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2004/12/12

浦和vs横浜(TV観戦)

第1戦の浦和の反省点は、
前戦からプレスをかけよう
奥をちゃんと抑えよう
DFラインをちゃんと上げよう
てなところか。
言葉だけなく、あえて田中達を外して中盤を厚くすることでプレスをかけやすくするなどの対策も施した。

これが完全に功奏。
中盤で横浜の選手がボールを持つと一瞬にして浦和が3人で取り囲むという象徴的なシーンが見られたが、前半30分くらいまではず〜っとこんな具合で、浦和の方が2〜3人多く入っているんじゃないかと錯覚を起こしそうなくらいに中盤を制圧。

特にトップ下に入った山田が、飛び出しをあえて抑えて守備の仕事を積極的に行うことにより、後ろに控える長谷部の飛び出しを引き出す、というキャプテンらしい地味だが効果的な仕事を黙々とこなしていた。

元々「カウンターで1点」を狙う横浜ではあるものの、今回はDF陣も落ち着いてボールを持てないので、前戦で効果的だったロングボール攻撃も発動できない。

とはいうものの、ロングボール攻撃が発動しても行き着く先は、坂田&清水&奥。
奥はともかく、残りの二人は飛び出し、抜けだしは優れているものの、闘莉王&ネネ&アルパイとマッチアップしてボールをキープできるような選手ではない。
キープできなければ後ろの選手も上がれない。
この辺が前戦で分かってしまったので、浦和DF陣は怖がることなく高い位置にまで進出できたのかも知れない。

そんなわけで横浜の選手はコンパクトフィールドのなかに押し込められ、やっと抜け出しても1対1で何とかすることが難しいDFが待ち受けるという、地獄のような状況に陥ってしまった。

前半残り10分くらいになると、多少はドゥトラが上がれるようになって、横浜にもいくらかチャンスが生まれるが、これは浦和のプレスがやや甘くなったからで「横浜の時間帯」という程でもなかった。

しかし横浜の守備は崩れない。
前戦と変わることなく、落ち着いたラインコントロールとエメルソンに対する徹底マークというインポッシブル度の高いミッションを黙々と続ける。
はじき返したボールは浦和に拾われるが、すぐシュートされるという状況は作らせない。

後半、「頼りにならない兄貴」キャラを持つ中西が、エメルソンのカウンターを止めきれずにレッドカードを貰い、さらにフリーキックで先制点を取られるという、本来なら横浜が狙っていた得点方法を遂行されるが、横浜は崩れない。

浦和は「プレスが甘い時間帯があった」という反省からか、後半、延長戦とひたすら猛ダッシュ。
途中から流石に中盤プレスもなくなるが、中西退場後の横浜が中盤の叩き合いを放棄してしまったので問題なし。そんなスカスカの中盤を永井がドリブルで駆け抜ける。
それでも最後は横浜の壁が止めてしまう。

結局、横浜の優れて組織された守備が浦和攻撃陣を抑えきってしまうが、これをもって「組織は個に勝る」とはもちろん言えない。
エメルソンをマークするのは誰でも出来るが、マークしてファールせずに止めるところまでの仕事が出来たのは中澤、松田だからだろう。
実際、ラッキーボーイ河合がエメルソンを止めるときはファールが多かった。

「横浜の経験が勝った」とは言えると思う。
勝負を決めたPK戦。
試合終了直前にエメルソンが退場になるという不運もあったが、浦和の選手が力を込めて蹴っているのに対し、横浜の選手はみんな余裕を持って山岸の動きを確認しながら柔らかいシュートを決めていた。
特に勝負を決したドゥトラの緩いシュート。
この最後のチャンピオンシップを制した横浜の戦いぶりを象徴するかのようなPKだったと思う。

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