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2005/07/25

一番好きな漫画家だったかも

文筆家の杉浦日向子さん死去 江戸風俗研究・漫画で活躍(asahi.com)

浮世離れしていた人が、本当に浮き世から離れてしまった。

個人的に好きな作品は合葬(Amazon)だなあ。

自分と繋がっているとは感じられない過去・江戸時代をノスタルジックに描く事が出来た数少ない人だったと思う。
作者本人が「江戸時代に生きたい」というよりも「これは滅び去った時代、滅び去った価値観」と自覚していた故か、どの作品にも江戸情緒だけじゃなく、そこはかとなく死や滅びの匂いが漂っていて、それが独特の浮遊感に繋がっていた。

それがもう味わえないのかなあ、と思うと少し寂しい。
本人は「隠居」していたけど、生きていたらまた描いたかも知れないし。

ちなみに紹介した「合葬」は、江戸という時代とともに滅んでゆく文化、価値観を彰義隊の敗北と重ね合わせている話なので、レオーネやペキンパーが描いた「滅びゆく西部」ものに感触が近い。
日本の映画界ではこういう時代劇を作らなかったから、余計に印象的。
ラストサムライなんかで感動しないでくれよ、と言いたい。

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