12年前の失言
アップル - Special Interview - 坂本龍一(アップル)
坂本龍一さんのコンサートに行ってきました(古川亨ブログ)
「坂本龍一とMac」で個人的に思い出すのは、Win95が出たばっかりの頃に文藝春秋誌上で行われたマイクロソフト日本法人社長(当時)成毛真との対談。
この対談の趣旨はWin95というOSはこれからのコンピューティングをどう変えるのか、という志の高いものだったっぽいが、坂本自身がバッテリー発火事故と液晶部分ヒンジの脆弱さ、その他諸々の品質問題で悪名高いPowerBook5300を購入したばかりだったことからか
「こんな製品を出すようではアップルは終わったと思った」
といった言葉を始めとするアップル批判発言が頻出してしまい、結果的にアップルを仮想敵としていたマイクロソフトの広報戦略に合致した内容になってしまっていた。
IT関連は何でもありだった当時ならでは。
今だったら広告連動企画でもないのにこの内容は何だ、とボツっててもおかしくないよなあ。
そしてそれから12年、WIn95の発表会にも顔を出していた教授は他のMacユーザと同じく艱難辛苦を乗り越えてまだMacを使い続けていることをアップルのWebでしれっと語っているのだった。
それも経済的な理由で買い換えられないから、とかいうんじゃなくて代替わりを重ねて。
教授が何でWin95関連の広報に関わったか、というのはリンクを掲載した古川亨のブログに詳しいが、「実はその後もMacユーザーです」ということは書いていない。
古川さんは技術者で、営業としては今ひとつだったので社長を交代させられたという話を中村正三郎のWebで読んだ記憶があるが、MacユーザをWinユーザに変えられなかったどころか仕事そっちのけの関係になってしまったというこのエピソードを知ると、「そうかもなあ」という気がする。もちろん、そういう人柄の方が好ましいのは当然だけど。
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