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2005/05/22

草津vs京都

ThaSpa20050521_012005 J2 第13節 結果(J's GOAL)

トラックバックして貰った横浜FCサポのブログでは「最下位にも勝てない」と嘆いていたが、飛車角落ちだったとはいえ横浜FMに勝った事もあるクラブなんだから、メンバーさえ揃えばそれなりに勝負できる潜在能力は元々あった。

ところが、怪我人も戻ってメンバーがそれなりに揃っても、一向に勝てる気配、というと言い過ぎか、チームとしてどうしたいのかという方向性が見えなかった。
結局、第1クールにおけるチーム作りは失敗した、という結論になる。
そんな訳で、前回の横浜FC戦が本当の意味での開幕戦だったのかも知れない。
「NO MORE くそゲー」の横断幕もなくなっていたし。

さて、上手くいった前戦がたまたまだったのか、必然だったのかということを確認するのに絶好の機会となった今回。
J2最強のチームを相手にどのような試合が出来るかで、第2クールにおける期待値が変わってくる。

開始直後、小田島が味方ゴール前でファールしてしまいいきなりピンチ。
難を逃れたあとの小島のパントキックは相変わらず飛ばない、、、と思ったが、どうもFW佐藤めがけてのキックであるらしいことが、試合の中で判明。
佐藤が落とす、鳥居塚が拾って繋ぐ、樹森か山崎辺りに繋がるとチャンスになる、といった具合。
そう、チャンスが作れるようになっていた。第1クールではやるべき仕事が分からずに選手がピッチを右往左往していたチームとは思えないことに。

今回、素人目にもゲームプランがはっきりしていた。

フォーメーションとしてはフラットな3ライン4−4−2の京都に対して3−4−3。
DFは小川と籾谷がそれぞれ京都FWパウリーニョとアレモンをマークし、小田島がスイーパー。
MFは鳥居塚がDF前フィルター兼リンクマン、相手ゲームメーカーのマーカーは小久保が勤める。寺田、山崎がサイドを勤めるのはいつもどおり。
FWの3人は基本的にポストが佐藤、樹森がサイドに張りながら自由に動き回るチャンスメーカー、吉本が、、、、今ひとつはっきりしない(笑)。
この2人が落としたボールを樹森が拾う感じ。

DFラインは高め。草津の意図的なオフサイドトラップを見たのは初めてかも。(笑)
コンパクトスペースの中、MFが相手より1人多いフォーメーションということを生かして中盤のスペースを潰す。その上で1人1人がマークを厭わず、相手MFがボールを持って前を向けないようにする。

途中、京都DFが中盤にパス出しする相手を見つけられず、ひたすらDF同士でボール回しをするシーンが何度か見られた。京都の中盤を無力化するんだから大したもんだ。
隣のおじさんは「時間稼ぎすんな〜」とやじっていたが。

中盤組み立てを分断された京都はロングボールに活路を見いだそうとして、パウリーニョ、アレモンめがけて放り込みを開始するが、それぞれをマークしている小川、籾谷がはじき返す。
特に小川の出来が良く、はじき返すだけでなく鳥居塚辺りが拾えるパスとすることで、中盤組み立て、ひいては攻撃の組み立てにも参加していた。

さらに高いDFラインはDFの攻撃参加も可能にする。
20分頃に籾谷がゴール前まで進出し、成就ならなかったもののシュート寸前まで行ったのがその象徴。

いい感じで試合を進めていた草津だが、一瞬一瞬のプレースピードなら京都の選手が勝る。
ときたま中盤にスペースが空いた瞬間、あるいはマークを忘れた瞬間、シュートまで持って行かれてしまう。
気温が上がったせいか(笑)、小島の動きが良くなっていたのは幸いだった。

プレースピードの差、といったが、具体的にいうと草津の選手が1回止めるボールを京都の選手であれば止めずにそのまま捌ける、といった感じ。
京都の選手と似たようなレベルのプレーをこなせるのが樹森と鳥居塚で、この2人がチームの「背骨」と化すのもやむ無しか。

従って、草津は京都に一瞬のスペースも余裕も与えてはいけないわけで、それを与えてしまった35分、京都MF美尾が起点になってアレモンが見事なバイシクルシュートで先制。

