楳図かずおの本領
今回の「美の巨人たち」は甲斐庄楠音。
途中、楠音のような「妖艶な、どろっとした女性図」を描く人、ということで楳図かずおが登場して、作品についてコメント。彼は別に楠音のファンというわけじゃなかったようだけど。
画集のページをめくっては「いいですねえ、穢い感じで」と、褒めながら「春宵(国立美術館)」という作品で手を止めて一言。
「これもいいですねえ。(中略)多分、自分をモデルにして描いたんじゃないかな」
これが図星。女装した楠音の自画像だった。
楳図かずおのテレビ出演は多いけれど、彼を純粋に絵描きとして扱う番組は少ない。
そのことについては彼自身も別に気にしてはいないようだけれど、こうして創作者としての感覚が錆び付いていないところを見せられると「なんかの旅番組で美術館巡りでもさせてあげられないかね」という気にはさせられる。
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