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2009/04/30

待てば海路の日和あり

マグナ、オペル出資計画を提出=独経済技術相(ロイター)

かつてクライスラーを買収しようとして失敗したマグナ・シュタイアがオペル買収の挙に討って出る模様。
BMWやアストンマーチンに生産ラインを貸し出したりしている会社だが、クルマ会社が売りに出るたびに名前が取り沙汰されてきたので、ある意味悲願達成なのかも。

5/31追記・本当に買うことになりましたとさ。

独政府、オペル救済で米GM・加マグナと合意(ロイター)

2009/04/27

コンテンツはGoogleに任せます

パナソニック、「迷いまセンサー」など搭載の高機能ポータブルナビ発表(マイコミ)

Strada[ストラーダ] ポータブルカーナビステーション(Panasonic)

他社では既にある機能を後追いで付け加えただけなので、新味があるというよりもPanasonicが本気でPNDを売りに出たって感じ。
ソニーが市場を創り、松下が奪うという、80年代を思わせる攻防戦。

対ソニーとしては、「お出かけストラーダ」は、Webサイトのデザインこそ垢抜けないもののMacに対応していたりするので、マカー的にはパナソニックの勝ち。対応ブラウザはSafari 1.xだったりするが。
しかし、このサイトを使わなくても、Googleマップで検索した位置情報をPCかケータイに送信してMicroSDカード経由でコピーすればPNDに取り込める、という囲い込みの無さがどっちかというと高得点。だったら何のためにこのようなサイトがあるのか不明だが。パナソニックはコンテンツを活かすのが下手だからなあ。

ところでサンヨーはパナソニックに買収されたが、このストラーダポケットの売り上げにはゴリラの命運も掛かっているんだろうか。

2009/04/26

遠くて遠い国

試しに登録してみたら、当たってしまった南アフリカ共和国開催のW杯チケット。
当選確率は2倍程度だったそうで、見込みが甘かった。いや、辛かった、と言うべきか。

2006年のドイツは世界中と商売している国であるからして、乗り込むルートは「普段の便にちょっと増設しようか」くらいで済んだだろうけど、今回は、、、いや、資源産出国南アフリカだって世界中と商売しているはずだよな。でも、日本からの直行便は無し。売っているのは関空からエミレーツ航空でドバイを経由して行くコースだったりする。もっとも、まだ航空券を買える期間じゃないけど。
ホテルはExpedia.comとかBooking.comとか見てみたけど、来年の6月なんて予約は受け付けていない。電話してごねればいいのかなあ。英語でごねるなんて出来ないなあ。ただ、今現在あるホテルはFIFAやら何やらW杯に仕事で関わる人たちで満杯らしいが、新築ラッシュが終わった後に雪崩を打って予約受付が開始される可能性もあるとか無いとか、とこのブログに書かれていた。

南アフリカからの現地情報を発信しているこのブログ。今年の2月から始まったそうで、普通の日本語で書かれているところを見ると、日本人か日本と関わりの深い現地の人が書いたと思しい。日本語デスクのIP電話はSkypeInで現地受付かな。
ここでツアーを画策しているらしいので、それに乗るか。100万くらい掛かるかなあ。それ以前に仕事辞めて行かなきゃならない覚悟がいるかもなあ、当たったのはTSTなので。

ちなみに元々英国連邦だった国なので欧州にしてみると定番観光地の1つ。だから観光客の扱いについては慣れているらしいので、「日本は騒ぎすぎ」ってのが現地の日本語が分かる人の感想だという。

否定の否定と非難の非難

今月発売のオートカーを読んでいたら、当事者による2つの否定があった。
一つはミニバンの否定。
トヨタの誰かが新型車の事前説明会で
「ミニバンに乗っていて、子供がクルマを好きになるわけがない」
と言っていたそうだ。
記事の執筆者の解説に寄れば「速く走るためにはふさわしくない形状をしているのに速いミニバン」ってのはどこかに無理を強いているわけで、それは大抵同乗者に及ぶ、ということになる。ストリームやウィッシュの硬い脚は話題を呼んだっけなあ。
しかしこの解説の前提は「子供が大人しく乗っている場合」に限る。ミニバンの車内を部屋の延長間隔で跳ね回っている子は結構見かけるし、親も別に注意はしないようだ。そういった親子が3ボックスや2ボックスの車内を望むとも思えないので、形状としてのミニバンはこれからも残るだろう。その場合の子供は「クルマ好き」じゃなく「ミニバン好き」って事になるんだろうけど。

