだふりをするべきだ」と書いていた。まあ、冗談だろうけど。
で、例に挙げていたのが、82年イタリア、86年アルゼンチン、94年ブラジル、98年フランス。02年も決勝はフランスvsアルゼンチンだと思われていたし、06年のイタリアも八百長騒ぎで四面楚歌だったな。サイモン・クーパーが「W杯本番で突如最適なバランスを見つける国がある」と書いていた国々ですな。
サッカーネイションの国民による代表支持率ですらアテにならないんだから、日本国民による代表支持率などゼロだって構わないか。
んが、挙がっているのは揃いも揃って実績のある強豪国。逆に言うとバランスポイントさえ見つければ快進撃が保証されている国。
日本が最適のバランスポイントを見つけた場合、それほどバランスがとれていないオランダに勝てる程度のレベルに到達するんだろうか。それ以前にオランダがバランスポイントを見つけているかも知れないが。

2010/05/21

噂どおり期待どおり

ブラン氏、代表監督就任へ フランス協会とクラブ合意(スポナビ)

久々に揉めずに決まったフランス代表監督。
大会前に次期監督が決まっているっていうのも凄い話だけど、これは今ひとつ前評判の高くない現代表に対して「ご期待のブランがやってくるぞ、今頑張らないと彼に呼んでもらえないかもよ」という変種のニンジン作戦なのかも知れない。

2010/05/17

結論はいつも「数十年先」

東京に来てからJCOMと契約してディスカバリーチャンネルばっかり見ている今日この頃。
今のところカク博士のSF研究室と噂の伝説バスターズがお気に入り。
SF研究室のように「SF映画に登場するガジェットは実現できるか」という番組は結構あったんだろうが、この番組で気に入っているのが三流SF映画のバンクフィルムが流れるところ。

メジャーどころと違ってタダ同然で使えるからってのもあるんだろうが、MITやらコロンビア大学の研究室に出かけていって最先端の研究を実施している研究者と対等に話し合う池田鉄洋に激似のカク博士(Wikipedia)の姿に続いて、吊り宇宙船がふらふらと飛ぶ映像を流すセンスは大変にイカしている。

ローカライズも手抜きせずに、そういう映像にもちゃんとした、しかも他の場面では出てこない声優で声を吹き替えていて「そこだけ英語になって冷める」ということがない。特にロボットの回でLEDどころか白熱灯を使っているようなロボットにもちゃんと日本語で喋らせていたのには結構感動。子供が出れば子供の声でちゃんとアテてるし。

しかし、同時にこれがSF映画の原風景だよなあ、と思ってしまう。
スターウォーズとエイリアンで大メジャー化したSF映画だが、両方とも元ネタはこういう映画たちだし、使ってるガジェットは似たようなものだからなあ。

あ、でも、ライトセーバーは実現できるか、という回では流石にスターウォーズの映像を使ってましたけどね。

ちなみに噂の伝説バスターズでは、途中から本来の目的とは微妙にズレていく過程が面白い。それはもう噂の検証じゃなくて単なる爆破威力の計測じゃないかって具合に。

2010/05/15

調査対象者は観客、テレビ視聴者、麒麟麦酒愛飲家、株式会社平和愛好家等々

Yahoo!スポーツ×スポーツナビ - 2010 FIFA ワールドカップ

W杯特集と言うことで、各媒体から関連記事を集め続けるページをYahoo!がスポナビとの連名で開設。実際にはISM、時事、産経、スポニチ、夕刊フジの記事しか載っていないので、この辺が提携先ということかな。ちなみにISMと時事以外の記事は「ああ、読まなくていいな」とタイトルで分かる。

ところで、ここのトップページで今代表の支持率なんぞを取ったりしていて予想どおり低い。

原ジャパンとかでもアンケートがあった気がするが、スポーツ関連で「代表」が支持率調査を受けるようになったのはいつからなんだろう。
政治というものが民意を反映するものである以上、内閣支持率を調査する意味はあるし低支持率でその政権が倒れることも不自然じゃないが、スポーツの代表というものは別に民意を反映する組織ではないので支持率に意味はない。
監督をクビにしやすくする、という効果はあるけれど、それはスポーツ団体(サッカー協会とか)の運営に対する影響であって選手選考のような具体的な事務仕事とは関係ない。

