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2004/09/18

浦和vs新潟(TV観戦)

アリーゴ・サッキがイタリア代表監督だったとき、ロベルト・バッジオに
「君のような優秀な選手が20mしか走らないのはもったいない。40m走れば、もっとチームに貢献できる」
と言ったと自分で言っていた。
バッジオがなんと答えたかはその記事には載っていなかったので、どのような反応があったのかは分からないけれど、組織の鬼のように言われるサッキが「ファンタジスタは言うことを聞かないから嫌いだ」という単純な組織優先型監督じゃないことが分かるエピソードだ。

今のレッズはまさにこの通りのチームで、ボールを持たせりゃすぐに点を決めそうな連中が、「ボールをよこせ」と相手DFに詰め寄っていく。
まともにボールが持てない上、焦って前に放り込むときの強力アイテム・オゼアスもいない新潟DFは完全にパニクったようで、手近の味方にとりあえず繋ごうとして逆にゴールに近い位置で奪われて、更にピンチを招く、という悪循環に陥ってしまった。

とりあえず守備に人数をかけていたので、流れの中からのゴールは何とか防いでいたものの、枠から外れた相手のクロスをわざわざ味方ゴールに蹴りこんでいたりしたのは、やっぱり平常心を失っていたからだろう。
まあ、新潟はセットプレーの守備は元々苦手みたいだけど。

新潟の3トップ、オゼアス、エジミウソン、フェルナンジーニョは、それぞれ電柱、チャンスメイカー、斬り込み隊長と役割分担が出来ているために強力なわけだが、オゼアスの控えだけがいない。
エジミウソンとフェルナンジーニョが低い位置まで下がってボールを受けるものの、浦和の中盤とDFはこの2人を徹底的に潰すことで新潟の攻撃の芽を摘んでしまった。
後半、いくらか浦和のペースが落ちて、ボールを持てるようになった2人が何とかゴール前まで持って行ってしまったのは流石。
山田が焦ってエジミウソンを倒してしまったわけも分かる。

浦和は完璧。
前線(含エメルソン)からがんがんプレッシャーをかけて高い位置でボールを奪い取ってゴールへ一直線。
DFが3人揃って攻撃参加が得意なためにかなり高い位置まで張るので、結果的に相手を大変狭い地域に押し込んでしまい、怖い2人がボールを持ってもすぐに3〜4人が駆けつけて潰してしまえる。
見ていてもスピーディで大変面白いので、監督交代は成功だったんだな。。。これって京都でエンゲルスがやってたサッカーだった気もするが。
とはいうものの、実行に移す決定権を持つのは監督なわけで、守護聖人ブッフバルトが率いるチームが面白くて強いんだから、浦和サポにしてみれば最高だろう。

「(今は無き)Nボックス」「走る市原」に続いて、生で見たいクラブがまた増えた。
鹿島、磐田二強時代に「強いクラブはある程度固まってしまった」と言われていたJリーグだけど、浦和とか市原の下克上ぶりを見ると、まだまだ硬直化はしていないね。

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