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2009/12/30

アニマルスピリット

(東洋経済)

まあ、今更ですが。
訳者が「経済学に詳しくない人が読むと『何を当たり前のことを言っているんだ』と感じると思う」と総括しているが、確かにそんな感じ。
経済学は「こうなったからこうなったんです」という現状分析には有効で、先を見通す場合でも「こうなったらこうなるでしょう」と予測は出来る。ただ、ある程度不確定要素は割り切らないと数式が作れない。学問である以上、単純化は避けられないわけで、結局のところ予測はする人によって良くも悪くもなってしまう余地はある。逆に言うとだから学問だと言えるんだけど。
しかし「こうなったらこうなる」だけで理解しようとするんじゃなく、人間の本性「アニマルスピリット」という要素を加えれば現実と乖離しない処方箋が作れる、というのが著者の主張。一々納得させる論理は矛盾無く見事なもので、報告書を作る時は見習いたい。
今年を締めくくる読書にはちょうど良かったかな。「ブラックスワン」とのカップリングで。いや、こっちはまだ読みかけなんだけど。

結局のところ、人は先を見通せない。高度な金融工学でも、ブラックスワンが舞い降りることは見通せなかった。舞い降りる前に認知できるだろうと勘違いすることになっただけ。
「無知の知」を認識して「あ、こういう事もあるでしょうな」ということで起こったことに対処していくしか無いんでしょうな、人生は。

2009/12/29

ああ、そういえばG大阪のサッカーってこうだった

第89回天皇杯 準決勝 G大阪 vs 仙台(国立)(J's GOAL)

休養をもらって久々に「らしいサッカー」を展開するG大阪を撃破する、というミッションは仙台にとって荷が重かった。
返した1点は「何とか一太刀浴びせた」という感じで、試合の主導権は同点にされても焦らないG大阪が握ったまま。
ただ、J1上位とJ2上位の差を体感できたことは、来年へのいいシミュレーションにはなったかも知れない。「上位と戦う時は目指せ一太刀」ということで。J1経験のない手倉森監督にもいい経験だったろうな。

2009/12/28

ハードボイルドではないね

デイン家の呪い(新訳版)(ハヤカワ・オンライン)

ポケミス版は読んでいるが内容は全然覚えていなかった。
元々が5つの独立した短編を1つの長編にまとめ直したものなので、次から次へと新しい人物が登場して、次々と異なる事件を起こしたりと筋書きは結構煩雑。受動的な主人公の行動は狂言回し的で、強烈な主人公が物語と読者を引っ張っていく「マルタの鷹」や「血の収穫」に比べると印象が薄く、だから覚えていなかったのかなあ。

ハメット研究家でもある訳者の小鷹信光氏があとがきで「ゴシック調」と言っているが、超自然的運命と思わせて合理的理由で結末を迎える内容は確かにゴシック小説。ゴシック小説って元々は超自然現象を肯定しない内容だったから。
「モルグ街の殺人」由来のミステリー的に由緒正しき「フランス」がキーワードになってるし。

ダシール・ハメットはハードボイルドというミステリーのサブジャンルをいち早く完成させたことで歴史に名を残したけど、この小説を読むとローテーション的に書く小説は必ずしも「男のハーレクインロマンス=ハードボイルド」だけじゃなかった事がよく分かる。
ハメットの後半生は映画化権の売却で収入が安定したり、晩年は赤狩りにもあったりして「書けなくなった」ことで有名だけど、新作は常に興隆を迎えていたハードボイルド小説を期待されていたろうから、自分の模倣に陥ってしまうことを嫌がっていたのかも知れないなあ。
オリジネイターとして消えていったと考えればある意味天才。こつこつと自分を磨き上げていったチャンドラーとはそこが違うのか。

2009/12/27

「ダメ」の根拠は何だ


ブログネタ: ネット選挙、賛成?反対?参加数

別に法律で明示的に禁止されてるわけじゃなくて、単なる「見解」なんでしょ。

2009/12/26

今季の選手は動きが早い

玉乃淳選手現役引退のお知らせ [ 草津 ](J's GOAL)

