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2005/11/27

オールタイムワーストカーまたは先駆者の屍

「史上最悪のクルマ」投票---アメリカン ターキー(gooニュース)

Readers choose the least-loved American auto(MSNBC)

TURKY CARS: GREAT PICTURES OF UN-GREAT CARS(MSNBC)

最後に紹介した「TURKY CARS: GREAT PICTURES OF UN-GREAT CARS」では投票も出来る。
70年代のアメ車を選ぶわけでも、自由投票形式でもなく、10ベストならぬ9ワーストから選択する形式だけど。
トップはニュースと違ってポンティアック・アズテック。写真からでも物凄い組み付け品質である事が判る。

ところで、gooニュースの記事は一番最初のコメントからだけ引用しているようだ。拙訳ではこんな感じ。

「デトロイトのメーカー達は70年代初頭の第一次オイルショックを受けて、経済的な小型車の開発に取りかかった。シボレー・ヴェガ、フォード・ピント、AMCペイサー、ダッジ・ホライズン、AMCグレムリンといった面々だ。AMCの両者は品質面で大きな問題を抱えていた。そのあまりに安い作りは「走行中にパーツが落ちる」「窓からいつも雨漏りがする」といったジョークの種になった。しかし、我々の世代にとって思い出に残るのは爆発炎上してしまうピントと、6万マイル保たないアルミブロック(エンジン)のベガだろう。」

これはコメントじゃなくて解説かもしれない。
さらに「全盛時代のアメ車へのノスタルジーが云々」と解説しているが、コメントを読む限りそんなニュアンスは感じられず、「こんなもん売れなくて当然だ」といった感じの正直な憤りが伝わってくる。
内容はアメ車マニアの故障自慢と大差ないんだが。
アメ車が初めて「コスト」という怪物に立ち向かった試行錯誤中のブツなんだから、もう少し温かい目で見てあげても良い気がする。「安くて良い」日本車の上陸と交錯してなければ「それもまたよし」で終わっていたかも知れないし。

そんな憤りのコメントを性懲りもなく拙訳。
最後に出てくる「Bye, bye American Pie」はドン・マクリーンの「American Pie」の事を言っていると思われる。ひょっとしたら最後の1行が替え歌になっているのかも知れないが、よく分からない。歌詞は「アメリカン・パイ 歌詞」とでもググれば出てくるのでよろしく。

American Pie(Amazon)

American Pie(iTMS-J・要iTunes)

ちなみに翻訳したのは最初のページだけ。本家はもう1ページあるけれど、最後の方では「アメリカ製SUVは全てオールタイムワースト」「ハマーは最悪だ」という真面目な意見になってしまうので省略。

「私に言わせると最悪のクルマはシボレー・ヴェガ。
当時最高のデザインだったが、GM史上最悪のエンジンを搭載していた。
彼等はアルミブロックとスチールスリーブを持つシリンダーを備えたV4エンジンを新規開発するのではなく、V8エンジンの半分と開発コストを共に切り落とすことから手を付けたのだ。これは輸入車勢に対抗するにはあまりに愚かな決断だった事が後に判る。
結局、GMは新しいアルミブロックを開発するが、それにはシリンダーに食い込んでしまう質の悪いピストンを使用した。
ヴェガの悪評とそれに伴うGMが被った深刻なダメージは彼等に「正しい事とは何か」を学ばせる事になった。」

「シボレー・ヴェガがこれまでで最悪のクルマだが、僅差でフォード・ピントが続く。
ヴェガの発想は素晴らしかったが、エンジンが追いついていなかった。不運な事だが、デザインがエンジンの遙か先を行っていたのだ。そしてこのクルマは不幸な失敗作となった。
対するピントは醜い。アイアコッカ主導の近視眼的な経営と、常に1セントでも多く絞り上げようとする更に近視眼的な儲け主義者たちにより、このクルマは走る爆発物に墜してしまった。」

「1972年型のシボレー・ヴェガこそ永遠の迷車。
不運にもそれは私の最初のクルマだった。嬉しかった、乗って半年を過ぎるまでは。
2万マイルを越える丁寧な運転の後は、バルブと新しいエンジンと新しいクラッチと新しいミッションと新しいタイヤが必要になった。信じられないくらい遅く、うるさく、臭かった(空気循環器はひどいものだった)。ギアのクロスは遠かった。ハンドリングは背筋が凍るようなもので、常に危険だったが雨の日は更にひどかった。
このクルマの良いところは何かって?素晴らしいルックスだ。それだけだ。
私は未だにシボレーにはこのクルマに支払った代金2499.95ドルを返して欲しいと思っている。クルマを見せびらかしたいだけだった小僧相手にしては、あまりにも不公正な仕打ちだったんじゃないか?」

「美しいフォード・マスタングは、私が生まれて初めて新車購入したクルマであると同時に生涯で最もひどいクルマだった。
ペンシルバニアでは毎年車検を受ける必要があるが、この真っさらのマスタングはそれを通らなかった。
修理に出しても毎度おなじみの故障箇所と共に戻ってくるので、いつしか私は諦めた。そして故障はしばしば起きた。走行距離1万マイルを過ぎた辺りでエンジンが死んでしまい乗せ換える羽目になった。
今の愛車はボイスコマンド機能を持つGPSナビ搭載のアコード2005年モデル。こいつは最高だ。妻は16年ものの古いトヨタに乗っていて、今の走行距離は3万マイル以上だ。」

「私の家族は以前、品質管理面で悪名高い1961年型のマーキュリーに乗っていた。
今は高品質で優れた動力性能を提供してくれる日産セントラに乗っている。
思うに、やがては東アジア勢が自動車市場を制圧し、ビッグ3をその支配下に置いてしまうのではないだろうか。
このコメントは「Bye, bye American Pie」と共に結びたいと思う。
アメリカは高品質なクルマの作り方などもう忘れてしまったのだろう。冴えなくて大食らいのクルマばかりが送り出されてくる。」

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