ただ、ミニバンで育った子供たちが大人になった場合にミニバンを選ぶかと言えば、そうとも言えない。だってその場合、運転するのは当の本人なんだから。むしろ「子供がかつての自分みたいに後部座席をうろつくのはうざい」って事でワンボックスカーは避けるかも知れない。それでドライビングの楽しさに目覚めればいいことじゃないですか。
だからトヨタの幹部だか役員だか広報部員の言葉はあまりに消費者を馬鹿にしていないか、あるいは近視眼的すぎないか、という感じかな。

で、もう一つはゴードン・マーレイによるマクラーレンF1の否定。これはチームの事じゃなくロードカーの方。
「だってスーパーカー市場なんてもう無いだろ」
というのがその発言の趣旨。求める客はいるだろうけど「市場」ってほどの規模を支えられるほど数が出ることはもう無いんじゃないか、と言いたいらしい。
でも、新興国の金持ちたちが「ステイタスとしてのスーパーカー」を求めるならば、まだイケるんじゃないですかね。

そんなわけで否定の否定になってしまったなあ。
でもオートカーの読者欄で「ゴードン・マーレイにはシティカー開発なんてせこい仕事をして欲しくない」なんて非難が紹介されていたのにはちょっと驚いた。
マーレイにしてみれば「少数の人にしか意味がないスーパーカー仕事なんてもうしたくない」ってことでシティカー開発をしているんだろうし、市場規模や社会への貢献度を考えれば遙かにスケールの大きい仕事。これは仕事を更にチャレンジングな方へ進化させたわけで、褒められこそすれ非難されるいわれはないはず。

こういう「かつてのヒーローが自分の好きじゃないことをするのを許せない」人がベテランミュージシャンの年金系コンサートに行くんだろうな。こちらも近視眼的、といえるか。

2009/04/23

「小人」って変換されません

「誰が小人を殺したか?」小人プロレスから見るこの国のかたち(日刊サイゾー)

もう20年くらい前になるが、全日本女子創立何周年記念かなんかでメインが小人プロレスという興業があり、引退していた有名な小人プロレスラーが何年かぶりにマットに上がっていた。

この興業をなんで知ったかというと、この団体の中継をしていた絡みからか、それまでは小人プロレスを綺麗にカットしていたフジテレビが深夜ドキュメンタリーの題材として扱ったから。
内容はそこに至るまでの何日間かをリトルフランキーとかが大学のプロレス研究会と過ごすというもの。試合では社長も一緒にリングに上がって、往年の絡み芸を見せていた。
挙げた記事でも著者が言っているが、年を取ると本当に足が痛くなってしまうらしく、下り坂は辛い、なんて場面もあった。

ブル中野とか井上京子がいて全女も何度目かの盛り上がりを見せていたし、深夜でもあったから扱うだけの余裕があったんだろう。

そこで「次代を担う小人プロレスラー」という若手が紹介されていたが、彼は今何をしているんだろう。生きていれば40過ぎのはずだけど。

アメリカでも「サーカスでフリークスを“展示”するのは差別だ」と人権団体が訴えたら、フリークの人たちから「それで展示が制限されたら、俺たちはまた家の奥に閉じ込められてしまう」と反発を受けて敗訴したということもあったそうな。それ以降、自分の意志で展示されている限り合法、という判例が出来たので大手を振って展示され続けたとか。

著者は小人プロレスに抗議する人たちを「自分たちを完全と思っている」と非難しているが、そこまで自意識過剰な人たちじゃないだろう。多分、単に「見たくない」だけなんだと思う。
ただ「不快」だというと差別っぽいから「良くない」と抗議するだけなんだろうな。
それを意識するだけでも「差別」に対する考え方が変わると思うけど、意識しないから抗議しちゃうわけで。