更に言うと「観客は金を払っているんだから、、、」という「納税者は意見する権利がある」的な意見も、不特定多数を対象とする調査形式を正当化する理由にはならない。
今は消費税で子供も含めて税金を取られているので、小学生だって調査対象に出来る、という建前が内閣支持率の場合は成り立つが、この考え方を代表支持率調査に緩用するのなら「サッカーに金を使っている人」だけを対象に調査をするという形にしないといけない。
まあ、税金から支出された補助金をもらっているスポーツ団体には「納税者の権利」が適用できるのかもしれないが、サッカー協会は補助金を出している方なので適用外。ちなみに原ジャパンも税金はビタ1文もらっていないので、「納税者の権利」適用外になる。

じゃあ、この支持率調査は何のためにあるのか、というとマスコミが岡田監督を叩きやすくする、あるいは褒めやすくするためだけにあるんでしょうな。良くも悪くもセルヂヲのようにサッカーに対して確固たる意見を持っている人たちではないから。

というわけでこんな支持率調査に参加して「大勢」の中にマスコミと一緒に隠れるくらいなら、どこかのコメント欄で「岡田はダメだ」と言う方がまだマシな「意見表明」だとは思う。

2010/05/14

本当の黄金のカルテット登場

アルゼンチン代表候補を発表 サネッティとカンビアッソは招集されず(スポナビ)

メッシが32、イグアインが27、テベスが23、ミリートが21。
以上がマラドーナが南アフリカに連れて行く候補として選んだフォワードのゴール数。
たった4人で年間103ゴール。それもスペイン、イングランド、イタリアという一流の仕事場で。
というわけで、マラドーナがこの4人を同時起用する気になったとして、誰が責められようか。
幸か不幸かイグアインをCFにして、後の3人はトップ下かサイドで勝手にやらせる、というフォーメーションは可能だ。サカつく程度の発想であるにせよ。
これをやってしまうと、センターハーフはベロンとマスチェラーノで決定だろうから、DF以外に守備をするのはマスチェラーノくらいになってしまう。実際にはテベスも結構相手DFを追いかけたりするけれど。

まあ、4年前にパレイラがドイツで似たようなことしてましたねえ。
でも、ゴール数だけで考えるとあの時の黄金のカルテット以上(48ゴール)。
だからマラドーナの大勝負が間違えてハマっても、その後のサッカー戦術に影響を与えることはないでしょう。サッカーネイションの1部リーグで20ゴール以上挙げられる人員を4人以上用意する、なんて歴史的にもそうそうあり得ない条件だろうから。

しかし、セリエAはディ・ナターレが得点ランキング独走のまま終了してしまいましたな。これは彼が大器晩成すぎたのか、セリエAの地盤沈下を表しているのか。
それと、トーレスの22試合18ゴールって何気に凄すぎる。

2010/05/12

アイアンマン2(人)

カズも発表心待ち「呼んでくれないかな」(日刊スポーツ)

札幌FW中山本気でW杯サポート要員狙う(日刊スポーツ)

岡田監督の矢野の選出コメントを読むと、今回の代表FWは得点力のみで選出されたわけでもないらしい。だからこの2人のどちらかでもよかったんじゃないだろうか。

おそらくムードメーカーとしては川口よりもこの2人の方が適任だと思う。2人ともってのはちょっと多すぎると思うが。

2010/05/11

記者クラブは仕分けの対象じゃないんだっけ?

日本代表メンバー発表  岡田監督会見(スポナビ)

チェルシーの強烈な勝ち方を見た後は割とどうでもいい感じはするものの、それでも会社帰りに「ああ、今日発表か」と思い出すくらいはした日本代表メンバーがついに発表。矢野か!

思い出すほどに深く納得するゴン中山の名言
「大きな大会ではポッと出の(あんまり期待されていない)ストライカーが活躍する」
今年のW杯では出そうもないなあ、と思っていたら出たじゃないか、矢野。、、、全員じゃないの? という考え方もできなくはないが。

伝説のDFW・鱸のような成功例もあれば、物見遊山で来ていたブラジル代表を本気にさせてしまった玉田のような失敗例もあるので、一概にそういうストライカーが出てくることを歓迎できるわけではないにしろ、今大会のキーマンは矢野だな。

