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2005/11/27

G大阪vs千葉(TV観戦)

2005 J1 第33節 結果(J's GOAL)

千葉は中盤に阿部、佐藤、坂本を並べた対フェルナンジーニョ&遠藤シフト。
ただし大宮と違って勝負を捨てた訳ではなく、4バックにして両SBに山岸と水野という前目で勝負する攻撃重視の選手を起用。
守備専業のDFは斎藤&ストヤノフの2人だけ。相手の攻撃はゴール正面で止めれば良しとする布陣。
対するG大阪は、FW以外大体いつもどおり。

G大阪vs千葉というと、去年のセカンドステージ優勝争いをしていたときにG大阪が慣れない4バックに挑戦したら自陣を蹂躙され、後半いつもの布陣に戻したら千葉陣内を蹂躙できるようになったものの前半の失点が響いてドロー、という試合を繰り広げた事があったが、今回はその逆。

千葉は布陣を変えた影響からか、ボールを持った選手が周りに味方がいるのかいないのか確認しないと判らない感じで、明らかに動きが鈍い。
フォーメーション上は2バックだったが、阿部、坂本の2人のうちどちらかがDFラインまで下がって3バックを作り出していた。
しかしG大阪は三木の後ろにフェルナンジーニョと寺田を並べた事実上の3トップのため、下手すると3対3という危険な状態に。
フェルナンジーニョはマンツーマン守備主体の千葉相手の方が、誰彼問わずにわらわらとのし掛かってこられた大宮と比べて明らかにやりやすそうで、しばしば中盤を破っていた。
また、Jリーグ初先発の寺田も思い切りのいいドリブルで千葉守備陣を翻弄。阿部やストヤノフを何度か抜いていたんだから大したものだ。前半27分くらいには、ストヤノフを抜いてゴール真ん前の三木にパスを出すという大チャンスを作り出していた。
坂本にぎりぎりで弾かれてしまったが。

千葉は攻撃も冴えなかった。
阿部、坂本がDFラインに入ると羽生やハースといったチャンスメーカーへ配球するゲームメイカーが中盤にいなくなってしまうので、必然的に前線がボールを貰いに下がってきてしまい、そうなるとせっかくフェルナンジーニョを抑えても遠藤や橋本がゴールに近い位置にいるうえ、さっきも書いたとおり千葉の選手の動きが鈍いので、セカンドボールをすぐ展開される。

そんな訳で、G大阪が圧倒。
ただし、ゴール前では千葉も人数をかけて踏ん張るので、そう簡単にPA内には侵入出来ず、出来ても前を向けない。
フェルナンジーニョがわざと狭いところに突っ込んでDFを引きつける、宮本から三木へロングボールを飛ばすなど、色々試行したが、結局、初シュートと呼べるのは19分を過ぎた辺りでCKから生まれた宮本のヘッド。如何にPA内で苦労していたかが判る。
だから先制点もセットプレーから。
遠藤のFKが直接決まるが、これはGK櫛野が後ろに倒れながらじゃないと抑えられないボールを蹴った技術の勝利。もうちょっと弱いボールだったら、前に倒れ込みながら抑えていたろう。
ところが直後に渡辺が阿部をPA内で倒してPK。
解説の宮沢ミシェルは「渡辺が気の毒」と言っていたが、それ以前にゴール直後にここまで阿部の侵入を許してしまった事の方が問題だと思う。
久々の先制で油断しすぎたか。
当然の事ながら阿部がこれを決め、千葉の動きがちょっと良くなる。
これをG大阪が押し戻したところで、ストヤノフがボールを奪い、いつものとおりにドリブルで上がっていってハースとワンツー。直後に左サイドを駆け上がってきた山岸へパス。これを山岸がノートラップで決めてしまい千葉が逆転。
これで千葉の動きが更に良くなり、お得意の左右へ大きな展開が見られるようになる。すぐにハーフタイムに入ってしまったのが恨めしいところか。

ハーフタイム直後のオシム語録。

NHKアナ「前半に関して出来るだけ具体的にコメントをお願いします」
オシム監督「何も出来てないよ、と言いました」
NHKアナ「・・・」
オシム監督「・・・」
NHKアナ「後半に臨んでは何を言いましたか」
オシム監督「もっと良いプレーをしなさい、と言いました」
NHKアナ「・・・」
オシム監督「・・・」

さすがに気の毒に思ったのか、「ここでは言い切れないくらい沢山の事を言いましたが」と前置きして、その後はちゃんとコメントしていた。
後半直後は前半終了間際の勢いを千葉がそのまま持ち込む。
巻がポストで楔パスを返してハースがドリブル、しかしシュートはゴールと反対方向へ曲がっていく。
阿部がパーフェクトなロングシュートを放つがこれは藤ヶ谷が弾く。ハースの反応が数秒早ければゴールになっていたろう。
さらにハースから出たパスを巻が倒れながら山岸へ、これがハースに戻ってスルーパス。しかし巻が外してしまう。
次はストヤノフとハースのコンビプレーからストヤノフがシュートするも藤ヶ谷が弾く。弾いたボールは千葉に渡り、またもやストヤノフがシュートするも今度は宮本がファインプレー。
これで千葉の時間帯は終了。
いや、羽生から山岸へクロス、水野から林へクロスってのが1回ずつくらいあったな。

直後にG大阪がCK。
ゴール前の混戦から山口がシュートするがこれは力が入りすぎてゴール右へ。
そしてハースが自ら申し出て林と交代。
裏取り人の林だが、今回はボールがあまり来ない事もあって、ひたすら前でのプレッシャー役。

G大阪はフェルナンジーニョ&寺田の斬り込み、フェルナンジーニョのロングシュート、橋本のロングシュート、松下のクロス、家長のシュートがオウンゴールを呼びかけるがポストギリで出てしまう、等々攻めに攻めるが千葉の奮闘の前に得点を奪えない。
松波が入り、シジクレイもトップに上がるが、山岸に替えて結城、羽生に替えて中島とデカいのを投入されて高さでは互角の勝負に持ち込まれる。

そして時間が経つに連れてフェルナンジーニョがコネ始め、これを狙っていたのか、結城の投入で少しはマークに専念出来るようになったのか、ストヤノフが黙々と「フェルナンジーニョ削除」を開始。林も「判った上でのカードゲット」ファールで徹底的に潰す。

結局、高さで敵わず、フィニッシャーを潰されるという前戦と同じ展開に持ち込まれてG大阪は首位から転落。

アラウージョという反則ゴールマシンとDFへの嫌がらせを旨とする大黒の不在に怨みは残るが、彼等が好調なときに千葉はしばらくベストメンバーを組めない時期があったことを考えれば、収支決算の帳尻を合わされたと言ったところか。
こんなに痺れる最終節が訪れるとは、初めての1シーズン制にしては上出来の結果だな。

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コメント

寺田は非常にいい動きをしていたように感じました。
やっぱ、ガンバユース出身は質が高いですね。

にしても、本当に凄い最終節になりましたね。
それでいて、最終節に上位5チームの直接対決が無いのも面白い。
なんでしょう、今Jリーグのゲームにハマっているのもあるのですが、久々にJが熱いです。

寺田は良かったですね。
試合を通して怖い存在でした。

優勝争いが白熱する一方で、降格争いが特にしのぎ合いって程でもなく終了しましたが、1シーズン制だけに崩壊度が大きいチームほど立て直すヒマが無かった、って事なんですかね。

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