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2009/05/04

でもアイアコッカの長期経営も破綻の遠因でしょ

米クライスラー、「カーガイ」の不在が凋落招く(nikkei BPnet)

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「クルマ好きが不在だからクライスラーはダメになった」
とリー・アイアコッカが言っていた、という話。
こういう感傷的な話は分かりやすいので日産がダメになったとき引き合いに出されたこともあったが、実はそういうもんでもない。

クライスラーと一緒にダメになったGMではボブ・ルッツ(ラッツ?)という有名なカーガイが副社長を務めていたし、2大メーカーよりも先に経営危機が指摘されたフォードには、リチャード・パリー・ジョーンズという全てのクルマメーカーに「ハンドリング革命」をもたらした最高級のカーガイがいた。

しかし、ボブ・ルッツは経営危機が伝えられた辺りでGMを退職。
リチャード・パリー・ジョーンズはプレミア・オートモティブ・グループ(PAG)とモータースポーツ部門の指揮を執ったが、PAGは解体、モータスポーツ部門もWRCでそこそこ成果を挙げただけ(でもローブには敵わない)で、F1では無残に撤退という結果に至った。
ホンダも「クルマ好き」が売りだった時期は、三菱自に買収されるかも、という今となっては笑い話みたいな噂が取り沙汰されるような経営状態だったし。

そんなわけで哀しいことに「クルマ好き」が指揮する会社が成功するとは限らないという現実が目の前にある。
クルマ会社を経営する場合、あるジャンルのクルマに対して「これは要らない」と機能の刈り込みを行わなければいけない上、いくらいいクルマでも消費者が必要としなければ製造を断念しなければいけないわけで、クルマ好きでは逆に務まらないのかも知れないな。

というか「これがいいのです」と消費者を善導したがるメーカーは大抵ダメになるんですな。典型的な例がジョブズ復帰前のAppleだったりするわけですが。

とはいうものの、トップが日本のプロ野球かJリーグの球団社長並みに親会社からの派遣ばっかりだった三菱自がどうしようもなくなったこともまた事実。
適度な距離感ってのは、何にしろ必要なんですな。

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