しかし分かりやすいメンバー選考でしたな。
川口はフランスW杯の小島伸幸ということですか。ああいう陽性の人とは思えないから、ちょっと人材としては違うんじゃないか、という気もするが。
サイドバックは長友と内田は当然として、バックアッパーは左右ともできる駒野。
タッパのあるCBのバックアッパーとして岩政(他にいるとも思えないし)
で、守備的ポジションならどこでもできる今野で層を厚くしておく、と。
MFは今更いじれるかよ、という思いがにじみ出た選考。小笠原は岡田政権が4年あったら居場所を確保できたかも知れなかったなあ。
FWは、、、いいんだ! 本田が点を取れるから、、、。
ただ、森本以外のセンターフォワード候補、岡崎と矢野は運動量があってウイングもできる、という基準で選んでるようにも見えますな。外れた選手(スポナビ)はCFかドリブラーか裏を狙うかの専門家揃い。ドリブラーは大久保と玉田と松井がいるし、裏狙いは森本と本田ができるし、ってところで専門家たちは涙をのむことになったのか。

しかし相変わらず記者会見の内容はひどいね。

「このFW陣でどうやって点が取れるのか」
想定するパターンを全部答えろっていうのか、試合前に手の内を明かす馬鹿がどこにいる。

「次の大会を見据えるといった、年代層を配慮した選考はあったのか?」
君たちが市川をどう扱ったか覚えてるからね。

「グループリーグ突破のための星勘定は?」
勘定してどうするんだ。「なるほど、納得」なんて答えがあるのか。こういうのは好事家同士でわいわい言うレベルの話題だって。

「これから本大会において強豪国と戦うが、日本人がここだけは負けないというところがあれば教えてほしい」
婚活パーティの告白タイムじゃないんだから。

こんなしようもない質問にもちゃんと応じるんだから岡田監督はえらいなあ。質問したのはやっぱりTBSかなあ。
やっぱり記者会見だけは父オシムに担当してもらってもいいんじゃないだろうか。

2010/05/10

自分はA3に乗っているから、ということもあるけれど

VWに吸収されてもポルシェは意地と強情を貫けるか?- 小川浩( @ogawakazuhiro )(アゴラ)

「VWというダサいメーカーがポルシェというカリスマメーカーを買って残念だ」という風に読めるのが残念な記事です。
歴史的経緯からもVWとポルシェは因縁浅からぬ中であるうえ、メルセデス(90年代初頭に一時迷走)、BMW(E90モデルは微妙に迷走)と比べると、一貫していいクルマ作ってますよ、VWは、、、ピエヒ時代はそうでもなかったか、、、。

更にポルシェにとっては有り難いことに、VWはアウディを再生させた経験が生きているのか傘下メーカーの生かし方をどこよりも心得ていて、ベントレー、シュコダ、(直接はアウディ傘下の)セアト、ランボルギーニといった多彩なメーカーのキャラクターをそれぞれ際立たせる戦略で、すべて成功に導いています。

この記事ではポルシェが一貫して「こだわりのエンジニアリング集団」だったと仰りたいようですが、iMac発売以降のアップルとボクスター発売以降のポルシェが似ているのは「こだわりのエンジニアリング集団だけでは商売にならない」ということを知っている経営者が指揮を執って自らのイメージと商売を直結させたこと。
要するに、それまでは周りが勝手にヨイショしているのに乗っかっていただけだったのに、自分で自分のヨイショを始めて周りを乗せ始めた、ってとこですか。

もちろん高い技術力がバックボーンにあるから「ガワだけ立派」なんて自分のイメージを崩すようなセコな商品は出さないし、ラインナップを1つ増やすにも「イメージを崩すものは絶対ダメ」というわけで、何年もかけて慎重に行っていたわけです。アップルなんて一時期「モデルチェンジのペースが遅い」なんて言われてたくらいですから。

で、技術力と言うよりもイメージ戦略で成功を手にした経営陣が、いよいよもっと大きく出てやると商品で勝負するのでなく金融マジックで勝負に出たら躓いた、ってのが去年のポルシェなんでしょう。
それで911シリーズの素晴らしさに傷が付くことは全く無いけれど、「ダサくて商業主義なVWと垢抜けていて理想的なエンジニアリング集団ポルシェの対決」という書き方はあまりに単純すぎる善悪二元論だ、と思ったのでこういう記事を書いてしまいました。
要するに経営陣の自爆からポルシェを救ったVWがなんで悪者扱いされなきゃならないのか、というところですか。

記事を書いた方がその存続を心配されている独自エンジニアリングの車種(911、ケイマン、ボクスター)は、コストパフォーマンスが高い看板車種なので、VWが見直す可能性は無いでしょう。他の車種にしても製品は売れていますし、先ほども書きましたがVWくらい傘下メーカーのブランド価値を理解するのに長けたメーカーが下手を打つとは到底考えられません。そもそも「ポルシェはVWよりもコストをかけるべきメーカー」ってことは全世界の誰もが知っていることですから。
余談ですが、アメリカのメーカーはこの辺が上手くなかったようで、ジャガーXJの内装にモンデオだかフォーカスの部品をそのまま使って失敗したりしてましたっけ。

