めくれない本たちの黄昏
電子書籍端末売れず──ソニーと松下が事実上撤退(ITmedia)
Kindleの日本上陸を待たずして電子書籍端末たちが軒並み撤退。つったって3台だけ。
この3台でサイズ的にもインターフェイスでも一番「本」に近づいたのが松下のWords Gear。
ちょっと小さめの新書くらいのサイズで「ページをめくる」という操作も可能。その上カラー。ただ「めくれる場所」が決められていて、ページのどの部分だろうが「めくれる」本よりも操作性が劣るのは明らか。ボタンでページをめくる必要のあった他の2台は論外。
可搬性という面でもWords Gearは下手な文庫本より軽いらしいが(325グラム)、柔軟性の無いパネルであるところの電子書籍が丸めることすら出来る本にかなうはずも無く、結局「Kindleってギークのおもちゃじゃないかね」という根拠を強化するのに一役買った格好。
ソニーのLIBRleに電子ペーパーとして採用されたE Inkのスタッフが
「日本の書籍流通は複雑でコンテンツが揃わなかった」
と語り、逆に9万冊以上もコンテンツを取り揃えたKindleがヒットした理由はそこにある、という感じで記事は占めてあるものの、これまた記事中にもあるとおり(携帯に負けたんだそうな)、携帯やPC向けにはコミックや小説は開放されている訳で、単に数が出なかった故のデフレスパイラル現象を逆転できなかっただけ。人のせいにするのは良くないな。
と、ここで本に近いインターフェイスを採用したのはiPhone & iPod Touchである事実に気が付いたりして。
あのインターフェイスはApple以外でも実現できるだろうから、結果としてタッチ型携帯、あるいはそれに近い活字用ガジェットが増加すれば日本でKindleが発売される日は永遠に来ないだろうな。
別にいいけど。
あ、よくないよくない。やっぱり「森林伐採」を減らす観点から考えれば電子書籍は有用なはずだから、Apple以外でも「本に近い」インターフェイスを実現したガジェットを出してくれないかな。もう本棚足りないし←自分。
でもやっぱりKindleを買う気は起きない。
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