その後、京都の時間稼ぎモードがしばらく続いて前半終了。

ハーフタイム終了後、選手登場時にサポから「諦めるな!」と声援が飛ぶ。
普通、諦める諦めない以前の時間帯だが、諦めが早かったからなあ、これまで。

後半開始直後、アレモンへのパスを籾谷が奪おうとして空振りしてしまいピンチを招くというシーンがあり、その後しばらく籾谷の動きが悪くなる。
小川が1人でパウリーニョを潰しているんだから、籾谷も1人で何とかして欲しいところだが、たまにマークをずらしてしまったり、小田島へマークを受け渡そうとして失敗したり、前半のバイシクルシュートも影響したんだろうか。
「もみ〜、最後まで見ろ!」というヤジにも納得。

後半のゲーム運びも変わらない。
疲れてスペースが空く瞬間が多少増え、それにつれてピンチの数も増えたが、京都の選手も疲れているのでそれほど大きな差にはならない。
そして16分、前回、横浜FCサポに「あ、外人もいるんだ」と言われてしまったスーパーサブ酒井投入。
しかし、草津の攻撃って右サイドからばっかりだなあ。樹森が右サイドに流れるから余計に。

20分、その右サイドから草津に決定的なチャンスが訪れる。
PA右隅直前で佐藤が倒されフリーキック。
ここで、草津サポが苦笑しながら「誰が蹴るんだよ」と一言。
山口いないからなあ。

結局これを生かし切れず、京都は美尾に替えて、小島のかつての同僚中払登場。
サイドの守備強化か?

これはさほど差の出る交替でもなかったが、アレモンに替えて高さのある田原登場。
籾谷対田原だと田原を止められない。
小島のファインセーブが何度かピンチを救うが、田原自身が「前から守備」するタイプでもないので助かっている感じ。
もっとも、京都のFWってパウリーニョもアレモンも守備はしないが。

結局、FWの質の差が明暗を分けた。
後半になって吉本に何度かボールが渡るものの、トラップミス、ふかす、取られるのオンパレード。その上、がんばりどころの残り10分くらいには完全に足が止まってしまう。
吉本がまともにシュートを撃ったのは後半15分くらいのミドルシュートくらいで、下手するとカウンターの起点にされていた。

草津は寺田に替えて依田を投入し、さらに攻める姿勢を見せるが、無念にも樹森が負傷したらしく堺と交替。
カウンターも含めた攻撃の起点でもあった彼の退場は痛すぎた。

TheSpa20050521_02草津はパワープレーが増えてしまい、こうなると京都の思うつぼ。
田原がダメ押し、セットプレーから画に描いたようなパウリーニョのスピードカウンター。これを慌てて駆けつけた草津の選手がPA内で倒してしまいPK。
PKが決まった直後に試合は終了した。

試合内容からは想像も付かない点差が付いてしまったが、内容は良かった。
と、チームも国民も考えてしまうからオランダ代表は栄冠に届かない、なんてエピソードもあるが。

また、内容が良くなったからこそ、弱点もはっきり見えてくる。
まずFW。
本来シャドーストライカーの樹森が現FWの2人を上回るポストプレーを見せてしまったときは、複雑なものがあった。
とはいうものの、佐藤は削られる事を厭わないのでテクニックの面では仕方ないにしろ、ポスト役はちゃんと務めている。
ポスト・佐藤、シャドー・樹森。
では吉本は?
どうも1人違う場所でいつもプレーしているような気がする。
ここにいればなあ、というところでいるのは樹森だし。

そしてセットプレー。
山口がいないと工夫して蹴る事が出来る選手がいない。
さらに、ファーに人がいないなど、アイデアも足りない。

あとはCBか。
齋藤って高い奴に強いのかなあ。

セットプレーは練習で何とかなる。
FWとCBは怪我人が帰ってくればどうにかなる、、、かもしれない。
とすれば、監督がこだわりを見せて迷走しまくった第1クールに比べると、遙かに先の展望が見えるようになった。

心配なのは樹森の怪我。
軽ければいいんだが。

柱谷監督は太ったなあ。

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