ついでに書けば、ポルシェ自身もボクスターの大成功以後は着々とフルラインナップ化を進め、VWと共同開発したカイエンで使っているエンジンをパナメーラに乗っけたりしているので、傘下になるにしろ傘下にするにしろ、エンジニアリング的にはむしろVWとくっ付くことが無理のないコスト削減に繋がるのではないかな、と。そのつもりでヴィーデキングもVW買収を狙ったんでしょう。
更に書けば実はポルシェの経営は順風満帆って訳でもなく、カイエンがコケたらヤバかった、なんて記事がオートカーにありました。「カリスマ」ヴィーデキングも結構危ない橋を渡っていたんです。
豪快に見えて完全に準備が仕上がるまでは動かず、退却も素早いジョブズとは大分違います。

もちろんクルマ好きな大兄の方々には先刻ご承知のことではありましょうが。
釈迦に説法、ご容赦を。

ネガティブシンキングのネタがまた1つ

オバマ氏の警備だけは勘弁を!南ア警察トップ「米国は早く敗退して」(AFPBB News)

本来「万全の警備でお迎えする」と語るべき警備統括者がこういう冗談を言い放てる南アという国のアバウトさには大変好感が持てるが、おそらくちょっとナーバスになっている観客候補の人たちにしてみれば趣味のいい冗談には聞こえないかも。

そんな頼もしすぎる発言が飛び出す前日に、皮肉にもFIFAからトラベルパッケージのご案内メールが届いた。
日本向けだけなのか世界中を相手に行っているのか知らないが、中身は近ツリやJTBの連絡先が載っているだけのもの。これって「FIFA公認の会社」ってことで紹介しているんだろうか。
ツール・アフリカ騒動(asahi.com)が少しは影響しているのかいないのか。あの手の詐欺って世界中にありそうだから、わざわざ日本向けに紹介するってことはないかな。

ドイツ大会でもFIFAがホスピタリティパッケージを売っていた気がするがえらく高い上、チケットを持っていなければダメだ、という紹介の仕方だった気がする。
おそらくあのパッケージはFIFAが直接マージンを受け取る仕組みになっていたんだろうけど、今回のメールで紹介しているツアーパッケージが大したマージンをFIFAにもたらすとは思えない。
にもかかわらず極東の一顧客に営業メールを寄越すとは、客足が伸びていないことの証明なんでしょうな。
スポナビだったかのコラムで「南ア大会でFIFAはこれまでよりも『観客はテレビ映えする数だけ入ればいい』という態度を際立たせるつもりだろう」なんて憶測を読んだが、テレビカメラが観客を映すのも一苦労というスタジアム続出で、流石に焦っているのかな。

開催国自体が死のグループと呼んで差し支えない予選組を引き当てたことといい、今大会はFIFAにとって誤算だらけの運営になっているのかも
次回のブラジルはチケットの奪い合いで血が流れかねない土地である以上、閑古鳥の飛来は全く心配ないだけに「早く終わってくれ、南ア」が今のFIFAの本音かもしれないなあ。

2010/05/09

あとはブラッシュアップと提供サービスで勝負

パイオニア、地図更新2013年10月まで無料のPND カロッツェリア エアーナビ(マイコミ)

もうPNDにとってジャイロと加速度センサーはついてて当たり前のものか。そろそろトピックはないなあ。すでに成熟市場。だからこんな無料サービスが出てきたりするわけで。
でもスマートループは機能はいい。こういうものはさっさと全メーカー横並びでデータのやりとりしてくれないかなあ。ユーザーが多いほど利便性の上がる機能なんだから。
あ、それと上位機種のAVIC-T07はオプションでバックカメラ機能があるんですな。

ところで、PNDについてたまに蘊蓄をたれる身でありながら、実はBZN-200の固定ステーがぽろりといって以来、地元に住む限りあんまり必要もないので実物は買っていなかった。

んが、東京に引っ越しが決まった以上買わずばなるまいと3月中に慌てて物色。
結局、廉価なくせにあまり売れていないので在庫が潤沢ですぐ手に入る、という消去法に近い選択でパナソニックのCN-MP150Dを購入。
購入時にはすでに代替わりがアナウンスされていた(Panasonic)んだけれども、4月中旬の発売だったので間に合わなかったんだなあ。欲しかったなあ、渋滞回避機能。でも、新製品も感圧式液晶なんですな。

