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2005/10/12

入れ喰いのクルマ

東京モーターショー2005 事前情報 日産 フォーリア(CarView)

日産がコンセプトカーでコンパクトクーペを出せば、それがFFだろうとキャタピラだろうと輪ゴムで車輪を回そうと、各自動車雑誌は「シルビア後継」と呼ぶ。
こんな状況に日産もいい加減うんざりしたのか、撒き餌としか思えないコンセプトカーを出してきた。

こいつを撒き餌として常備しておくことで、そんなつもりで作った訳では全然無いコンセプトカーに、
「何でシルビア後継がFFなんだ」
とピントのずれたいちゃもんをかましてくる、各自動車雑誌の記者達をとりあえず煙に巻くつもりなのだろう。

あまりにも臆面のなさ過ぎる「RX-8のパクリ」という点も「撒き餌」感を増幅させる。

ただ、このクルマのコンセプトはいいところを付いていると思う。

「フォーリアは、オトナの男性・女性の選択眼に耐えうる上質さを追求して生まれた、新世代コンパクトクーペのコンセプトカーだ。」(文中から)

紹介されているコンセプトと、今現在のシルビアに抱かれているイメージは「断絶」という言葉が相応しいくらいに違いすぎるが、元々シルビアはスペシャルティカー、デートカー(恥)として企画された「お洒落なクルマ(更恥)」だった。

「スペシャルティカー」
この言葉に甘酸っぱい思い出が蘇る諸兄もいらっしゃるだろう。
そう、このコンセプトカー、自動車雑誌の記者だけでなく、そんなあなたに当てたものでもあるのだ、多分。
「クルマでモテる」幻想を抱けた時代の末尾を飾った世代であり、今や立派なオヤジとなったあなたをレトロヘルへと追い落とすための。
だから「オトナのための」コンパクトクーペなのであって、決して若者向けのものではないのだ。

もっとも、ヨーロッパでこの手の「クーペ」は余裕のあるオトナのセカンドカー、みたいな扱いらしいので、日本の市場が成熟してきた、という見方も出来るか。「成熟」じゃなくて「老成」かも知れないが。

「臆面のなさ過ぎるパクリ」故に商品化は有り得ないと思う訳だが、実は再来年くらいに新しいスカイラインのフロアを使って出します、となったら?
それならそれでいいじゃないですか、大兄。
トヨタもセリカとMR-Sを引き上げちゃう事だし。

もし、トヨタがコンパクトクーペ市場から撤退する事を見越したうえで、では実際に需要はどの程度のもんか、という調査も兼ねているということだったら、今の日産の商品企画部門(先行開発部門?)には相当な手練れがいるんだろうな。

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コメント

ぱっと見の印象は、初代シルビアですね。

http://gazoo.com/meishakan/meisha/shousai.asp?R_ID=789

トヨタ2000GT並みの希少車でありながら、ほとんど触れられる事の無い。

いい感じに、現代風にアレンジされていると思います。

各報道でもそういう指摘が多いようですね。(←見込み違いじゃん、自分)
広報用資料にでもそう書いてあったのかな。

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