前田雅文選手 ガンバ大阪より完全移籍加入のお知らせ [ 草津 ](J's GOAL)

25歳の選手が引退して、26歳の選手が加入かあ。
玉乃の引退は自発的なものかも知れないにしろ、佐藤穣と山崎渡の契約が更新されずに戸田が加入したことを考えても「草津のMF」はタイプが決まってきたってことなのかな。基本は櫻田、熊林、松下みたいな。
今回加入の前田は廣山が務める1つしかない「元・島田枠」のバックアッパーというかライバルというか。肝心の島田が鳥栖から大宮に戻ってきているというのも皮肉だけど。
草津と言うよりも植木GMが「多めにいた方がいい」と考えるタイプのMFということかも知れませんが。
ところで小池純は水戸でもサイドバックとして使われるのかなあ。

2009/12/24

名を残せない消え方

北京汽車工業、GM傘下サーブの技術を2億ドルで取得(ロイター)

一番肝心な「サーブ」という名前だけは売れなかったらしいので、「サーブ」という名前の会社をどこかの金持ちが作ることは出来る。そこで作られるクルマはサーブとは関係のないモノになってしまうとはいえ。
高かったのかなあ、名前。

2009/12/20

頭を下げる前にすることはある

最近テレビによく出る凄く厳しく挨拶を教えるおばさんを、また画面でちらっと見た。で、「あ、そういうことか」と思ったのはおばさんが「言うこと無かったら笑ってごまかせ!」と叱り飛ばしていたこと。
この人は「私が教えるのは挨拶の仕方だけ、それ以外は知らない」と開き直っているのだなあ。プロですな。
これが接客または営業の極意の一つということなら「挨拶は見事だが、答えは出せない」人たちが増殖してもやむを得ない。経営者がそれでいいと思っているのなら、それでいいのか。

個人的には店頭で「そうすか、じゃあ、これでどうっすか?」とぞんざいな口調でもさっさと決断してくれる店員や「じゃあ、私の責任で何とかしましょ」と言ってくれる営業さんの方が遙かにいいと、挨拶も態度も見事だが何もしてくれない営業さんに手を焼かされた経験がある身としては思う。

見事な挨拶はあくまで手段、目的じゃない、と分かった上で教えられるならまだしも、ろくに責任も持たされずに挨拶の仕方だけ厳しく教えられても意味ないよなあ。

ただ絵面が面白いから、これからもこのおばさんは出てくることでしょう。「客に厳しい」ラーメン屋とかと一緒か。客あしらいとしては真逆だから、このおばさんと勘違いしたラーメン屋を同席させると面白いかも知れない。

2009/12/19

大きすぎても潰せる、けど売れない

米GM、サーブ事業から撤退=売却交渉破談、清算の公算(時事ドットコム)

オートカーによるとGMの破産危機後、トヨタとGMの合弁会社「NUMII」(YOMIURI ONLINE)についてトヨタ側が一番困ったのは「交渉相手がころころ変わる」「だから誰に話をしていいのか分からない」ということだったそうな。
オペルにしてもサーブにしても、売却先が決まりながらその先の交渉が進まなかったのは、同じような事情があったからかも知れない。交渉中に「破産危機」「政府が救ってくれるらしい」「議会で否決」「大統領介入で融資」「債権者との交渉失敗」「やっぱり破産」「破産法管理下から脱却」と状況がそこそこ→どん底→そこそこと変わり続けたということも交渉に影響を与えたんだろうな。

ハマーは中国の企業が買うことになったというニュースがあったけど、これは中国政府が反対している(ニューズウィーク)らしい。

米フォード:ボルボ部門の売却交渉に影響ない-GMのサーブ閉鎖で(Bloomberg)

フォードがさっさと不振のジャガー・ランドローバーとアストンを売り払い、経営危機の心配が無いボルボの売却は腰を据えて中国企業と交渉しているのと比べると、交渉下手が目立つなあ。「下手に出る交渉」に慣れていないのかも知れない。

2009/12/17

魂系の選手

戸田 和幸選手 新加入のお知らせ(ザスパ草津)