一度「こういう抗議を受けました、皆さんはどう思いますか」という番組でもしてみたらいいと思う。どうせ不況でスポンサー付かないんだから、「とても出来ない」番組をやってみるのにいい時期だと思うんだけどな。

ところでこの記事が載っている日刊サイゾーでは、記事の横にシークレットシューズの広告が出てしまうという、計らずして「おいおい」な状況に一瞬陥る。これも公共の電波には乗せられない文言かな。

2009/04/21

神託だけに太陽に違和感なし

Oracle、Sunを買収(ITmedia)

最近は「自分とこの仮想環境じゃないとDBの動作は保証しません」と言ってみたり、HPと組んでDBアプライアンスと言ってもいいようなDB専用サーバセットを出してみたり、Linuxのディストリビューションに手を出してみたりと、DBに留まらない動きを見せていたOracleだけに、Sunを買ってしまうのは意外でもない。
Sunの再建への道程は、マイクロソフトと和解して、出資して貰って、、、ってところまではAppleと似たような道行きだったのになんで失敗したのか。
思うに、Appleは利益を出しにくくなりつつあったPC市場で色々四苦八苦していたら、結果的に生き残ってしまったんだろうと思う。
対してSunの方は、まだ大企業が本気で市場を奪い合うサーバ市場で自分の地位を確保しつつ再建する必要があった、って点でAppleより不利だったんでしょうな。

買収する側もされる側もかつてAppleを買収するのしないので話題になった会社だよなあ。Oracleの方は単なる噂だったけど。まあ、こんな感慨を抱くのは古いマカーだけですな。

2009/04/18

シリアルナンバー1はカネで買えます。

プリンス仕様の限定iPod、価格は2100ドル(ITmedia)

The Prince Opus

メインは写真集で、DVDの代わりにビデオとライブアルバムがプリンインストールされたTouchが付いたという代物で2100ドル。今日の為替換算だと17万円切るんだなあ。
ビデオには妙に髪の毛の増えた気がするエルトン・ジョンも出演。

OPUSって何だ? と思ったら、こういう豪華写真集を作る会社Krakenのブランドネームらしい。ここで作ると、その写真集には「OPUS」と付く訳か。元々スポーツ関連の出版社だったそうなので、アーセナルとかセルティックとかマラドーナの写真集も出している。

愛蔵版ってよりも店頭にでも飾っておく方が似合いそうな大きさなので、個人で買う人ってあまりいないかも。

2009/04/14

体力的にもバカ歩きは無理か

モンティ・パイソン再び!ドキュメンタリー映像をリリース(シネマトゥデイ)

ニュースは3月30日付けで既に旧聞ではあるものの、個人的には最近ココログニュースに載ってきたので初めて知った。
老骨に鞭打ってリメイク版でも作るのかと思ったら、単なるドキュメンタリーらしい、というのが残念。
もっとも、自分が一番好きなパイソンズは故グレアム・チャップマン(「海軍には人肉食の習慣はほとんど無い。ほとんど無いっていうのは少しはあるってことだ」)だったりするので、ドキュメンタリーでもいいか。

2009/04/13

ちゃんと身を削って笑いを取るし

「俺の面白さはこんなもんじゃない!」――田代まさし氏、降臨 出所後の生活を語る(ITmedia)

「お久しブリーフ」を見ても普通に面白い。
えらくシビアな場所にいた人が特に力も入れずに笑いを取っている姿を見ると、お笑いって才能だなあ、という気がする。

2009/04/12

いつまでもクルマ頼りじゃいられない

経済危機対策、最大25万円の新車購入補助…適用は4月10日から(Response)

自動車購入補助金…乗用車は燃費達成だけでOK(Response)

新型プリウスは、その存在感を維持できるか(nikkei BPnet)

予算の執行はまだ先だから買ってすぐに補助される訳じゃないが、4月10日から新車購入の補助が始まったわけで。
ただ、ホンダが「安いハイブリッド」インサイトをヒットさせた後なので、インパクトは弱い。

インサイトのヒットから分かるのは、不況不況と言ったって欲しければ買う、欲しくなければ買わない、という単純な事実。まあ、不況故、欲しくても買えない、好況時なら買ったかも知れない、という購買層は逃しているかも知れないが、そんな人たちにしてみれば25万円なんて中途半端な補助じゃ足りないだろう。

