« 1年遅れのニュース | トップページ | わざわざ宣言するまでもない »

2005/09/05

草津vs徳島

2005 J2 第30節 結果(J'sGOAL)

草津の左SB・チカはいい。
でかくて、速くて、強くて、上手い。
故障で長々出られなかった彼だが、草津がひたすら待った訳が分かる。
まあ、替わりを連れてくるような予算もなかったんだろうけど。
逆に言えば、チカがいないのに急造で4バックをこなそうとさせた序盤戦はなんだったのか、という気もする。

CBの斎藤、小川は対人に強いのでもともと3バックでも4バックでも使える。
だから草津のディフェンスラインはチカ待ちだったんだな、手塚監督的には。
右SBの依田(天皇杯で横浜FMを葬った男)は本職じゃないけど。

これによって中盤の構成も変化し、鳥居塚のワンボランチでトップ下に山口。そこに両翼として高須と佐田を置くブラジル流ダイヤモンド型4-4-2。

高須は前から結構イケていたが、序盤戦に強要されたサイドバック起用時、守備もこなす必要があるウイングバック起用時と比較してのびのびとプレーしていた。
守備力は大したこと無い、という事でもあるのだが。

「ボールを止める」という点でやや難のある佐田はちょっと微妙。良く動くがチャンスを潰す事も結構多い。寺田が帰ってくるまでのスタメンか。

パチンコの最大手・平和を地場産業として抱えながら確率変動とは無縁の2トップは御給と樹森。

そしてGKは岩丸。
技術的には難の少ない選手だと思うんだが、DFとの連携がいまいちで、DFと交錯したりしてたまにピンチを招いていた。

さて、ダースベイダーのテーマに乗って紹介されたアウェイの徳島だが、前半のキックオフはモノにし、これをロングパス1本でチャンスに結びつけ、草津DFが弾き返したところを更にもう1回、これも草津が何とか止める。

徳島の攻撃のエッセンスはこの1分間に凝縮されていた。
前が走って、そこへロングパス&ロングフィード。
またFWは積極的にプレスをかけて、相手DFのミスを誘う。

これが意味するのは「ゴールへ至る道はシンプルである事」。
見た目は面白くないが、これを90分間に渡って遂行。
徳島がたまに上位陣を喰うのは、この戦略が徹底されているからだろう。

ただ、徳島は戦略は徹底しているが戦術はそれほどでもなく、選手同士の連動性はあまり無い。
特に攻撃時には省略される事もある中盤に非連動性が顕著で、草津は鳥居塚のワンボランチで対応できていた。
という訳で、草津中盤が圧力をかけて徳島を自陣に押し込めるが、間隙を付いて徳島が逆襲する、という展開。
草津がゴールに至るまで1分かけるところを、徳島は20秒くらいでPAまで辿り着いてしまう感じか。

徳島の時間帯は前半20分くらいから。
21分に徳島がファールからフリーキック。これを岩丸がラッキーな形で止めて草津逆襲。ところが山口は今日は今ひとつでボールを持ってる内に潰されてしまい、徳島がすぐ逆襲。これを草津がファールで止めて徳島がまたFK。チカと岩丸が交錯するという危なっかしい守備ながらここでも岩丸は幸運に恵まれて何とか止めて、徳島コーナーキック。これもゴール真ん前から放たれたシュートがたまたま岩丸の腹に収まるという幸運が舞い降りてなんとか失点せずに済んだ。
さらにチカのトラップミスを突かれてまたもや徳島カウンター。これは普通に岩丸が止めたが、その後3分もしないうちにまたもや徳島FWが抜けだしていく。これは斎藤がマンマークで付いて鳥居塚の救援まで耐えて見せた。

こうして徳島の波状攻撃をしのいだ辺りからチカと高須が躍動。

まず小川からパスを受けたチカがドリブルで一気にゴール付近まで到達して樹森へ。
次は高須からチカがパスを受け素早くクロス、これが御給の頭にピンポイントで合って草津先制。
再びチカがドリブルで上がって樹森へ、これがクロスとなって御給は外す。
今度は高須&山口のワンツーで抜け出して山口がクロス。
さらに高須とチカのワンツーで樹森へ。
こんどはゴールの再現テープのようにチカから直接御給へ。
この2人は関係なかったが、鳥居塚の捌きが依田に渡ってクロス。これはPA内に侵入した佐田(?)が転けてゴールならず。

、、、、てな感じで、手塚監督の理想であろうサイドからのクロス&斬り込みが次々と実現していったが、ゴールに繋がったのは1度だけ。
面白いけど哀しいなあ。

こうして草津が圧倒した前半は、ロスタイムゼロで終了した。

御給はやっと本来の電柱扱いして貰えて嬉しかったろうが、電柱&抜け出し屋の組み合わせの場合、パートナーの小さくてすばしっこいのが得点を決めまくるもんだが、、、。

後半も草津は勢いをそのまま持ち込み、チカ&高須を起点に波状攻撃。
相変わらずのサイド突破、中央斬り込みで徳島守備陣を圧倒するものの、得点までは至らず。
どうも前半岩丸に付いていた守備の神が徳島GKに付いてしまったようで、特に28分くらい、CKから完全にGKの逆を付いたシュートが徳島ゴールへ向かうが、なんとそこにDFがいて弾かれてしまうという信じられない展開。

こういう風にチャンスをフイにしていると幸運の女神も逃げてしまうものだが、35分過ぎに完全に徳島FWに抜け出され、オフサイドに救われた辺りから、チカが上がらなくなってしまい、お陰で徳島のカウンターが冴えを見せ始める。

さらに樹森に替わって投入された吉本が無駄なミドルシュートで相手に時間を与えてしまったり、山口も無駄にボールを持って、相手の逆襲の起点にされてしまうなど、草津の攻撃がやや噛み合わなくなる。

もともと中盤なんか無いようなサッカーをしている徳島だけに、スペースがら空きになる時間帯の打ち合いならばお手の物。

「諦めてくれ〜、徳島」
という草津サポの悲鳴が上がる中、なんとか草津が逃げ切った。

今回は草津の理想型とも言える攻撃が見られたのだと思うが、これは相手が徳島故か。
そのせいか、改めてちょっとばかし足を引っ張る選手も見え隠れし始めたので、そろそろ生え抜きの取捨が始まってしまうだろうな。

山口があんまり冴えない昨今、そろそろ大谷(元FC東京)の出番かなあ。サテライト戦には出ているらしいが、、、奴はボランチか、、、あ、サイドバックも出来るか。

(9/5訂正・チカは右でなくて左。幼稚園児でも間違えないぞ、自分←恥)

« 1年遅れのニュース | トップページ | わざわざ宣言するまでもない »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47427/5790363

この記事へのトラックバック一覧です: 草津vs徳島:

« 1年遅れのニュース | トップページ | わざわざ宣言するまでもない »

2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

Googleサイト内検索

観戦、旅行、その他諸々

フォト