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2009/05/17

どっちかというと「偉大になる直前のニール・ヤング」集

Archives(Neil Young.com)

延期に延期を重ねてやっと出るんですなあ。

ところでニール・ヤングで検索すると、70年代が一番良かった、という評にたまに引っかかる。
賢明な大兄たちにこんなことを言うのは釈迦に説法ではあるものの、彼がファンに尊敬されているのは、「After the Gold Rush」という今聞いても素晴らしいアルバムを発表したことでなく、変わり続けるマーケットに対して逃げることなく応じ続けたという点だ。

普通はそんなことしない。ある程度固定客が付いたら、彼らが喜ぶような作品を出す方が無難だからだ。

まあ、そう言いながらマーケットで実際に成功したのはパンクへの回答「Rust Never Sleeps」くらいだったりするわけで、Neil IIなんて名乗ってテクノアルバムを出したときには客が大挙して逃げ出してしまったりしたが、それは別にいい。レコード会社は悲鳴を上げたろうが。
スティーブ・ジョブズが言っているボブ・ディランが偉い理由(「ディランが偉いのは『風に吹かれて』を作り続けなかったこと」)と同じ事だ。
おそらくディランも同じように感じたから、ニール・ヤングの名前を歌い込んだ詞を書いたんだろう。
何はともあれ素晴らしい、と世間的に評価が定まった2000年代にもミュージカルツアーなんてしてたし。

日本で言えば、忌野清志郎や矢沢永吉、サザンオールスターズが偉大なのも同じ理由による。桑田佳祐は他の人に比べて器用だから、変わっても違和感が無かったりするけど。

そこの素晴らしさが分からない人はニール・ヤングが好きなんじゃなく「その頃の音楽」が好きなだけであって、その後に出てきた音楽なんか知らないだろうし聞きたくもない訳で、そんな自分の「固まった耳」を認めたくないからニール・ヤングその他の挑戦を続けるベテランミュージシャンを貶めてよしとするんだろう。
もちろん、その書き方は間違っている。もし、書くなら「70年代のニール・ヤングが『自分にとっては』一番いい」という書くべきだ。
ちなみに「自分にとって」耳に心地いいニール・ヤングは「渚にて」以降全部。なのでこのアーカイヴ集はちょっと自分の趣味とはズレていたりするんだが、「でも押さえる」アーティストの1人なので予約かな。

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