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2005/01/29

日本vsカザフスタン

日本、カザフスタンに快勝! 05年の初戦を勝利で飾る(スポナビ)

自分が漠然と考える「日本代表サッカースタイル」というと、「ショートパス主体のつなぎでボールを前に運び、奪われたら人数をかけて奪い返す。そのためDFラインはある程度高くする」てなもんか。
この辺は「ワーワーサッカー」の一言で言い尽くされている。

「サッカーの伝道師」を名乗ったトルシエも、日本の実情に合わせて自分のサッカーに変更を加えていったら、結局上記条件を満たすチームを作り上げて本番に臨むことになった。

結局、トルシエが、ジーコが、という問題じゃなく、日本サッカーの特色を追求するとこういうサッカーに収まってしまうということであれば、これが「日本代表のサッカースタイル」なんだと思う。

で、今回のカザフスタン戦。
これまでずっと「急造」の香りを漂わせ、一部の選手が入れ替わるとサッカースタイルが変わってしまう、ということを繰り返していたジーコジャバンがやっと「チーム」としての動きを見せ始めた。
ショートパス、人数をかけたプレス、高めのDFラインで。

具体的に言うと、ボールを持った選手が「味方はどこかな?」と立ち止まって周りを見回すことなく、ワンタッチでボールを運んでいく事が出来るようになっていた。
中盤ではボールを奪われると「それっ」と、躊躇無く人数をかけてボールを持った敵を取り囲んでいた。

長期集中合宿の成果もあるだろうが、ジーコの中で「自分の理想とするサッカー」と「このチームに実行させるサッカー」との間で摺り合わせ済んだ、あるいはこの2つを分けて考えられるようになった、という事かも知れない。
要するにチームの方向性が明確になった訳で、そうなれば合宿の成果も挙がるというもの。
その方向性が「日本代表のサッカースタイル」に帰結しているということであれば、一部でよく言われた「日本サッカーにスタイルはない」という結論は誤っていることになる。

この根幹を変えずに、ジーコ自身が理想とする部分を少しずつ調味料として加えていけば「ジーコジャパン」というチームができあがるんだと思う。
実現は来年のオフシーズンの長期合宿明けかも知れないけれど。

フリーキックの精度一つとってもレベルが高いとは言えない相手、という条件があったから「チーム」としての動きを実現できていた、という考えもあるだろうが、去年はその程度の相手でも「個人能力で何とか打開」ばっかりだったからなあ。

ところで「トルシエの理想とするサッカー」が何かということは、今後のマルセイユを見ていけば分かると思う。予算の制約はあるけれど、国籍の制約はなく、チームとしては「大きな変革」を求めている、という条件があるだけにトルシエが理想とするサッカーを追求できるだろうから。

元相方の山本監督は予算の制約さえもない、というのは日本に生まれて良かった、という事なのか、人生やっぱり人間関係、という事なのか。
「理想のサッカー」を追求するには恵まれた環境に置かれている山本監督。ただ、この人が理想とするサッカーはU-23の指導を見てきた今もよく分からない。
備忘録」には「トルシエはこうだけど、自分はこう思う」という記述ばかりで「理想のチームはこれ」という具体的な全体像までは言及がなかった。「個人の能力を生かしたい」ということは漠然と漂っているけれど、そのわりには代表にも磐田にも犠牲になっている選手が結構いるし。

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