広島が降格して草津と初対戦した試合で、黙々とベンチ裏でウォーミングアップする戸田がいたなあ。久保は出たけど、戸田は出られなかったんだっけ。
そのときの観戦記にも書いたけど、ああいう選手が「お手本」か。
戦力的にどうなのかは分からないけれど、鬼軍曹秋葉の後継者が1シーズンという間を置いてやってきたと言えるかも。

2009/12/14

グラムの主役でもあった

加藤和彦の追悼フォーク特番、テレ東で放送決定(ナタリー)

12月10日に加藤和彦のお別れ会が行われたそうで、テレ東でも追悼番組が放送され、その会の模様が少しだけ流された。
個人的に加藤和彦の曲は「あの素晴らしい愛をもう一度」と「タイムマシンにお願い」くらいしか知らないので、彼の死についてどうこう言う資格は持たないけれど、「タイムマシンにお願い」を作った人を「フォークの主役」と呼ぶのはちょっと違和感がある。
途中で紹介された曲にブライアン・フェリーのソロみたいなのがあったが、サディスティック・ミカ・バンドはグラム全盛期のイギリスで評価されて遠征もしているから、この方面に行くのはむしろ必然だったのかも知れない。ということは、日本で唯一の現役グラムロッカーだったのか。マーク・ボランも元々アコギ1本でティラノザウルス・レックスをしてましたからな。

この番組の進行役を務めたテリー伊藤にとってはアイドルだったんでしょうな。ず〜っと目がウルウルしていた。

2009/12/13

放置のデスクはなんでもスルー

都倉賢選手 ヴィッセル神戸へ完全移籍のお知らせ(ザスパ草津)

噂ではC大阪だったなあ。
サカダイが神戸の補強ポイントに「動けるポストプレーヤー」を挙げていたから、ぴったりの人材ではある。
ちょっと決まるのが早すぎる気もするけど、こういう事は早いうちに決まった方が本人にとってはいいんでしょうな。都倉自身がまともにプレーしたのは草津が初めてといってもいいので、神戸の「繋がないサッカー」に対応出来るのかは分からないけれど。
ところで放置は同じ時間に全く違う記事を載せているけど、ここは書いた記事は何でも載るってことなんだろうか。記者は楽ですな。

草津FW都倉を獲得…C大阪(スポーツ報知)

草津から都倉を獲得…神戸(スポーツ報知)

一応、後者には言い訳がましく「C大阪の意志を固めていたが」と一言入ってます。

2009/12/10

日本の軽の安さを感じた日

Tata Nano Europa: full details(AutocarUK)

世界最安車ナノの欧州バージョンが再来年くらいに出るらしい。
インドでは30万円くらいだが、欧州バージョンの値段はぐっと上がって55万〜70万円の間。
その分スペックはちょっと上がって、ギアが1速増える予定。ギア1速で倍以上値段が上がるとも思えないので、他にもなにかアップデートされているのかもしれない。マニュアルのみ。
日本の軽が90万弱でCVTが付いていると考えると、日本で正式に売り出すことはないだろうなあ。

2009/12/09

なんとなくトルシエジャパンを思い出す。

2010シーズン 副島博志新監督就任のお知らせ(ザスパ草津)

副島博志ヘッドコーチ ザスパ草津監督就任のお知らせ(カターレ富山)

一時期妙にC大阪から草津に選手が来てたことがあったっけ。
大西さん人脈かなあと思っていたら、カレカが逆方向に動いて以降しばらく停止。
そのブランクを破るのが元監督とはなあ。
森島ー西澤コンビが解消したら崩壊したチームを立て直せないまま、解任されたような記憶があるけれど、その後采配の引き出しは増えたんだろうか。

2009/12/08

就職難、転職難のこの折に

佐野達監督 2010シーズン V-VAREN長崎内定について [ 草津 ](J's GOAL)

なんかちょっと決まるのが早すぎる気が。
国見出身ってわけでもないのにな。
こちらに入るので辞めます、って言った訳じゃないよなあ。

2009/12/07

生涯1運転手

キミ・ライコネン、WRC転向を正式発表(F1-Gate.com)