結局、ホンダ以外のメーカーは「欲しい」というクルマを作る努力が足りないだけじゃないのか。
それに、補助によって多少売上が伸びたとしても、今のクルマは買い換え需要が主なので「来年の売上を今年に持ってくる」だけの効果しかないんじゃないのか。
じゃあ、来年はどうする? また補助出すのか? じゃ、再来年は? というか、これっていつまで続く時限措置? 時限措置期間が切れてから経済が回復しているって保証は誰がする? 回復してなかったらまた延長? そうやっていつまでもメーカーを税金で助けるわけ?

それよりも重量税と軽油取引税を止めた方が長期的には効果的だと思うけど。
収入の減った国土交通省は人員削減すればいい。恐らく自他とともに認める優秀な方々だろうから、メーカーの思惑で工場の各部署をたらい回しにされた挙げ句に熟練工になれなかった非正規雇用の方々より、職を見つけるのは楽なものだろう。

要するに、いつまでも稼ぎを「自動車」に頼っていられないってことなのかもなあ。メーカーの圧力の前に血涙を絞りつつ開発した技術力を持つ下請けさんたちが、新しい市場へ討って出られるようになれば一番いいんだよなあ。いや、無責任な言いぐさですが。

ところで新型プリウスの対インサイト価格破壊。
引き合いに出した記事では絶賛だが、今のプリウスだと5ランクぐらいドライビングフィールが向上してくれないとおっかなくて乗れない、というのが自分の現行プリウスに対する感想なので、あんまり鵜呑みにしたくない。
それとたまに言われる「プリウスは売れば売るほど赤字」ってのは本当にごくごく初期のプリウスに関するだけの話なのかなあ、とちょっと思った。現行&新型に限っては都市伝説みたいなもんで、205万円ってのは「下げられるのに下げなかった部分を下げた」だけかも知れないなあ、みたいな。
それとも単に下請けさんが泣いてるだけかな。

2009/04/11

普通のナビになりました

三洋、ポータブルナビ「Gorilla」新モデルはジャイロ搭載で精度がアップ(マイコミ)

気がつくとPNDから「ミニ」が消えていたゴリラシリーズ。
ソニーから遅れること2年でついにジャイロと加速度センサーを搭載。
その他バックモニターの入力に対応するなど何でもありあり。
サンヨーとしてはこれまでの記憶装置を見捨てる覚悟なんでしょうな。
ただ、機能が多い分価格はソニーよりも上になるだろうから競合はしないか。

2009/04/10

綺麗事ばかりでは儲からない

ファーストリテ、09年8月期連結営業利益を+15.4%に上方修正(ロイター)

諸々の事情から4年ぶりくらいにユニクロのチノパンを買った。
4年前に買ったときは「これでこの値段なら確かに安い」と試着しながら思ったが、今回は「あ? こんなペラペラなの?」
ついでにシャツも買ったが、丈夫な布地と縫製で感心させられた4年前に買ったシャツと比べると、ちょっと残念な出来。
はて? 前に買ったのは冬物だったか? いや、買ったのは5月頃だからそんなこと無いか。

というわけで、ユニクロの収益は営業力やブランド力だけでなく、厳しいコストカットもちゃんと貢献しているのだなあ、と思った次第。でも、もう買いたいとは思わない。

2009/04/07

ペターってやっぱり速いんだと思う。

2009年ポルトガル:優勝はローブ(WRC JAPAN)

クサラで上位に食い込んでくるんだもんなあ。ああ、もったいない。

WRCの日本語ホームページは、速報がだんだん充実してきたな。

グロンホルムが本当にインプで復帰してしまったラリー・ポルトガル。リタイアしちゃいましたが。
F1では旧ホンダ車があっさり2連勝していたりするので、どんなもんかなと思ってたんだけど「速くて3位」。
これを見て果たしてインプは進化していると見るべきか、大して変わらないと見るべきか。前より遅くなってはいないようなので、プロドライブがなんにもしていない訳ではない証拠という気もするし、ことしのWRカーは全チームともそんなにいじってないからなあ、という気もする。