しかし、字面ではわかっていたけれど、体感してみるとPNDってこんなに進化したのだなあ、と廉価版なのに感動させられた。
やはりジャイロ&加速度センサー併用っていいですな。首都高で延々とトンネルを走っても全然平気。かつての「GPSが補足できない場所では役に立たない」が無くなって「これさえあればどこでも行ける」レベル。
ただジャイロも加速度センサーもあくまでGPSの補足であって車速感応機能は無いので、屋内パーキングから発車した場合は屋外に出るまでやっぱり画面は動き出さない。というところから判断すると、トンネル内で渋滞に巻き込まれた場合は、おそらく途中で止まってしまうだろうな。

しかし、たった3年前にはこんなこと言われていたんだからなあ。

【COMPUTEX続報】「簡易カーナビ、生き残れるのは3社のみ」――台湾Mio幹部に聞く(Tech-On!)

Mio幹部による「日本はビルトイン型フル機能のカーナビじゃないと売れない」って判断は完全に間違っていたわけで、位置補足機能だけだったら国産メーカーが上回ってしまった。実際にはGPS受信処理機能を磨き上げた方がいいのか、ジャイロのようなハードウェアで補足した方がいいのかは、判断の分かれるところだろうけど。

3年経っても間違っていないのは世界に進出している国産PNDはソニーくらいという事実。CNETのレビューを見るとサンヨーとパナソニックはエディターズレビューがないし。ただ、パナソニックとサンヨーがくっついた後にPNDの海外販売に本腰を入れる可能性はあるけれど。

こうして考えると、グローバル企業のマーケッターが「無理」と判断した市場に参入したBroadZoneは正しくアニマルスピリッツの持ち主だったのか。徒手空拳で最前線を走った先駆者が大企業に駆逐されるという図式がまた実現してしまったのは切ないが、彼らにしてみるとニッチを狙って始めたのに本流になってしまったというところじゃないだろうか。大企業に本気で追撃されるとは思ってなかったんだろう。
最初からニッチを狙って手を広げるつもりもない他の輸入物PNDを扱っている後発会社と違って、自分で市場を開拓しちゃった故に本気で大企業とやり合う羽目になっちゃったんでしょうなあ。自前の技術って訳じゃないからガチ勝負では勝ち目がなかったのに。Palmみたいに「技術の売り逃げ」もできないしなあ。

2010/05/07

いい人たちの悲哀

崩れゆく日本の政治(JBPress)

キャッチフレーズにはぐれ刑事純情派(合掌藤田まこと)レベルの感傷的な言葉を選んだことといい、決断力不足が原因でどんどん支持率を落としていることといい、首相の毛並みがいいことといい、確かにこの2つの政権は妙に似ている。
おそらく安倍晋三も鳩山由紀夫もプライベートではいい人なのだと思う。だから「地獄への道は善意で敷き詰められている」という有名な警句を地でいくのは避けられなかったのかもしれない。

「挙党一致体制の禅譲」で逆に八方美人の調整型政治を強いられて、小泉型トップダウン政治をなんだかんだで気に入っていた国民から支持を失った安倍晋三は気の毒と言えば気の毒な立場だったと今にしてみれば思うが、だからといってMXTVで偉そうに現政権批判をしているのを見ると「どの口が言ってんだ、政権交代の原因野郎が」という突っ込みは欠かせない。

しかし、調整型政治に倦んだ国民の意思で政権が交代したら、党内を越える規模で八方美人な調整を試みる総理が誕生してしまったとは歴史の皮肉ですな。安部福田麻生政権の八方美人は党内での話だったからね。

ただ、救いは日本は選挙で政権を交代させることが可能な国になったんだろう、おそらく、ということか。
個人的にははぐれ刑事純情派(合掌藤田まこと)レベルの感傷的保守も感傷的革新も嫌いなので、やっぱりみんなの党ですかねえ。
もともと自民党が言う「保守」はイデオロギー的裏付けがある訳じゃないから、いざ「民主は左で危ない」と言ってはみても「うちは右です」という根拠が「支持母体に経営者側が多い」くらいしかない。民主の「左」も支持母体が労働者側だって位の話だし。もちろん、経営者と労働者は一蓮托生の既得権益者であることに違いはない。既得権益を守るのなら両方とも保守だよなあ。