最後の2戦でチャンピオン経験者のソルベルグをジュニアチームに乗せてしまう、という反則気味なドライバー選定を行ったシトロエンが、今度は別カテゴリーのチャンプ経験者をやっぱりジュニアチームに乗っけてしまう模様。サーキットで速かったんだからターマックはもちろん、出身地から考えるとグラベルでもイケそうな。

F1というサーキットの最高峰で功成名遂げた人物が、ある意味余生で好きなものの最高峰を選べたってのはまさに漢の夢を実現し続けている感はある。
しかし、本当にレースが好きなんだねえ。
フライング・フィンの大先輩のロズベルグ(苦労人)は「何でも乗ります」で有名だったけどラリー方面には挑戦していないし。でも、チャンピオン経験者が、別のカテゴリーにパーマネントで参戦する点では同じか。
ただ、ロズベルグの頃はチャンピオン経験者でも大した収入は保証されない頃だったからやむを得ず、って部分はあったろう。ライコネンは名前貸しで金を生もうと思えば生める立場にいながら、わざわざレースに参戦するんだから、、、あ、ハッキネンってDTMに参戦したっけ。でも、あれはどっちかというとメルセデスの意向に振り回された感じがあったなあ。ライコネンもレッドブルの意向に沿ったといえば沿ったという見方もできるけど、もともと好きでわざわざプライベーターとしてラリーに参戦していたくらいだから、振り回されたわけでもないでしょうな。

2009/12/06

J2雑感2009

【J2:第51節】本日の試合結果(09.12.05)(J's GOAL)

長いシーズン色々あったものの、終わってみると横浜C、愛媛、福岡の不振を除けば「まあ、こんなもんかな」順位で終了。
特に水戸、徳島、草津と仲良く並んだ8、9、10位。
草津が勝ち点で少し離されてはいるけれど、水戸と徳島は途中結構好調だっただけに、余計「こんなもんかな」感を強くしてくれる。

来季は鳥栖と甲府が監督交代、東京Vが色々交代するから、育成の名人・石崎監督が指揮する札幌が昇格争いに食い込む感じか。
柏は親方日立の経営不振が影を落とすものの、昇格の第一候補でしょう。
大分はクラブ自体が経営不振なだけに難しいか。
千葉は良くわからない。親方JR東の経営は磐石なものの、今はそんなに力(現金)を入れていないみたいだから。降格で「もっと現金注入」に傾けば千葉勢ワンツー。逆に傾けば「昇格よりも育成部門の立て直しが先」になるか。

2009/12/05

日本よりもツイていない国

The matches of 2010 FIFA World Cup South Africa(FIFA.com)

アジア地域はそれほどサッカーのレベルが高いところではないので、どのグループに入ったって「厳しい」と言われるの仕方がないんだけど、他のアジア勢と比べても「そりゃないよなあ」的なグループであることは確か。
ところでデンマークは今でも「良い人」たちの集まり(Soccer & Soccer)なのかなあ。

しかし、日本以上に厳しい感じがするのが開催国。
開催国なのにフランス、メキシコ、ウルグアイなんてW杯常連で毎回普通に「決勝トーナメント進出候補」と言われる国々と対戦しなきゃいけないんですか。しかもうち2つは優勝経験国。
それはちょっといくらなんでも気の毒すぎ。
よく噂される「くじの不正」はない、と李下に冠を正さない厳しさでドローを実行したら、南アのくじ運がFIFAの予想以上に悪かった、ということなのかも知れない。

2009/12/03

スクラップアンドビルドか方針のブレか

来季の契約を更新しない選手について [ 神戸 ](09.12.02)(J's GOAL)

降格したわけでも昇格したわけでもないクラブがこんなに大量に選手を放出するのも珍しい。
つ〜か、人がいすぎた、ってことか。松橋は大分に戻るのかなあ。

2009/12/02

世界第何位になるかは知らないけど

日本SGI、パーソナル・スーパーコンピュータの販売を開始(マイコミ)

事業仕分けの前に出なくて良かったなあ。
IRIXってもう無かったんだ。

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