ローブが優勝ですか。ラトバラのお約束(リタイア)を止められるような名トレーナーが登場しない限り勝ち続けるんだろうなあ。

2009/04/06

久々に名前が出たから、まあいいか

「ロックの殿堂」セレモニー、米クリーブランドで開催(ロイター)

ボビー・ウォマックとジェフ・ベックってまだロックの殿堂入りしてなかったんだ。今年選出された他の2組(メタリカ、RUN-DMC)よりかなりキャリアを積んでるはずなのになあ。
ところでロックの殿堂入りすることで何か得するんだろうか。つ〜か、なんでウォマックが「ロックの殿堂」なの? ロッド・スチュワートとかストーンズとかと仲がいいことは確かだけど。

2009/04/05

ダッシュボードは飽和状態

マイタック、バイクや歩行者にも対応したワンセグ内蔵ポータブルナビ(ITmedia)

ソニーのNV-U3C(ITmedia)は歩行者、自転車向けにも使えることがウリ。
新規参入組のPNDもクルマ向けは飽和状態になりつつあるんだろうか。
今回はバイクにも対応したことで、Mioの勝ち、、、としたいところながらMioは公式には自転車に対応してないんだな。バイク用のリジッドマウントが使えそうではあるけれど。
あと、恐らく道案内に関しては外国製のMioよりもNV-U3Cの方が賢いと思う。

2009/04/04

ニッポンの恐竜

(Amazon)

近所の本屋に「オバマ・ショック」を探しに行って隣にあったのでついでに買ってしまった本。
リアル本屋の醍醐味はこういったところ。CD屋なら「ジャケ買い」か。

和製恐竜の大メジャーと言えば「フタバスズキリュウ」(いわき市石炭科学館)。
ただ、その名を心得ているのは「のび太の恐竜」に涙した思い出を持つ30男か、そいつにリメイク版を見せられることになったその子供だろう。米国製の恐竜で構成された「ジュラシックパーク」に乗った世代は知らないはずだ。

ところがこのフタバスズキリュウの正式な研究論文が発表されたのは2006年。発見されてから38年も経ってからで、それまでは正式な学名すら付いていなかったんだそうな。「日本最初の恐竜(実際にはサハリンで発掘された)」ニッポンリュウはもっと凄くて62年経ってから。イナイリュウなんてそこそこ骨格が揃って発見され論文も発表されながら、化石そのものを紛失してしまった。

なぜこんなことになってしまうのかという事情を説明したのがこの本。
結局のところ、フタバスズキリュウクラスの大型標本を扱いたくても人がいなかったのが大型化石が発掘された後の大きな問題だという。「人手がない」んじゃなくて「人がいない」。
アメリカや中国、ヨーロッパ各国といった大型恐竜や首長竜の発見が多い場所なら人材が揃っているのだが、日本では滅多に発見されないものなので大型化石を扱える人が育てられなかった、ということらしい。
だから取りかかる人もゼロに近いところから知識を積み上げる必要があったわけで、その作業に掛かりきりになれる人じゃないと、とてもじゃないが完成までこぎ着けられない。
例えばニッポンリュウは1人の研究生が、アメリカの研究者の助力を得ながら専属でひたすら作業に従事し続けた。
フタバスズキリュウはアメリカで首長竜を研究してきた学者が帰国して研究チームに参加してからやっと具体的な成果が論文として発表された。

しかし、じゃあそれまでフタバスズキリュウの「研究チーム」って何をしていたんだ、という疑問にはこの本は答えてくれていないが、古生物研究はそもそもが時間の掛かるものなんだろう。
更に、この本でもいくつか事例が挙がっているが、その後の二次発掘、三次発掘で結果が変わってしまう可能性がある。だから慎重な人ほど結論をなかなか出せないんだろう。それに、今現在国内で体制の整った古生物研究所といえば福井県立恐竜博物館くらいっていう状況も条件を悪くしている。

そもそもが人間よりも遙かに長い期間に渡って地球上を支配してきた恐竜たち。研究もそれにふさわしくじっくりと勧める他ない、ってことなんでしょうな。

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