そういわれれば日本最強の若旦那
首相、本28冊まとめ買い 「資本主義勉強します」(47 NEWS)
鳩山首相が購入した本(47 NEWS)
既に旧聞ですが。
全般的に政治と経済に関係する書籍の仲で異彩を放つのが「談志 最後の落語論」。
鳩山首相はお笑いが好き、ということは水道橋博士が言っていたが、談志のファンなのか、名前に惹かれて買ったのか。
しかし、かつて中島らもがてっちゃんのオヤジの口を借りて「書いているものの意味が分からん」と評された松岡正剛がお供に付いていたのに談志の本を買うとは中々。この人が褒めていた安藤鶴夫は談志の仇敵なんだけどな。
それはともかくこの「談志 最後の落語論」はこれまでの落語論の集大成にプラスして「滅びつつある江戸の風」論を展開していてお買い得な1冊。
なるほど、と思ったのは「円朝ってのは今で言う『韓ドラ』みたいな扱いだったんじゃないのか?」という一言。「『わっ』て驚かせるなんて安っぽいドラマじゃねえか」ということで、そういうドラマが良い悪いというよりも「それって落語じゃないだろう」ということなんでしょうな。でも「『死神』はいい」。うん、これもよく分かる。他の円朝作品と「死」の扱いが違って「ほら、消えるぞ消えるぞ」(Wikipedia)だもんなあ。
ちなみに小三治も「笑芸人」で「『死神』は滑稽話にしてこそ、だよ」と言っていた。方向性は違えども名人の心意気ってのはこうして同じ結論に収斂していくのかも知れない。もっとも、小三治について談志は何も言っていませんが。
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