2010/05/06

中田英がここまで色々しゃべるのも久々

証言ドキュメント 日本サッカーの50年「第四夜 強国へのはるかな道」(Googleのキャッシュ)

世代的に第三夜までは歴史上の出来事だったが、今夜は知ってる出来事、知ってる顔が続々と登場。
やはり白眉はジーコジャパンのところですかな。良かろうと悪かろうと独裁的だった川淵(偉大なる指導者同志)前会長(Wikipedia)が登場して「トルシエだと指示待ち選手しか使わない」とあんたの部下もそうだったよな的な突っ込みをしたくなる発言をしたり、小松成美が鹿島サポとトルシエ嫌いのマスコミくらいしか喜ばなかったジーコ就任を「みんな彼を待っていた」と言ってみたり。
こうやって歴史というのは歪められていくのかなあ、と思っていたら、ちゃんと最後は各選手の「チームばらばらでした」発言で締めていた。さすがに歪めるには当時を記憶している人間が多すぎるか。しかし見事に「現代表」選手は出しませんでしたな。

2010/05/05

生きてはいます

東京に転勤になって1ヶ月。
4月の週末は引っ越しで発生したゴミの始末と部屋の整理、加えて遅ればせながら開いてくれた送別会への出席のためにわざわざ群馬に帰るなどして、結局ほぼ全部つぶれた。
職場では電話番扱いなのに帰宅すると爆睡モードに突入してしまっていたのは、週末に体が休まらなかった&少しは気を遣っていたんだろう。

引っ越し先は小金井市。
武蔵野の切れ端が所々に散らばって、田舎者には居心地がいい。少々道が狭いのが難点か。実家の近くもこんなもんだったけど。
武蔵小金井駅前はFC東京のフラッグが翻る場所なので、そのうちFC東京のiCalスケジュールでも作るかな。

しかし、引っ越しの時に一番楽だったのが水道の申し込み。これと甲乙つけがたいのが電気とISP。3つとも手続きは電話orメール1本で終了。その次がガスで続いて電話。これは立ち会いが必要だったから減点。ただガス屋さんはほぼ指定時間通りに来てくれましたな。
ちなみに電話屋は予想通り「光にしませんか?」って聞いてきた。
で、いろいろ説明を聞いてからこちらが返した質問
「つまり申し込み後3ヶ月経ったら今より月額が高くなる訳ね」
答えは
「そうです」
明らかにこちらを挑発しているとしか思えないのでADSLのままでいくと決定。

その下に付けるのは引っ越し屋で(来訪時間が全く不明)さらに下ってその引っ越し屋経由で頼んだ洗濯機の取り付け屋(予定日を勘違い)、一番下が某CATV(いきなり延期→延期した予定日を勘違いしてこちらの留守中に来訪→延期日程を確認中に電話が切れる→仕方ないのでこちらから電話し直したが出ず→折り返しの電話なし)。

民間になればなるほどサービスがダメになっていくのは新自由主義的にはおかしいんだが、事実だからしようがない。某CATVなんてこっちがクレームの電話するまで予定日の確認ができなかったぞ。

そんなこんなで少しは落ち着いたので自分のMacをSnow Leopardにアップデート。
これでGWが潰れてしまったなあ。
やっぱりGPUの扱いがLeopardとは違うせいか、体感速度がだいぶ向上するんですな。
サードパーティ製アプリがほとんど32bitのまんまなのは予測できたけど、Canonのプリンタドライバがちゃんと64bit対応していたのには驚いた。ドライバが一番引っかかるかなと思ったんだけど。
もっとも、カーネルタスクを64bitで起動してもあまり感動はない。体感速度は向上しないし、これじゃないと使えないアプリがあるわけでもなく、その逆も今のところ無いし。

そんなわけで無為に過ごしたGWで一番直撃してくれたのがこのニュース。

W杯手配のツール・アフリカ、連絡不通に-人数不明、JATAなど注意喚起(Travel Vision)

実は私も被害者一歩手前だったんですねえ。

転勤が決まった瞬間、「あ、無理」ということでキャンセルしたのが3月9日。その日のうちに「キャンセル承りました」と返事が来たくらいなので、ちゃんとしたところだ、と最後まで思っていたんだがなあ。
ちなみに料金は払い込んでいませんでした。だって催促されなかったから。
その辺のアバウトさが今から思えば怪しい気がするが、Yahoo !だったかの掲示板の書き込みにあった「ちゃんと催行するつもりで始めたけど、途中で各方面への根回しに失敗しそうだと気がついたので逃げ出したのでは」という指摘も正しい気がする。

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