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2005/11/23

大宮vsG大阪(TV観戦)

2005 J1 第32節 結果(J's GOAL)

テレビのダイジェストで試合を伝える場合、ゴールおよびゴールチャンスの全てを伝える事はまず無理だが、この試合に関しては可能だと思う。
それくらい大宮の守備は徹底していた。そしてそれ故に大宮自身もG大阪ゴールを脅かすシーンは少なかった。

大宮のフォーメーションは基本的に4-4-2のスリーラインで構成されるが、今日はインサイドハーフの斎藤をアンカーとしていたので、パッと見4-1-3-2。
このフォーメーションが表すとおり、この試合の大宮の「ピッチ中央」とは「相手を潰す場所」とイコール。
とにかくアラウージョ、フェルナンジーニョ、遠藤といった怖い選手にボールが渡ればDF、MF、FWという仕事の分け隔て無く、わらわらと取り囲んで潰してしまう。

そうやってボールを奪えばピッチ中央でのガチンコ勝負は避けてすぐサイドに展開。
またはポストの若林めがけて放り込み。
一度など、若林がわざわざ遠目の右サイドバック西村を選んで楔のパスを返すという合わせ技もあった。
そしてボールを受けたサイドバックのドリブルは、自陣では内へ切れ込むことなく、タッチライン際でボールを運ぶことでゴール前で敵に奪われる事を防ぐという、リスクマネジメント感覚満載のもの。しかも片方のサイドが上がれば、ほぼ100%反対サイドバックは残っている。

この手の専守防衛チームを崩すには、速いワンタッチパスを回して相手を振り回すか、ロングボール攻撃が効果的な訳だが、G大阪のキーマン、アラウージョ、フェルナンジーニョが持ちたがりで、しかもそれが武器なわけだし、なりふり構わずロングボール攻撃に移りたくても適当な人材が、、、松波がいたのになあ。
その松波は後半33分に投入されているが、でかいのが揃った大宮DF陣相手に短時間で何とかしろ、というのも気の毒。引退を表明してるんだから頭から使いなさいよ。監督との折り合いが良くないんだっけ。
ついでに言うとG大阪の「高さ不在」はセットプレーからも怖さを奪っていた。

もちろん大宮が「人数をかけた専守防衛」で試合を有利に運べたのは、言うまでもなく「人数をかけて潰される」人員・大黒、二川が不在でターゲットが少なかったからということもあった。
とくにDF陣を振り回す大黒の重要さはいなくなってみて顕在化。
さすがにまだプレーの選択を誤る場面が散見される三木で彼の代役は荷が重い。
確かにFWにはゴールを決める以外の仕事もあるんだな。
ついでに言うと、集中力を切らさなかった大宮守備陣だがパスミスは結構多かったので、大黒だったらそのボールをかっさらってゴールしていたかも知れない。

そしてこの試合唯一の得点はG大阪中盤のパスミスから。
これを純マーカスが奪い、それまで何度か可能性のあるプレーを繰り返していた藤本がサイドに運んでマイナスのクロス。
これをG大阪DF陣の目を盗んでPA内に侵入していた久永がドンぴしゃりのヘディング。
藤ヶ谷の位置取りは正解だったが、無念にも彼の足下でバウンドしてしまい、股抜きゴールとなってしまった。

ロスタイムに入って、とうとうシジクレイがトップに上がるが、逆に横山、藤本を中心とした大宮のカウンターに対処出来なくなってしまい、ファールを与えては時間を潰してしまっている内に終了。
名古屋にいた平岡が大宮の時間稼ぎ交替に使われていたのがちょっと哀しかった。

しかし、あれだけ強かったチームが決定機すら作れなくなるんだから、サッカーの「バランス」ってのは難しい。
メンバーが誰になってもチームから受ける印象に大きな差が出ないチームを作り上げたオシム監督が、同業者から高い評価を得ている訳が何となく分かる気がする。

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